特定非営利活動法人 日本医療政策機構(代表理事:黒川清)は、2023年3月24日よりプラネタリーヘルス・アライアンス(PHA: Planetary Health Alliance)に正式加盟しました。本アライアンスは、世界中の300以上の大学、非政府組織、研究所、政府機関が参加する、地球規模の環境変化とそれがもたらす健康への影響を理解し、解決することに専念するコンソーシアムです。
当機構は、地球上の環境変化が私たちの健康に与える影響について、「プラネタリーヘルス」という視点で取り組んでいます。このために、マルチステークホルダーと協力し、現状の課題を整理し、次のアクションを取りまとめる試みに取り組んでいます。また、本アライアンスへの加盟は、この取り組みの一環であり、国内外で活動する団体とも連携しながら取り組んでいきます。
日本医療政策機構とは
日本医療政策機構(HGPI: Health and Global Policy Institute)は、2004年に設立された非営利、独立、超党派の民間の医療政策シンクタンク。市民主体の医療政策を実現すべく、中立的なシンクタンクとして、幅広いステークホルダーを結集し、社会に政策の選択肢を提供している。特定の政党、団体の立場にとらわれず、独立性を堅持し、フェアで健やかな社会を実現するために、将来を見据えた幅広い観点から、新しいアイデアや価値観を提供している。日本国内はもとより、世界に向けても有効な医療政策の選択肢を提示し、地球規模の健康・医療課題を解決すべく、活動している。当機構の活動は国際的にも評価されており、米国ペンシルベニア大学のローダー・インスティテュート発表の「世界のシンクタンクランキング報告書」における「国内医療政策」部門で世界2位、「国際保健政策」部門で世界3位に選出されている(2021年1月時点(最新データ)。
プラネタリーヘルス・アライアンス(PHA)とは
プラネタリーヘルス・アライアンス(PHA)は、地球環境の変化が人間の健康に及ぼす影響を理解し、対処することを目的としたグローバルなコンソーシアムです。本アライアンスは、セクター、世代、地域、分野を超えたプラネタリーヘルスコミュニティの発展を支援しています。また、新しい研究・教育資料の普及と、現在および将来のプラネタリーヘルス実践者のための教育と訓練を促進することで、プラネタリーヘルス分野の急速な成長をサポートしています。さらに、市民社会、民間企業、政府への働きかけを通じて、プラネタリーヘルスの概念を主流化することを目指しています。