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投稿日:2023年10月16日投稿者:自然科学研究機構

生理学研究所・社会連携トレーニングコース:受講者募集(2024年1~3月開催)

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自然科学研究機構生理学研究所では2022年度より企業研究者の方を対象とした社会連携トレーニングコース】を実施しています。社会連携トレーニングコースでは、世界トップレベルの研究を推進する研究者が自ら、その専門領域の研究技術をレクチャーします。信頼性の高い研究成果を得るためには、適切な方法で研究を行うことや結果を正しく解釈することが必要です。

現在、2023年度(2024年1~3月開催)の受講者を募集しています。
詳細は生理学研究所のホームページをご覧ください。

また、生理学研究所の社会連携トレーニングコースでは企業研究者の方からのニーズを随時募集しています。実際に企業研究者の方のお声をきっかけに開催決定したコースが複数ございます。「こんなコースがあった参加したい」「こういう技術を教えてほしい」「こういうことはできないかな?」といったお声がありましたら、ぜひお問い合わせください。

私たちはこの社会連携トレーニングコースを通して、生理学領域における産業界の研究力強化の一端を担っていくことを目指しています。

募集期間
~ 2023年 12月31日 (日)

会場
生理学研究所(愛知県岡崎市)

詳細・参加申込

(外部サイトが開きます)

概要

コース一覧
・ マウス基本的実験手技、マウス行動解析、 マウス・サルの覚醒下神経活動記録
・In vitro 発現系を用いたイオンチャネル・受容体の機能解析
・スライスパッチクランプ法を用いた神経活動・シナプス・回路解析
・パッチクランプ法を用いた温度感受性TRPチャネル解析

受講料
1日1人 25,000円(税込)
※日数はコースごとに異なります。

アクセス
名古屋鉄道「東岡崎駅」下車
徒歩約7分(明大寺地区)、徒歩約20分(山手地区) 
  「豊橋駅」 ―(特急で約20分)―「東岡崎駅」
 「名古屋駅」―(特急で約30分)―「東岡崎駅」

コース紹介

コース名 内容

コース
マウス基本的実験手技、マウス行動解析、 マウス・サルの覚醒下神経活動記録

日程 : 2024年1月22日(月)~ 1月26日(金)
 ※1日のみの参加OK、項目ごとの参加OK

場所 : 自然科学研究機構 生理学研究所(山手地区、明大寺地区)
概要
本実習コースでは受講者のニーズに合わせて選択可能な 「マウス基本的実験手技」 「マウス行動解析」 「マウス・サルの覚醒下神経活動記録」 という3つの項目について実習を行います。1日目は「マウス基本的手技」の実習を行います。15の実験手技の中から、受講者の希望を事前に伺い、実習内容をカスタマイズします。既にマウス実験を行っている方にとっても、新しい手技を身につけたり、現在使用している手技を確認・見直す機会としてご利用いただけます。2日目と3日目は、遺伝子改変や薬物投与の影響を調べるために欠かすことのできない「マウス行動解析」について、基礎的な実習を行います。受講者の希望の多い行動解析を実習に加える、あるいは組み換えることも可能です。4日目と5日目は「マウス・サルの覚醒下神経活動記録」の実習を行います。マウスについては、覚醒下で神経活動を記録するための頭部固定器具の装着手術と、神経活動記録実習を行います。サルについては、覚醒下の個体から神経活動を記録する実習を行います。マウスのみ、サルのみの参加も可能です。また、電気刺激や薬剤局所投与の方法、記録電極・刺激電極の作製、光遺伝学・化学遺伝学実験について学びたいなど、受講者の希望に個別に対応することも可能です。

コース
In vitro発現系を用いたイオンチャネル・受容体の機能解析

日程 : 2024年1月23日(火)~1月26日(金)
場所 : 自然科学研究機構 生理学研究所(明大寺地区)
概要 イオンチャネル・チャネル型受容体・代謝型受容体等の膜機能蛋白を、アフリカツメガエル卵母細胞、HEK293細胞等のin vitro発現系を用いて発現させ、その分子機能と細胞応答を、2本刺し膜電位固定法、パッチクランプ法、細胞内Ca2+イメージング法、FRET法に基づいた分子プローブによるcAMP解析法などにより記録するトレーニングを行います。データの解析法や実験の統合的な進め方についてのトレーニングも行います。少人数制とし、マンツーマンに近い形での指導を行う予定です。電気生理学の初心者、分子生物学の初心者も歓迎し、各自の希望に沿えるよう、可能な範囲で個別対応も行います。

コース
スライスパッチクランプ法を用いた神経活動・シナプス・回路解析

日程 : 2024年1月~2月 
 ※申込状況に応じて日程を調整します。
 ※日数は2~4日間を予定しています。

場所 : 自然科学研究機構 生理学研究所(山手地区)
概要
電気生理学的手法は、脳神経系の細胞の活動を高い時間分解能で解析することができる優れた実験技術です。本コースを担当する時系列細胞現象解析室では、「三者間シナプスの情報処理機構」と「神経回路の活動制御機構」をテーマとした電気生理学実験を進めています。「三者間シナプスの情報処理機構」をテーマとした研究では、三者間シナプスの概念に基づき、神経伝達物質輸送体に着目し、神経情報処理システムの分子細胞基盤の解明を目指しています。 また、遺伝子改変病態モデル動物の解析による脳神経疾患の発症機序の追究、電気生理学、組織学、薬理学など基本的な実験手法に加えて、光解除性物質をはじめとする最新技術の導入を進めています。「神経回路の活動制御機構」をテーマとした研究では、主に運動を制御する大脳皮質や基底核において、電気生理学的手法、神経細胞・回路モデルによるシミュレーション解析、行動解析等を用いることで、機能と関連した神経回路を同定し、局所神経回路や脳部位間の活動制御機構を明らかにすることを目指しています。本コースでは、パッチクランプ実験の原理を理解すると共に、スライスパッチクランプ法を自身の研究目的に即して実際に適用できるようになることを目標とした実習を行います。実習内容の詳細は、受講者が決まってから別途打ち合わせを行って調整していきます。

コース
パッチクランプ法を用いた温度感受性TRPチャネル解析

日程 : 2024年1月〜3月
 
※申込状況に応じて日程を調整します。
 ※日数は2〜3日間を予定しています。

場所 :自然科学研究機構 生理学研究所(山手地区)
概要 本コースでは、パッチクランプ全細胞記録法によってイオンチャネルの温度による活性化電流記録を学びます。非選択性陽イオンチャネルで高いCa2+透過性を有する温度感受性TRPチャネルの機能解析を行います。温度感受性TRPチャネル(主にカプサイシン受容体TRPV1とメントール受容体TRPM8)を強制発現させたHEK293細胞を用いて化学物質刺激と温度刺激による電流活性化をパッチクランプ法によって観察し、電気生理学的特性を比較します。電流と温度情報を同時に取り込み、Arrhenius plotを作成して活性化温度閾値を求めます。

お問い合わせ先

生理学研究所 研究力強化戦略室 産学連携担当 E-mail:nips-sangaku★(★部分に @nips.ac.jp を入力してください)

募集期間
~ 2023年 12月31日 (日)

会場
生理学研究所(愛知県岡崎市)

詳細・参加申込

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