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人と情報の交流掲示板
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投稿日:2023年12月18日投稿者:株式会社富士経済

富士経済:ライフサイエンス ニュースレポート No.1 「急拡大するバイオ市場 日米欧比較」

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 このたび富士経済ライフサイエンス事業部では、"LINK-J 人と情報の交流掲示板"にてライフサイエンス分野における注目されるマーケット情報などを発信する「富士経済:ライフサイエンス ニュースレポート」をご案内していきます。

 今回は第一弾企画として日本、アメリカ、ヨーロッパのバイオ市場を比較した「急拡大するバイオ市場 日米欧比較」を発信します。また本レポートはサマリー版となりますので、ご興味ある方は詳細版をお送りします。弊社お問い合わせフォームにおいて弊社担当者「竹村」とお問い合わせ内容に「ライフサイエンスレポート No.1の詳細版を希望」と明記のうえ送付をお願いいたします。

富士経済お問い合わせ→https://www.fuji-keizai.co.jp/contact/contact.html

※日本語・外国語に問わず、いかなる形式でも本データの一部もしくは全部の複製、転載、複写をお断りします。

バイオ市場:医薬品

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  • 抗体医薬は全体として縮小傾向にあるが抗体薬物複合体(ADC)、バイスペシフィック抗体等の新規製品によって今後の伸びが期待出来る市場である。米国・欧州市場はがん患者も多いことから2023年見込で米国は日本の8倍弱、欧州は2.7倍の市場となっている。
  • ペプチド医薬品は抗体医薬に比べ、製造コストが安価で経口投与が可能なため開発が進んでいる。
  • 新規の製品が多い欧米の市場が大きく今後の伸びも開発品が多い欧米が高い。
  • 核酸医薬品は欧米では市場が形成されているが、日本ではまだ市場形成期であるため、日本の市場の伸び率は高くなっている。しかし日本の市場規模は小さく、2023年で米国は日本の18倍強、欧州は6倍強となっている。

バイオ市場:再生医療製品

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  • 組織培養移植市場は皮膚、角膜、関節、心疾患分野がメイン市場である。
  • 日本は2020年15億円→2030年43億円。欧米は他家組織の構成比が高いこと、開発品目が多いため、大きな市場となっている。
  • 細胞製剤は主に間葉系幹細胞を使用した細胞製剤とCAR-TおよびCAR-NK細胞治療薬、TCR-T細胞治療薬の市場で、CAR-T細胞治療薬の登場によって市場は急拡大。
  • 欧米は日本に比べ免疫細胞の製品数が多く巨大市場となっている。日本は2020年50億円→2030年48億円。

バイオ市場:診断

図3.png

  • がんゲノムプロファイリング検査(プレシジョン・メディシン)はがん遺伝子を解析する検査でテラーメード医療として普及しつつある検査である。
  • 特に米国は民間保険がメインのため、効率的な薬剤使用の可能ながんゲノムプロファイリング検査のニーズは高く今後も大きな伸びが期待出来る。
  • NIPT(新型出生前診断)は胎児の遺伝子異常のリスクを判定する非侵襲的検査でグローバルでは広く普及しており、欧米では倫理的な問題は大きくないこと、出生数が増加傾向にあるため、今後も年率15%程度の伸びが期待出来る。

バイオ市場:研究支援

図4.png

  • 次世代シーケンサーは高速化、試薬コストが安価になったこと、臨床応用への普及によって市場は大幅に拡大。欧米市場は開発・品質管理ニーズの高いバイオ医薬品市場、臨床応用の市場が大きいため、市場の伸びが大きくなっている。
  • セルイメージングシステムは細胞の基礎研究、再生医療研究に加え、創薬のハイコンテントスクリーニングのニーズの増加によって市場は伸びている。
  • 質量分析装置(LCMS)は基礎研究、バイオ医薬品の創薬、品質管理、環境検査等に使用されている分析機器で、特にバイオ医薬品の創薬・品質管理分野の市場が伸びている。

お問い合わせ先

株式会社富士経済 ライフサイエンス事業部 / 広報部 東京オフィス:東京都中央区日本橋三丁目9番1号日本橋三丁目スクエア TEL:03-3241-3480 大阪オフィス:大阪市中央区高麗橋三丁目3番11号 淀屋橋フレックスタワー TEL:06-6228-2020 E-mail:info@fuji-keizai.co.jp
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