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人と情報の交流掲示板
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投稿日:2024年05月22日投稿者:株式会社富士経済

富士経済:ライフサイエンスレポート No.5「臨床検査センターの市場動向」

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  富士経済ライフサイエンス事業部では、"LINK-J 人と情報の交流掲示板"にてライフサイエンス分野における注目されるマーケット情報などを発信する「富士経済:ライフサイエンス ニュースレポート」を2023年12月からご案内しております。

 今回は第五弾企画として日本国内の臨床検査センターを対象とした「臨床検査センターの市場動向」を発信します。また本レポートはサマリー版となりますので、ご興味ある方は詳細版をお送りします。弊社お問い合わせフォームにおいて弊社担当者「竹村」とお問い合わせ内容に「ライフサイエンスレポート No.5の詳細版を希望」と明記のうえ送付をお願いいたします。

富士経済お問い合わせ→https://www.fuji-keizai.co.jp/contact/contact.html

※日本語・外国語に問わず、いかなる形式でも本データの一部もしくは全部の複製、転載、複写をお断りします。

調査対象
主要臨床検査センター

全体市場

図1.png

  • 臨床検査センター市場は新型コロナ検査の影響で2021年、2022年は大幅に市場拡大した。
  • 2023年は新型コロナの収束の影響で市場は急速に縮小した。
  • ルーチン検査である一般検査、血液検査、生化学検査、細菌検査、病理検査の今後の市場の伸びは微増で、2030年に市場拡大する主な要因は、個別化医療に対応する「がんプロファイリング検査」「遺伝性腫瘍検査」と少子化対策で今後注力される「出生前診断」等のゲノム検査(遺伝子検査)である。

    ※がんプロファイリング検査 :がん治療に有効な薬剤探索のため次世代シーケンサーで遺伝子検査を行う

    ※遺伝腫瘍検査:がん治療の治療方針を決定するため、がん発症の要因が遺伝性か否かを遺伝子検査で明らかにする。

    ※出生前診断:出生前に胎児の遺伝子異常の有無を検査し、出産リスクを軽減する検査

検査分野別構成比

図2.png

  • 検査分野別構成比は検査数が多い、生化学検査と免疫血清検査がメイン市場となっている。
  • 新型コロナの影響で一時的に遺伝子検査が伸びたが、2023年には新型コロナの収束で構成比は低下した。
  • 今後はがんプロファイリング検査、出生前診断の増加によって再び遺伝子検査が伸びると推測される。

  ※一般検査:尿検査 試験紙で糖尿病、腎臓病等の生活習慣病のスクリーニング検査

  ※生化学検査:自動化学分析装置によって、血液中の酵素、タンパク、脂質等を測定することによって、生活習慣病の診断を行う

  ※血液検査:血球成分、凝固線溶を測定することによって体の状態を検査する

  ※免疫血清検査:免疫反を利用して血清中のタンパクを測定することにより、がん、感染症、ホルモン異常等を検査する

  ※細菌検査:培養法により疾患原因の細菌の同定、薬剤選定を行う

  ※遺伝子検査:遺伝子を検査することにより感染症、がん等の検査を行う

  ※病理検査:組織・細胞の形、抗体、遺伝子を検査することによってがんの検査を行う

ユーザー別構成比

図3.png

  • ユーザー別構成比は施設数の多いクリニックが全体の50%弱を占め、次いで1施設当たりの検査数の多い中核病院の構成比が高い。
  • 今後はがんプロファイリング検査、出生前診断が伸びることから、ゲノム検査を主に依頼する中核病院の構成比が高まると思われる。

お問い合わせ先

株式会社富士経済 ライフサイエンス事業部 / 広報部 東京オフィス:東京都中央区日本橋三丁目9番1号日本橋三丁目スクエア TEL:03-3241-3480 大阪オフィス:大阪市中央区高麗橋三丁目3番11号 淀屋橋フレックスタワー TEL:06-6228-2020 E-mail:info@fuji-keizai.co.jp
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