~世界を目指す大学発スタートアップの創出~
~プログラムに採択された研究者13名によるシーズ紹介~
「自らの技術や研究を、国内だけではなく、最初から世界を目指して展開したい」と考える研究者が増えています。それを受けて、GTIE(東京圏)、MASP(東北)、Tongali(中部)といった各エリアのアカデミアと自治体による、海外を目指す大学発スタートアップを支援するプラットフォームが組成され、各種プログラムが進められています。
LINK-Jでは、これらのプログラムに採択された研究者13名を日本橋に集め、そのシーズをご紹介するDEMO DAYを開催いたします。 これらのプログラムの対象となる研究は、創薬、およびその関連技術、医療機器、AIを活用したシステム、診断、治療など多岐に渡っており、今回のDEMO DAYでも様々なアイデア、最新技術をご紹介いたします。DEMO DAYの最後には、登壇者、参加者によるネットワーキングの時間も設けております。皆様のご参加をお待ちしております。
【各プラットフォームの概要】
Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE)
MICHINOKU ACADEMIA STARTUP PLATFORM(MASP)
Tongali
申込締切
・会場参加申込締切:2025年2月10日(月)9:00まで ※コンビニ / ATM でのお支払いをご希望の場合は、2025年2月11日(火)9:00までにお済ませください。 ※必ず申込締切前にお申込みください。
・オンライン参加は当日までお申込頂けます。
*領収書は、マイページよりダウンロードいただけます。ご入金が確認できてからの発行となりますので、お時間がかかる場合がございます。あらかじめご了承ください。
プログラム
【第1部】
時間 | 内容 |
15:45 | 開場 |
16:00 | 開会挨拶 林 幾雄(LINK-J 事業部部長) |
16:05 | 講演「GTIEの取り組みについて」 真尾 淑子(東京科学大学) |
16:10 | 登壇ピッチセッション【医療機器】発表7分(QAなし)×6名 (登壇順) ・馬場 泰輔(名古屋大学) 『代謝異常に基づく 早期膵癌・胆道癌診断AIの開発』 ・ 鈴木 賢治(東京科学大学)『スモールデータAIによる希少疾患から主要疾患までを網羅する統合診断支援システムの開発』 ・岡田 興造(横浜市立大学)『顔と声の特徴量を使って心不全入院を防ぎ、健康寿命を延ばす』 ・前川 素子(東北大学)『脂質関連物質に注目した 自閉症診断補助法の開発』 ・國料 俊男(名古屋大学) 『深紫外線LEDを用いた癌治療機器の開発』 ・山本 貴富喜(東京科学大学)『AI駆動型ACナノポア法による微生物AIセンサの事業化』 |
17:00 | 休憩 |
17:10 | 登壇ピッチセッション【創薬】発表7分(QAなし)×7名 (登壇順) ・満仲 翔一(岐阜大学) 『薬剤耐性細菌感染症に対するファージセラピーの事業化』 ・近藤 啓太(名城大学)『有機溶媒を使わない非晶質医薬品の製剤技術供与事業の検証』 ・土橋 匠(東京科学大学)『Protein Crystal Material(PCM)による革新的酵素事業』 ・本田 雄士(東京科学大学)『ポリフェノール構造分子を基盤とした 薬物送達システムによる新規バイオ医薬品の開発』 ・寺 正行 (東京農工大学)『遺伝子を標的とした低分子医薬品を創出する基盤技術』 ・有本 博一 (東北大学) 『難治性疾患に挑むAUTACs:選択的オートファジーがもたらす治療革新』 ・七田 崇 (東京科学大学) 『脳機能回復を持続させる治療薬開発』※オンライン登壇 |
18:10 | 休憩 |
18:20 | パネルディスカッション 『世界で戦える大学発スタートアップ×ライフサイエンスの育成と 創出に必要なことは?それぞれの立場からみた目線で語る 』 モデレーター:林 幾雄(LINK-J 事業部部長) パネリスト:藤波 亮(新生キャピタルパートナーズ株式会社 パートナー) 真尾 淑子(東京科学大学) |
【第2部】
時間 | 内容 |
19:00-20:00 | ネットワーキング |
登壇者略歴(登壇順)
プロフィール | |
![]() | 馬場 泰輔 氏(名古屋大学 腫瘍外科 病院助教) 2019/03 名古屋大学大学院 総合医学専攻 卒業 (博士号取得) 2019/04~2022/03 Harvard Medical School/Massachusetts General Hospital(米国) Department of Surgery, Liss Lab (Research Fellow) 2022/04 ~現在 名古屋大学医学部附属病院 消化器・腫瘍外科 病院助教 |
![]() | 鈴木 賢治 氏(東京科学大学 総合研究院 バイオメディカルAI 研究ユニット 教授) シカゴ大学とイリノイ工科大学に17年在籍、その間、シリコンバレーのベンチャー企業のCTOも兼任。2010年に世界で初めてFDAの承認を得たディープラーニングを活用した医療AIプロダクトを開発。その後も複数の医療AIの製品化に成功。現在は東京科学大学総合研究院バイオメディカルAI研究ユニットリーダー・教授。少ない症例で学習可能な独自のスモールデータ深層学習、massive-training artificial neural network, MTANNを開発し、20年以上にわたって改良し続けており、その先駆的な研究開発が認められ、2021年には文部科学大臣賞を受賞。400以上の論文(査読付き論文127本を含む)を発表。h-indexは64。38件の特許(初期のディープラーニング特許を含む)を発明。NIH、JST、NEDOなど多数の助成金を獲得し、その総額は1,700万ドルにのぼる。 |
![]() | 岡田 興造 氏(横浜市立大学 付属市民総合医療センター心臓血管センター内科 2003年 4月 横浜市立大学附属病院及び附属市民総合医療センター 初期研修医 2005年 4月 国際医療福祉大学附属熱海病院 循環器内科 2007年 4月 済生会横浜市南部病院 循環器内科 2010年 4月 横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター内科 指導診療医 2013年 6月 米国スタンフォード大学 Postdoctoral research fellow 2017年10月 横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター内科 指導診療医 2018年 4月 横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター内科 助教 2021年 4月 横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター内科 講師 2024年 3月 横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター内科 准教授 |
![]() | 前川 素子 氏(東北大学 医学系研究科) 東北大学大学院医学系研究科医科学専攻博士課程修了。国立精神・神経医療研究センター、理化学研究所、東北大学で、自閉症や統合失調症を対象とした分子生物学的および遺伝学的研究に従事。精神疾患の病態解明やバイオマーカーの探索を通じ、早期診断法および新規治療法の開発を目指した研究開発を推進している。現在、自閉症の診断補助キットの開発や治療薬の創出に取り組んでいる。 |
![]() | 國料 俊男 氏(名古屋大学医学部附属病院 ゲノム医療センター・病院准教授) 平成4年に医師免許を取得後、臨床研修、愛知県がんセンターでの外科レジデント研修を行う。平成16年に名古屋大学大学院医学系研究科博士課程を卒業し、医学博士号を取得後、同大学院の腫瘍外科でCOE博士研究員として研究を行う。平成20年に特任助教、平成30年から令和3年まで名古屋大学医学部附属病院消化器外科Ⅰの講師、令和3年4月からは同病院ゲノム医療センターの准教授として、臨床と研究に従事。平成12年に台湾の長庚大学長庚記念病院外科、平成22年にはHarvard Medical School, Massachusetts General HospitalのDivision of General and Oncologic Surgery, Pancreatic Biology Laboratoryに短期留学を行っている。 研究テーマは、核酸医薬開発、再生医療のための細胞シート開発、エネルギーデバイスの開発、がんゲノム解析の臨床応用である。 |
![]() | 山本 貴富喜 氏(東京科学大学) |
![]() | 満仲 翔一 氏(岐阜大学大学院 医学系研究科 ファージバイオロジクス研究講座 特任助教) 2017年9月 立教大学で博士号を取得 2017年10月 立教大学 生命理学科 研究員 2018年 4月 岐阜大学 医学系研究科 研究員 2023年 4月 岐阜大学 医学系研究科 特任助教 専門分野は細菌の分子生物学、合成生物学。大学院では大腸菌のSmall regulatory RNAについての研究を行っていた。2018年からは岐阜大学で研究員としてファージの応用研究に従事。ファージの改変技術や生物学的封じ込め策を開発した。 |
![]() | 近藤 啓太 氏(名城大学 薬学部 准教授) 名城大学薬学部製剤学研究室准教授.2013年3月名城大学大学院薬学研究科博士後期過程修了,博士(薬学)を取得.同年4月より名城大学薬学部製剤学研究室助教.2021年5月よりGuest Researcher, Department of Pharmacy, University of Copenhagen(2022年3月まで).2024年4月より現職.専門は製剤学,粉体工学.「固形製剤の製剤化とその評価」を主題とし,溶媒を使用しない医薬品の製剤化技術の開発に近年取り組んでいる.現在,大学発新産業創出基金事業 スタートアップ・エコシステム共創プログラムを主管するTongaliプラットフォーム(名古屋大学)公募の令和5年度「GAPファンドプログラム・STEP1」医療系(創薬),独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)公募の大学等の研究成果の社会実装に向けた知財支援事業 スキーム➁「スタートアップ創出支援」に採択され,研究成果の社会実装および起業のための事業開発に取り組んでいる。 |
![]() | 土橋 匠 氏(東京科学大学 EIR(客員起業家) ) 神戸大学大学院理学研究科生物学専攻終了、2014年岩谷産業㈱入社、営業部門を経て現在マーケティング部に在籍。BtoC/BtoB問わず全社的な新事業・新商品開発に向けてスタートアップやアカデミックシーズとのオープンイノベーション推進を担当、NEDO Startup Supporters Academy(SSA)フェロー、2024年よりNEDO MMP(大学発スタートアップにおける経営人材確保支援事業/受託機関:KSP)により東京科学大学上野研究室の技術シーズの事業化に伴走、2024年度GAPファンド(エントリー)2件採択、同年、東京科学大学EIR(客員起業家)として連携開始 |
![]() | 本田 雄士 氏(東京科学大学 総合研究院 助教) 専門分野:薬物送達学、バイオマテリアル、高分子化学、神奈川県出身 |
![]() | 寺 正行 氏(東京農工大学 工学研究院 生命機能科学部門) 2010年に遺伝子構造であるグアニン四重鎖に結合する低分子の研究で学位を取得。本研究成果が、現在の事業の基礎となっている。その後、製薬会社にて創薬化学研究に従事した。2012年からサントリー生命科学財団研究員としてゴマ植物の研究、グアニン四重鎖に結合する植物二次代謝物類の研究に従事した。2016年からチューリヒ大学博士研究員として遺伝子標的創薬(核酸アナログの合成)研究に従事した。2019年より現職。研究室を主宰し本事業に関する研究のほか、三次元培養基材の研究開発を行う。 2015年 International Snposium on Nucleic Acids Chemistry, Best Oral Presentation Award受賞、2019年 第13回バイオ関連化学シンポジウム講演賞受賞、2024年 Tokyo Technology Commercialization Program ピッチ優秀賞受賞 |
![]() | 有本 博一 氏(東北大学大学院生命科学研究科・教授) 慶應義塾大学大学院理工学研究科中退、博士(理学)。1990年に旭硝子株式会社(現AGC)に入社、1994年より静岡大学理学部助手、助教授、2001年より名古屋大学大学院理学研究科・高等研究院・助教授を経て、2005年4月より現職の東北大学大学院生命科学研究科教授。 2021年よりどう副研究科長。抗菌オートファジーなど選択的オートファジーの分子機構を研究し、2019年に新規創薬技術AUTACs (Autophagy-targeting chimera)の開発に成功、この技術の社会実装を目指している。2024年度より、みちのくGAPファンド Step 2に採択。 |
![]() | 七田 崇 氏(東京科学大学 難治疾患研究所神経炎症修復学分野) 2004年 九州大学医学部医学科 卒業 2005~2007年 九州医療センター研修医、脳血管内科レジデント 2010年 九州大学大学院医学系学府 卒業(医学博士) 2011年 科学技術振興さきがけ研究員(慢性炎症領域) 2012年 慶應義塾大学医学部 微生物学免疫学教室 助教 2015年 慶應義塾大学医学部 微生物学免疫学教室 講師 2017年 東京都医学総合研究所 脳卒中ルネサンスプロジェクト プロジェクトリーダー 2023年4月より現職 |
![]() | 藤波 亮 氏(新生キャピタルパートナーズ株式会社 パートナー) 2000年、アボットジャパン入社後、体外診断薬の研究開発に従事。2013年以降、臨床研究、薬事申請業務といった開発後期のマネジメントを行った。 2016年、新生企業投資に入社。2019年2月からライフサイエンスに特化したNew Life Science 1号ファンドの運営を行う新生キャピタルパートナーズのパートナーに就任(現任)。同ファンドの投資先であるミラバイオロジクス、ルクサナバイオテクの社外役員も務める。 |
![]() | 林 幾雄(LINK-J 事業部部長) |
登壇者
ko
参加費
【会場参加】 LINK-J会員:無料 非会員:1000円
【オンライン】 無料
※LINK-Jサポーター・LINK-J会員・プレスの方は割引コードをお伝えしますので、LINK-Jまでご連絡ください。
定員
現地:100名、オンライン:1000名 ※ご参加には事前登録が必要です。先着順となりますのでご了承下さい。
主催
主催:一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)
共催:Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE)
協力:MASP、Tongali
Supported by
お問い合わせ先
LINK-J E-mail: contact@link-j.org