HVC KYOTOは、日本最大級のヘルスケア分野特化型の英語ピッチイベントを中心としたエコシステム形成の取組で、2016年に開始しました。国際経験豊かなプロフェッショナルによる実践的なアドバイスを得て、京都から世界に羽ばたいて頂こうと、日本貿易振興機構・京都府・京都市・京都大学などと共に企画運営しています。ポストイベント2では、バイオ産業の振興を加速すべく今年7月に発足したバイオコミュニティ関西(BiocK)、健康・医療にフォーカスした研究開発の集積が進む「健都」、EXPO2025に向けinochi輝く未来社会を担う若者たちの活動について紹介します。これら関西のうごきについて、国内外のエコシステムと繋がり創薬に取り組むスタートアップの事例を参考に、経営学の観点から読み解くユニークな会です。
ぜひ、みなさまお気軽にご参加くださいませ。詳細はこちら
なお、前日のポストイベント1では再生医療に関する最新情報をお届けします。こちらも合わせてご参加下さい。
申込締切
プログラム
日時 | 内容 |
14:00~14:05 | <開会挨拶> |
14:05~14:35 | <講演Ⅰ>「バイオコミュニティ関西(BiocK)~「つなぐ」「つなげる」「つながる」集積から連携へ~」 バイオコミュニティ関西・大阪大学 坂田 恒昭 先生 |
14:35~15:05 | <講演Ⅱ>「京阪神をつなぐ北大阪医療・健康都市(仮)」 国立循環器病研究センター(調整中) |
15:15~15:35 | <成果報告>「inochi Gakusei Innovators’ Program(iGIP)参加中高生による、フレイルの課題解決策」 iGIP・滋賀医科大学 大西 統也 様 |
15:35~16:05 | <講演Ⅲ>「制度化されたスタートアップの育成:インキュベーター・アクセラレーターの役割とその効果」 椙山女子学園大学・京都大学 椙山 泰生 先生 |
16:05~16:35 | <講演Ⅳ>「ネットワーク型創薬とエコシステム連携 モジュラスのアプローチを例に」 モジュラス(株)寺田 央 様 |
16:35~16:45 | <事業紹介>「ターンキーラボ~意図せず“何か”が生まれる場~」 京都リサーチパーク(株)味岡 倫弘 |
16:45~17:00 | 「提言~関西に必要なインキュベーター・アクセラレーター」 椙山 泰生 先生 |
※10月25日現在。予告なく発表の順番が変わることがございます。ご了承ください。 |
登壇者情報
<講演Ⅰ>
講師:バイオコミュニティ関西 副委員長兼統括コーディネーター・大阪大学共創機構 特任教授 医学博士 教授 坂田 恒昭 先生
テーマ:「バイオコミュニティ関西(BiocK)~「つなぐ」「つなげる」「つながる」・集積から連携へ~」
2019年6月「バイオ戦略2019」、2020年6月に「バイオ戦略2020」が内閣府により策定され、その基盤的施策の中でグローバルバイオコミュニティ・地域バイオコミュニティの形成が謳われている。関西圏においても民・官による投資、特に海外からのを促進するためにネットワーク組織であるバイオコミュニティ関西(BiocK) が2021年7月に設立された。「バイオ戦略2020」には日本が目指すべき社会像と注力すべき9つの市場分野が示されている。BiocKではその実現のために委員会と、実行のための分科会を立ち上げている。本講演ではBiocKの現在の取り組みを講演する。
<講演Ⅲ>
講師:椙山女学園大学 現代マネジメント学部 教授・京都大学 名誉教授 椙山 泰生 先生
テーマ:「制度化されたスタートアップの育成:インキュベーター・アクセラレーターの役割とその効果」
起業エコシステムの主要なプレーヤーとしてアクセラレーターが台頭し、スタートアップの育成が近年急速に制度化してきています。しかし、アクセラレーターという取り組みが有効なのか、どのような役割を果たすべきか、どのようなときに有効なのかなどについては、合意が形成されていないところもみられます。この講演では、このアクセラレーターの役割やその効果について、近年のアメリカをはじめとする海外における経営学領域の研究、および、我々による日本での研究の一端を紹介し、現在課題となっていることや着目すべきポイントを参加者と共有します。
<成果報告>
講師:inochi Gakusei Innovators’ Program 2021 KANSAI・滋賀医科大学 医学部医学科 2年 大西 統也 様
テーマ:「inochi Gakusei Innovators’ Program参加中高生による、フレイルの課題解決策」
inochi Gakusei Innovators’ Programは、医学部生を中心とする大学生が運営する、中高・高専生対象の課題解決プログラムです。毎年、ヘルスケアに関するテーマを一つ取り上げ、約4か月にわたり活動します。本年度は「フレイル」をテーマとし、中高生が現場でのインタビューに基づき、若者ならではの課題解決策を立案しました。「今救えない命を救う」ために活動する、我々若者の熱意と、具体的なアクションを通して生み出されたフレイルの課題解決策を発表します。
<講演Ⅳ>
講師:モジュラス株式会社 チーフ・サイエンティフィック・オフィサー(CSO) 寺田 央 様
テーマ:「ネットワーク型創薬とエコシステム連携 モジュラスのアプローチを例に」
創薬の研究開発は、高い技術力に加え多くの資金と時間が必要であることから、巨大な製薬企業を中心に行われてきた。しかし近年では、より小さなベンチャー企業が特に初期の研究開発を担うことにより、製薬ビジネスの形が大きく変化している。その裏には、ローカルそしてグローバルなヘルスケアエコシステムの発展があり、ボストンを先例としたこのエコシステムの大きな成功は、世界各地でのさらなるエコシステムの展開に大きく寄与している。モジュラスは、自社プラットフォームに加え国内外のネットワークを最大限に活用し、低分子創薬を加速してきた。当日はモジュラスのアプローチを交え、日本でのエコシステムの発展について議論したい。
<事業紹介>
講師:京都リサーチパーク株式会社 新事業開発部 部長 味岡 倫弘
テーマ:「ターンキーラボ~意図せず“何か”が生まれる場~」
参加費
無料
定員
定員500名
主催
主催:日本貿易振興機構、京都府、京都市、京都リサーチパーク(株)
共催:関西イノベーションイニシアティブ、京都大学産官学連携本部、京都大学イノベーションキャピタル(株)
後援:ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)ほか
お問い合わせ先
イノベーションデザイン部 innovation@krp.co.jp