※セミナー当日までにお申込みいただくと、同内容の「見逃し配信」を期間限定でご視聴いただくことができます。
神奈川大学 化学生命学部 生命機能学科 教授
野嶽 勇一 先生の講演をお送りします。
常在菌を意識した美容研究の社会実装:
未利用資源の活用と世界初の美肌菌基礎化粧品
= 要 旨 =
ヒトの体には多種多様な細菌(常在菌)が生息しており、独自の集合体(常在菌叢)を形成している。ヒトの健康と常在菌(叢)との相関が次々に明らかにされている中、我々の研究グループでは常在菌を意識した美容研究を展開してきた。本講演ではこれまでの一連の取り組みの中から、以下の2つの研究と製品開発の事例を紹介する。
①泡盛の醸造では、もろみの蒸留後に大量の残渣(泡盛蒸留粕)が生じる。その一部はもろみ酢の製造や家畜の飼料に利用されているが、経済的な負担や環境保全の観点からさらなる有効活用が求められている。そこで、泡盛蒸留粕を乳酸菌と酵母による二段階の発酵に供したところ、その代謝物の影響を受けて泡盛蒸留粕特有の呈味性と香りが改善された新素材の開発に成功した。さらに、この新素材の摂取によって腸内細菌叢のバランスや脂質代謝が改善されることを示唆するデータも得ている。
②自分の皮膚に生息するStaphylococcus epidermidis(美肌菌)を直接的に活用するオーダーメイド型の新規美容法(美肌菌戻し法)を構築した。本法に関する4週間の臨床試験を実施し、皮膚に及ぼす影響を皮膚測定と代謝物解析に基づいて検討した結果、美肌菌塗布群では皮膚上の美肌菌数が増加しており、油分の増加と水分蒸散量の低下に伴う保湿の改善が見出された。これまでに本法を基盤とした世界初の美肌菌基礎化粧品の開発に至っている。
申込締切
参加費
無料
定員
500名 ※ご参加には事前登録が必要です。先着順となりますのでご了承ください。
主催
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社
お問い合わせ先
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社 セミナー窓口 hmt_seminar@humanmetabolome.com


