抗体医薬は、現在新薬の主体であり、優れた特徴を有するため、がんや自己免疫性疾患に汎用されている。しかし、大きな投与量、奏効率の低さ(がんの場合)、高額な薬価、副作用など多くの問題も抱えている。ここでは、がんに対する抗体医薬の奏効率の改善を目指したコンパニオン診断のための新しい細胞膜抗原高感度検出法、抗体医薬を用いずに抗体独自のエフェクター作用を誘導できる人工分子、炎症性腸疾患やNASHなどの難治性自己免疫性慢性炎症性疾患に対し、根治を目指す免疫制御能を有するナノシステムなどについてご紹介する。
日時:2019年10月15日(火)13:00-15:30
会場:
日本橋ライフサイエンスビルディング9階912講義室
プログラム
『抗体医薬の諸問題にアプローチする新規診断、治療システム』
講師:九州大学工学研究院
教授 片山 佳樹
主催
ふくおか産学共創コンソーシアム 未来創造化学研究・教育部会
国立大学法人 九州大学
お問い合わせ先
九州大学工学部等事務部教務課 分子システムデバイスコース担当
E-mail:office@molecular-device.kyushu-u.ac.jp TEL:092-802-2916
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