Covid-19の感染拡大を契機に、遠隔診療をはじめとした医療のデジタル化が急激に進展しましたが、薬局もその例外ではありません。2020年9月の薬機法改正を受けて、オンライン服薬指導が本格的に解禁されました。また、薬局薬剤師の役割も調剤業務にとどまらず、医師と連携しながら患者の治療プロセス全体へ積極的に関与することが求められるようになっています。これらの変化に対応するためには、その背景や将来的に目指す治療の姿について理解する必要があります。今回のウェビナーでは、薬局、医師、企業の3つの異なる観点から、”DX”や”医薬連携”といった医療機関と薬局が直面している変化と、患者の治療体験へ与える影響について議論します。
プログラム
15:50
受付開始
16:00-16:05
開会の挨拶
16:05-16:35
1.「調剤から長期的な服薬サポートへ ~次世代の薬局・薬剤師に求められる役割とは~」
登壇者：佐藤 和佳 先生（クオール株式会社 新業態推進本部 本部長、薬剤師）
2020年9月の薬機法の改正を受けて、薬局薬剤師はこれまでの調剤業務だけでなく、患者のフォローアップといった治療プロセス全体への積極的な介入が求められるようになりました。また、オンライン服薬指導の解禁をはじめとして、薬局のあり方も大きく変化することが予測されます。これからの日本の医療における、薬局および薬剤師に求められる役割の変化の背景と、その具体的な内容についてご紹介頂きます。また、その変化が患者の治療体験にどのようなインパクトを与えるのかについても議論します。
16:35-17:05
2.「医師の視点からみたオンライン診療・医薬連携の現状と今後の展望」
登壇者：山下 巌 先生（法山会 山下診療所自由が丘・大塚 理事長）
COVID-19の流行拡大を受け、医療機関におけるデジタル活用は変化を遂げています。特にオンライン診療はこの1年で、時限的・特例的措置のもとで対象患者が拡大し、対面診療の受診が困難なタイミングでも医療機関と患者が繋がることができる"セーフティーネット"として果たす役割が大きくなっています。さらにオンライン診療後の薬剤師による服薬指導も、オンラインでの実施が許容されるようになり、オンラインでの一気通貫の医療も実現可能となり、オンライン診療・服薬指導における医薬連携も新たに進んでいます。オンライン診療・服薬指導、医薬連携の現状や今後の展望について、実際にオンライン診療を活用する医師の観点からお話致します。
17:05-17:35
3.「薬局のDXによる包括的な患者サポートプログラムの実現に向けた展望」
登壇者：草間 亮一（株式会社MICIN共同創業者、SVP of Business）
日本の医療におけるDXは、オンライン診療に代表されるように、主に病院のオペレーションに関わる領域で進められてきました。しかし、患者のアドヒアランスを向上させるには、診察から服薬指導、自宅での治療まで一気通貫で支援できる、包括的な患者サポートプログラム（PSP）の構築が求められます。薬機法の改正を受けて、薬局・薬剤師の役割やオンライン服薬指導に対する期待が高まり、その構築に向けた兆しが見えています。そこで、薬局や医薬連携におけるDXがどのように進むのか、それによりMICINが全国の医師・薬剤師やパートナー企業と共に取り組むPSPの価値がいかに向上するのかについて議論します。
17:35-18:00
4. パネルディスカッション
18:00-18:05
アンケート回答、閉会の挨拶
注意事項
<参加費>
無料/事前登録制 （※参加状況により締め切りが発生する可能性があります）
<参加資格>
製薬企業へお勤めの方、医療機関及び医療に関わる公的機関にお勤めの医療専門職並びにDX推進を担われている方
（ ※所属先が判断できない方につきましても、参加をお断りする場合がございますので、予めご了承ください。）
<当日使用するzoomリンクの配信方法>
当日使用するzoomのリンクは、参加対象者の方に対して当日までに株式会社MICINよりメールでお知らせ致します。
<注記>
イベント途中での入退室は可能です。当日は画像のキャプチャーや録音をお控えください。尚、当社はお預かりした個人情報をセミナーの協力企業である株式会社ネクスウェイに提供致します。
（※ネクスウェイ社のプライバシーポリシー）
参加費
無料
