メタボローム解析は研究手法としては有用な手段の一つと考えられているが、他のオミクス解析と併せることでより効果を発揮するといわれている。だが、有効的だと理解しつつもどのように活用したらいいかわからない研究者の方が多いのが現状である。
今回のHMT無料ウェビナーでは、大阪大学大学院医学系研究科 遺伝統計学栄誉教授・岡田随象先生に、遺伝統計学におけるメタボローム解析の活用方法や重要性についてご講演をいただく。
プログラム
大阪大学大学院医学系研究科 遺伝統計学
栄誉教授 岡田 随象 先生の特別講演をお送りします。
遺伝統計学の世界へようこそ
= 要 旨 =
次世代シークエンサーに代表されるゲノム配列解読機器の著しい発展とコストの低下により、大容量のゲノム・オミクス情報が出力される時代が到来しました。「誰もが自分達のゲノムを知ることのできる社会」が、自律的に構築されつつあります。遺伝統計学は、遺伝情報と形質情報の因果関係を統計学の観点から検討する学問分野です。数百万人規模の大規模ヒト疾患ゲノム情報を大容量のオミクスデータと分野横断的に解釈し、社会還元するための学問へのニーズが高まっています。細胞組織特異性に着目した疾患病態の解明、メタゲノム・メタボローム解析等の新規オミクス情報層の開拓、機械学習・深層学習など革新的情報処理技術の適用、ゲノム情報に基づく新規創薬の試み、ゲノム個別化医療の社会実装など、遺伝統計学が今後取り組むべき課題を本講演ではご紹介したいと思います。また、「遺伝統計学・夏の学校@大阪大学」の開催など、若手人材育成の取り組みもご紹介させて頂ければと思います。
講演内容に関するご質問にはお答えできない場合がございますのでご了承ください。
参加費
無料
定員
150名 ※ご参加には事前登録が必要です。先着順となりますのでご了承ください。
主催
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社
お問い合わせ先
hmt_seminar@humanmetabolome.com