日本核酸医薬学会では、2022年7月31日(日)より4日間の日程で年会を開催いたします。核酸医薬は抗体医薬に続く次世代分子標的医薬として、中枢神経疾患を中心に臨床開発が進展しております。我が国では2015年、核酸医薬に関する研究・教育を推進し、産官学が一体となって核酸医薬創出に寄与することを目的として、日本核酸医薬学会が創設されました。7回目となる学会主催の今年の年会では、核酸医薬関連の5学術領域(化学、生物、DDS、臨床医学、レギュラトリーサイエンス)で活躍する各専門家が集い、産官学の枠を超えて最新の研究成果や学術情報を共有します。また欧米の核酸医薬学会共催の国際OTSシンポジウムをはじめ、国際色豊かなプログラムとなっております。
また最終日の2022年8月3日(水)には、核酸医薬による希少疾患に対する個別化医療(N-of-1医療)についての特別シンポジウムも開催いたします。近年、超希少疾患の個々の患者さんに核酸医薬をオーダーメイドで開発し、対象患者1人1人にその患者さんためだけの核酸医薬を創薬して患者さんに届けるN-of-1医療が米国で始まり、欧米を中心に広がりを見せています。そこで日本核酸医薬学会の特別企画として、日本での同様の個別化医療を行うための課題と展望を産官学の関係者で総合的に議論するセッションを設けることにいたしました。尚、本テーマが今後の希少疾患の創薬治療を考える上で社会的に重要なテーマであることから、本学会年会の参加者以外にも、このシンポジウムのみ聴講をご希望の方々にOn lineにて無料配信いたします。
皆様のご参加をお待ち申し上げております。
日本核酸医薬学会第7回年会大会長
横田隆徳
プログラム
日本核酸医薬学会第7回年会 特別企画シンポジウム
核酸医薬による希少疾患に対する個別化医療(N-of-1医療)の展望
座長
横田 隆徳 (東京医科歯科大学)
梶井 靖(武田薬品工業株式会社T-CiRA)
講演(発表順)
中山 東城(ハーバード医科大学ボストン小児病院)
髙木 正稔(東京医科歯科大学)
小山内 美和子(毛細血管拡張性運動失調症患者会NPO法人ふたつの虹)
横田 隆徳(東京医科歯科大学)
高橋 祐二(国立精神・神経医療研究センター)
平林 容子(国立医薬品食品衛生研究所)
真木 一茂(医薬品医療機器総合機構)
梶井 靖(武田薬品工業株式会社T-CiRA)
桑原 宏哉(東京医科歯科大学)
参加費
オンライン参加:無料(現地参加をご希望の方はご連絡ください)
主催
主催 :日本核酸医薬学会
共催 :OTS(Oligonucleotide Therapeutics Society)、日本薬学会、日本化学会
大会長:横田 隆徳 (東京医科歯科大学)