2006年に京都大学・山中伸弥教授がつくりだしたiPS細胞は、わたしたちの体を構成するあらゆる細胞へと変化する能力を持っています。この能力を利用して病気の治療に役立てよう、という研究があります。一方、あらゆる細胞を作り出せるのであれば、人間の体ができるまでを再現する「モデル」ができるかもしれません。もし現実にモデルをつくることができれば、受精卵という一つの細胞がヒトとして出来上がるまでを知る重要な発見である反面、人間の生命を人工的に作り出せる可能性も生まれます。こうした研究をすすめるのが正しいのか、間違っているのか、まだ誰にもわかりません。今回は、普段聞くことのできない第一線の研究についてのお話のあとに、皆さんと一緒に研究のありかたを考えてみたいと思います。ぜひ皆さんの考えを聞かせてください。
本イベントは、個人的な疾患の診断、治療等の質問はお受けいたしません。/撮影、録画、録音は禁止です。書き起こし、撮影した資料をSNS等で公開するのはご遠慮ください。/資料は後日、日本再生医療学会HPに公開します。
プログラム
9:00-10:00 第1部【講演】
- 講演1「体のモデルをつくるとは?:オルガノイド研究について」 八代嘉美(一般社団法人日本再生医療学会)
- 講演2「ヒト受精卵のモデルをつくる:ブラストイド研究最前線」 柳田絢加(東京大学大学院 農学生命科学研究科)
10:00-10:15 休憩
10:15-12:00 第2部【ワークショップ】 ※『受講証明書』を発行いたします。
参加費
無料
定員
■第1部:中・高校生 <定員制限なし> ■第2部:高校生(高校生相当の知識を有する中学生可) <定員24名程> ※多数申込時は抽選
主催
一般社団法人日本再生医療学会