ヒト生体に近い疾患モデルを用いてスクリーニングできる表現型ベース創薬は、臨床での薬効発現が期待できる一方、標的や作用機序に関する分子的裏付けが乏しいという課題があります。この解決ツールとして、光親和性標識等に基づく、コバレントプローブを用いたケミカルプロテオミクスは、表現型ベース創薬の分子的裏付けを強力に推し進めます。一方で、プローブ合成に時間が掛かる事が課題として残っています。本セミナーでは、プローブ合成を必要としない、コバレント化合物ライブラリーからのケミカルプロテオミクスによる研究期間の短縮を提案します。スクリーニングヒットがあった場合、これら化合物は、そのままプローブとして利用可能であり、スクリーニング開始からケミカルプロテオミクス終了までに要する期間、約8ヵ月を、半分に短縮できます。本発表では、これらコバレント化合物ライブラリーを用いた標的探索のためのプロテオミクス法、およびモデル化合物を用いたコンセプト検証例についてご紹介いたします。
プログラム
12:00- 12:25 プレゼンテーション
12:25- 12:30 質疑
12:25- 12:30 質疑
参加費
無料
定員
500名
主催
主催:Axcelead Drug Discovery Partners株式会社
お問い合わせ先
事業推進 事業戦略グループ マーケティング 高橋絵美
メール:emi.takahashi@axcelead.com