東北大学ではオープンイノベーション事業戦略機構の創設を機に、企業と大学の共創のきっかけを提供する場として、「東北大学Research Showcase」を新設し、本学の研究リソースを紹介しています。
今回は、多彩な疾患の原因となる”炎症“に着目し、「分子~オルガネラ」レベルの解像度による炎症反応の解析例など、東北大学が世界をリードする代表的な研究を示しながら、それらを基盤とした創薬・企業連携の可能性を議論します。
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44167_ext_06_0日時: 2024年7月31日(水)18:00ー19:10
オンライン(zoom webinar)
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プログラム
炎症は多彩な疾患の基盤となる生理現象であり、これまで多くの優れた研究が、炎症を制御する免疫細胞の同定・解析を通じて進められてきました。その一方で、どのように炎症の引き金が引かれるのか、その分子メカニズムについては、不明な点が意外なほど多く残されています。
東北大学では、炎症性サイトカインの産生に必要なインフラマソーム活性化、リソソームストレスおよび細胞質ゾルDNAを起点とする炎症など、細胞内で起きる様々な炎症反応に着目した最新の研究が展開されています。
本ウェビナーでは、これら最新の成果を紹介し、炎症反応を制御する新しい化合物の創出などを目的とした産学連携の可能性を議論します。
●18:00-18:05 はじめに
武田 全弘 氏
(東北大学 オープンイノベーション事業戦略機構 特任教授)
●18:05-18:20
『異常なSTINGシグナルが引き起こす自己炎症性疾患』
田口 友彦 氏
(東北大学大学院生命科学研究科 細胞小器官疾患学分野 教授)
●18:20-18:35
『リソソーム向性薬剤の転移抑制剤としての可能性』
野口 拓也 氏
(東北大学大学院薬学研究科 衛生化学分野 准教授)
●18:35-18:50
『CDC42-C末端異常症の病態解析と今後の新規治療について』
笹原 洋二 氏
(東北大学大学院医学系研究科 小児病態学分野 准教授)
●18:50-19:10 Discussion
参加費
無料 ※事前登録が必要です
主催
東北大学オープンイノベーション事業戦略機構