今回は「栄養・食品・医療の融合:基礎研究から産業応用への展望」と題して神戸学院大学神戸三宮サテライトにて開催いたします。神戸学院大学栄養学部の准教授をはじめとし、エム・シーシー食品株式会社 代表取締役社長 水垣 佳彦様、鈴木薄荷株式会社 代表取締役社長 髙畑様を迎え講演会を行います。講演会終了後には名刺交換会も行います。
開催日:
2025年02月28日 (金)
時間:
15:00~17:45(17:15~名刺交換会)
会場:
神戸学院大学 神戸三宮サテライト
神戸市中央区雲井通7-1-1 ミント神戸17F
https://www.kobegakuin.ac.jp/satellite.html
詳細・参加申込(外部サイトが開きます)
プログラム内容:栄養・食品・医療の融合:基礎研究から産業応用への展望
(プログラム1) 研究・事業紹介 15時10分~17時15分
講演1 「短鎖中性脂肪トリアセチンによる即時型アレルギー反応抑制作用:新規治療法の基盤を築く基礎研究」
講演者:神戸学院大学栄養学部 准教授 吉村征浩
要旨:短鎖中性脂肪であるトリアセチンを皮膚に塗布することで、酢酸が生成され、即時型アレルギー反応が抑制されることが確認されました。本講演では、この研究成果に加え、AMPK活性化を介した抗炎症メカニズムの可能性や、ステロイド外用薬の代替、さらにはスキンケア製品への応用の可能性について紹介します。
講演2 「2型糖尿病の病態(特に臓器連関)における組織由来エクソソームの役割について」
講演者:神戸学院大学栄養学部 助教 井上裕行
要旨:エクソソームはあらゆる細胞から分泌される小胞で、組織間のコミュニケーションを担っていますが、その動態についてはよく分かっていません。今回私たちはエクソソームの動態を解析できるマウスを独自に作成し、糖尿病状態におけるエクソソームの動態をin vivoで解析しましたのでご紹介いたします。
講演3 「エム・シーシー食品の歩み(歴史・生産姿勢・協創事例)と、食品メーカーが栄養学に寄せる期待」
講演者:エム・シーシー食品株式会社 代表取締役社長 水垣佳彦
要旨:エム・シーシー食品は1923年に神戸で創業した調理食品(レトルト・冷凍・缶詰)の製造販売業者です。「調合ではなく調理」を理念に「おいしい」食品を追求してきた同社の歴史や、異業種とのコラボレーション(協創)事例を紹介し、食品メーカーとして栄養学に期待する役割をお話しします。
講演4 「鈴木薄荷の天然メントール紹介・医療用途拡大への可能性」
講演者:鈴木薄荷株式会社 代表取締役社長 髙畑新一
要旨:鈴木薄荷は、大正時代の鈴木商店が手掛けた薄荷事業を引き継ぎ、昭和2年(1927年)に創立。天然の爽快な香りが特徴のハッカ製品は、現在、医薬品や嗜好品など幅広く使用されています。メントールには未解明の部分も多く、今後、医療分野での新たな応用が期待されています。今回、現状の用途と将来の可能性についてご紹介します。
(プログラム2) 名刺交換会 17時15分~17時45分
参加 :無料
定員 :90名(定員になり次第受付を終了します)
主催
主催:神戸学院大学、共催:神戸市
お問い合わせ先
神戸学院大学 社会連携グループ
TEL:078-974-1568
E-mail:renkei_info@j.kobegakuin.ac.jp