当社Evaluateが発行した『World Preview 2025』レポートでは、2030年に向けた製薬業界の成長ドライバーと構造変化を、第三者視点で明らかにしています。
本記事では、同レポートの主要トピックである「GLP-1」「バイオロジクス」「中国の台頭」に焦点を当て、 当社APAC (Japan) コンサルティングチームのヘッドを務める Prem Keswani の見解を交えながら、今後の戦略立案に資する視点をお届けします。
◎本記事は下記のような方におすすめです:
製薬業界、バイオテックの事業戦略、経営企画など戦略立案に携わる方
金融・商社のヘルスケアセクターにて、製薬業界の動向に注視している方や投資家
その他、グローバル業界動向について第三者視点を求める全ての方に適した記事となっております。
1. GLP-1:かつてない成長エンジン
2030年、GLP-1系薬剤は処方薬市場の主役となる見通しです。Eli Lillyのtirzepatide(Mounjaro/Zepbound)は、単独で年間売上$62Bを超えると予測され、GLP-1関連製品がトップ10のうち5製品を占める可能性もあります。
Prem Keswani コメント:特に、Zepbound は、驚異的な成長を見せています。2025年には、売上が113億ドル に倍増すると予測されています。これは、2023年末に、肥満治療で承認されたばかりであることを考えると、非常に注目すべきです。
GLP-1 は、ただ、人気が出ているだけでなく、市場のトップを変えようとしています。 がん治療の強さが、代謝の新しいくすりにおされはじめています。 単に薬剤のランキングを変えているだけでなく、企業の序列も再構築しています。
2. バイオロジクスの台頭とパテントクリフ
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著者について
Prem Keswani
Head of Consulting, APAC (Japan)
製薬・医療機器・ライフサイエンス業界で25年以上の経験を有し、メガファーマから中堅企業、スタートアップまで幅広く支援。商業戦略や臨床開発に関する業界知見に加え、ビジネス視点とデータ/AIテクノロジーを融合させたアプローチを強みとする。
2004年より日本を拠点に活動しており、日本語でもビジネスレベルでの対応が可能。
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ーー米国の薬価政策の不透明感、中国企業の急成長、そしてR&D投資の鈍化。
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