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投稿日:2023年06月06日 投稿者:ストーブリ株式会社

無菌自動細胞培養システムのご紹介 ストーブリ(株)×(株)ダルトン

無菌自動細胞培養システムのご紹介 

医薬業界に特化したロボットを製造販売しておりますストーブリ(株)と封じ込め・無菌・クリーン環境など求められる条件に応じた環境構築技術を有した(株)ダルトン様とで無菌自動細胞培養システムを構築致しましたのでご紹介致します。

ロボットを使った自動化による品質の安定や生産能力の向上にご興味のある方は是非ご覧ください。

【装置の概要】

この装置はストック細胞()の細胞培養工程をグレードAの無菌環境下で行う無菌自動細胞培養システムで、ロボットを使用してストック細胞()の細胞培養を下記一連の流れで行います。

・遠心分離機からコニカルチューブの取出しを想定し、ニードルノズルにてコニカルチューブの上清を吸い上げ、新鮮な培地をコニカルチューブに入れます。

・その後、沈殿に向かってピペッティング(液の出し入れ)を行ない、コニカルチューブの培地をピペットで吸い上げシャーレに加えます。

・最後にシャーレを前後左右に動かして培養液中の細胞を均一に分散させます。

参考動画:【ロボット活用例②】無菌環境での細胞培養プロセス - YouTube

【ポイント】

・ストック細胞()の細胞培養は非常に繊細な工程であり、作業者の力量の差で細胞培養の結果に差が生じますがこれによる品質の不安定性を、自動化することで解消出来ます。

・ロボットを使用する事で24時間運転が可能であり生産向上にもつながります。

・装置は無菌アイソレーターで過酸化水素ガスにて除染し、グレードAの無菌環境を構築しております。

今回のシステム以外にもカスタマイズ品のご相談も受けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

【ロボット】

今回ご採用頂きましたTX2ステリクリーンタイプ6軸ロボットは、医薬業界からの要望に応えるため、過酸化水素ガス(H2O2)や過酢酸による滅菌・除染工程でそのまま使えるロボットです。

それによりこれまで困難であったアイソレーターや無菌室での自動化が可能で、環境に合わせたラインナップをご準備しております。

ご協力頂きました企業情報:

株式会社ダルトン(株式会社ダルトン - DALTON.CO.JP

「創造の、共創へ。」を理念とし、研究施設事業、教育施設事業、粉体機械事業、クリーン機器事業、半導体製造装置事業の5つを柱に様々な業界の研究・生産現場にソリューションを提供しています。

今回のクリーン機器事業では、その技術を元に幅広い装置ラインアップを持ち、医薬品関連業界のお客様に対しては20年以上の納入実績があります。
通常自動化と環境構築はそれぞれを専門とするサプライヤーから別個に提供されるソリューションですが、同社ならまとめてご相談頂くことが可能で20年の経験で培った知見や環境構築技術とストーブリ様のロボットテクノロジーを融合させ、トータルソリューションをご提供出来ます。

お問い合わせ先

ストーブリ株式会社 ロボット事業部 Tel: 06-6889-3293 mail: robotics.jp@staubli.com https://www.staubli.com/jp/ja/staeubli-japan.html
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