10年かかる新薬開発の課題をテクノロジーの力で解決し、新薬承認の期間短縮を実現させる治験・臨床研究プラットフォーム事業、製薬企業と患者をつなぐSNS事業を展開する株式会社Buzzreach(本社:東京都港区、代表取締役CEO:猪川崇輝/以下、Buzzreach)は、シンガポール発のスタートアップで、最先端のFederated AI data systemを活用したreal-time health insights exchange platformを運営しているOncoshot社(本社:シンガポール、CEO:Huren Sivaraj氏/以下、Oncoshot)と戦略的パートナーシップを締結いたしました。
この戦略的パートナーシップは、両社の強みを相乗させることで、医療機関の電子カルテデータなどのRWDを活用し、日本におけるフィージビリティ評価、候補患者スクリーニング、患者募集促進など、臨床試験の様々な側面を強化し、日本のグローバルスタディ(国際共同治験)への参画機会を増やすことを目的としています。
両社はそれぞれの強みを生かし、エンドツーエンドのデータ主導型臨床試験の提供をサポートします。また、このパートナーシップはOncoshotがシンガポールを中心とするAPACなどのグローバルで展開するCRO(医薬品開発業務受託機関)および製薬企業パートナーにも拡大され、両社は協力して2024年第1四半期に開始予定の臨床試験でフィージビリティ評価、候補患者スクリーニング、患者募集促進などのPoCを実装させていく予定です。
- Oncoshot CEO Dr Huren Sivaraj氏より
このパートナーシップは、世界的ながんコホート発見プラットフォームを構築し、国家レベルの臨床試験エコシステムと病院を世界規模で展開するというオンコショット社のビジョンにおける重要な一歩となります。
このパートナーシップで重要となるのは、Federated AI data systemを活用し、医療機関の患者インサイトを集約することで、リアルタイムに各医療機関の状況を把握できる社会的基盤に設計されていることです。
この画期的な取り組みは、現在世界第3位の医薬品市場である日本における臨床試験の運用効率を高めるものです。特に、日本で実施される臨床試験の約70%は、計画された期間内に目標症例数を達成することが難しく、日本の治験運用の課題となっています。
- Buzzreach 代表取締役CEO 猪川崇輝より
このパートナーシップは、日本の臨床試験の未来に良い影響を与えると信じています。イノベーションとデータドリブンな新たな臨床試験の形に対するアプローチへのコミットメントを共有することで、臨床試験に関わる全てのステークホルダーに利益をもたらすでしょう。
- Buzzreachについて
2017年に設立されたBuzzreachは、製薬企業、医療機関、患者間のギャップを埋める革新的なソリューションに特化し、ヘルスケアテック分野でダイナミックな力を発揮しています。2023年1月に開催された経済産業省主催の「ジャパンヘルスケアビジネスコンテスト2023」において、Buzzreachは優秀賞を受賞しました。
Buzzreachは、革新的な治験の効率化に特化したITプラットフォームを活用し、地域別の被験者確保・定着ソリューションや治験施設業務の効率化アプリを提供しています。また、Buzzreachが提供する被験者募集・維持管理支援や治験施設向けプロジェクトマネジメント支援により、最短期間での目標達成を目指します。
Buzzreachは4つの強力なアプリケーションを提供しており、それぞれが臨床試験と患者エンゲージメントの様々な側面を効率化するように設計されています。
Puzzは、製薬企業や医療機関のための臨床試験情報発信プラットフォームとして、臨床試験の詳細を患者、医師と公開・共有することができます。
smtは、新たな治療法を求める患者や医師と、日本で実施されている関連臨床試験とのマッチングを行い、臨床試験やその実施医療機関に関する具体的な情報を提供することで、日本に今までなかった臨床試験の情報公開を行なっています。
スタディ・コンシェルジュは患者専用の臨床試験参加患者管理アプリとして機能し、CRC(治験コーディネーター)が臨床試験の参加に関する服薬管理や来院管理などの様々な情報を管理し、治験の進行に遅れないよう支援することが可能です。
さらに、StudyWorksは、臨床試験実施施設の業務を効率化するプロジェクト管理アプリとして、CRCや医師、製薬企業を一つのプラットフォームで繋ぐことが可能で、既に大学病院などに導入が開始されています。
これらのアプリケーションは、臨床試験の情報発信から患者エンゲージメントまで、臨床試験プロセスを合理化し、より効率的で効果的な医薬品開発プロセスに貢献します。
- Oncoshotについて
Oncoshotは、ヘルスケアプロバイダーとヘルスケア業界の架け橋となる革新的なReal-time health insights exchange platformです。安全なデータ交換を可能にし、業界の専門家とリアルタイムの患者データから得られる重要なinsightを結びつけます。Oncoshotのin-premise medical LLM はその中核をなすもので、病院が医療データを分析し、実用的なinsightを生み出すことを支援します。これらのinsightは業界の意思決定に情報を提供し、臨床試験への患者登録の迅速化と医薬品開発コストの削減につながります。最終的には、Oncoshotは、救命の可能性のある治療法を患者にタイムリーに提供することを促進します。
- 会社概要
会社名:株式会社 Buzzreach
代表取締役 CEO:猪川 崇輝
所在地:〒108-0071 東京都港区白金台3丁目19-1興和白金台ビル
設立:2017年6月23日
資本金:8億9,032万5,015円(資本準備金含む)
HP:https://www.buzzreach.co.jp/
患者さんと治験実施医療機関を繋ぐ業界初のプラットフォーム
治験・臨床試験の様々な課題を解決するSaaSサービス「puzz」
https://www.buzzreach.co.jp/lp/puzz/
治験の実現可能性調査・施設選定システム「Feasibility Concierge」
https://product.puzz.app/lp/fc/
治験情報公開・管理機能「smt」
https://www.searchmytrial.com/
臨床試験業務とプロジェクトの運用管理システム「Study Works」
https://product.puzz.app/lp/sw/
患者(被験者)向け治験管理アプリ「スタディ・コンシェルジュ」
https://www.buzzreach.co.jp/lp/msc/
患者等主観情報収集アプリ「VOICE」
https://www.voice.miilike.com/
患者特化型SNSサービス「ミライク」
https://www.miilike.com/