日本医療研究開発大賞は、医療分野の研究開発やその成果の実用化において、画期的・重要な成果を収める、先導的な取組を行う等、研究開発の推進に多大なる貢献をした事例に関し、その功績を称えることにより、我が国の医療分野の研究開発の更なる進展に寄与することを目的とした内閣府主催の表彰制度です。
「健康・医療戦略(閣議決定)」及び「医療分野研究開発推進計画(健康・医療戦略推進本部決定)」の下、平成29年度より実施しており、2025年度までで7回の表彰を行ってきました。
本シンポジウムでは、研究開発を成果につなげる力の鍛え方をテーマとし、審査委員長である永井様(自治医科大学学長)による講演や、第7回受賞者による講演、パネルディスカッション等を実施します。
また、現地会場では歴代受賞者の紹介パネル展示やネットワーキングイベントも企画しております。現地参加限定企画となっておりますので、奮ってご参加ください。
日時: 2025年4月22日(火)14:30~18:00(14:00受付開始、17:10-18:00ネットワーキング)
日本橋ライフサイエンスハブ/オンライン
(外部サイトが開きます)
申込締切
会場:4月22日(火)9:00まで
オンライン:4月22日(火)17:00まで
プログラム
時間 | 内容 |
14:00 | 開場 |
14:30-14:50 | 開会挨拶及び講演 「日本の臨床医学研究と医療開発:歴史と意義」 自治医科大学学長 永井 良三 氏(日本医療研究開発大賞審査委員長) |
14:50-15:20 | 講演「ケモカインの発見に基づくT細胞リンパ腫治療薬の開発」 第7回日本医療研究開発大賞 内閣総理大臣賞受賞者 近畿大学名誉教授 義江 修 氏 |
15:20-15:40 | 講演「パルスオキシメータの開発と実用化」 第4回日本医療研究開発大賞 内閣総理大臣賞受賞者 日本光電工業株式会社(荻野記念研究所 フェロー 小林 直樹 氏) |
15:40-15:55 | 休憩 |
15:55-16:10 | スタートアップ賞・スタートアップ奨励賞 紹介プレゼン ・Heartseed株式会社 代表取締役社長 福田 恵一 氏 |
16:10-16:40 | パネルディスカッション パネリスト |
16:40-17:00 | 講演「膵がん診断のための血液バイオマーカーの発見と体外診断用医薬品承認、保険収載、臨床実装」 第7回日本医療研究開発大賞 健康・医療戦略担当大臣賞受賞者 日本医科大学大学院医学研究科 生体機能制御学分野 大学院教授 本田 一文 氏 |
17:00-17:10 | 閉会挨拶 ・一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン 常務理事 曽山明彦 ・内閣府健康・医療戦略推進事務局 次長 竹林 経治 氏 |
17:10-18:00 | ネットワーキング ※リアル会場のみ |
登壇者
プロフィール | |
![]() | 永井 良三 1974年、東京大学医学部卒業。東大病院第三内科医員を経て、1983-87年に米国バーモント大学生物物理学教室、客員准教授。1988年、東大病院検査部講師、1991東京大学医学部第三内科講師・病棟医長、1993-95年、同助教授。1995‐99年、群馬大学医学部第二内科教授(医療情報部長兼任)。1999-2012年、東京大学内科学循環器内科教授、2003-07年、東大病院病院長、2009-12、東京大学トランスレーショナルリサーチ機構長。2012-現在 自治医科大学 学長 |
![]() | 義江 修 1974年3月に東北大学医学部卒業、1978年3月に東北大学大学院内科学専攻系修了(医学博士)、東北大学附属病院中央検査部の医員を経て1980年4月から米国イエール大学のPeter Lengyel教授の研究室に留学(博士研究員)、1983年6月に東北大学医学部細菌学教室助手(石田名香雄教授)、1988年9月に同助教授(菅村和夫教授)、1989年4月に塩野義製薬(株)に入社してシオノギ医科学研究所研究員(日沼賴夫所長)、1998年4月に近畿大学医学部細菌学教室の主任教授、2016年3月に定年退職(近畿大学名誉教授)、2016年5月から仙台太白病院の副院長、2016年10月に同院長、さらに同病院の新築移転にともなって2017年12月から葵会仙台病院院長、2020年3月同病院を退職、2020年4月から介護老人保健施設葵の園・仙台泉の施設長となり、現在に至る。 |
![]() | 小林 直樹 1981年慶応義塾大学工学部卒業.同年 日本光電工業株式会社入社.電気生理学機器開発部門を経て,研究所で1998年から青柳卓雄博士の指導のもとパルスオキシメトリ関連の研究開発業務に従事し、以後専門分野となる.SpO2,CO2,NIBPなどのバイタルパラメータ事業を担当した後.2017年~2021年荻野記念研究所所長執行役員.現在同研究所フェロー.2013年にパルスオキシメトリーの研究で学位を取得(工学博士). |
![]() | 福田 恵一 慶應義塾大学医学部卒業、同大学院を修了後、国立がんセンター研究所、米国ハーバード大学、ミシガン大学に留学し、心筋細胞の遺伝子発現、細胞周期に関する研究に従事。1995年に帰国後、心筋細胞の再生と重症心不全治療法の開発を開始。慶應義塾大学専任講師を経て、2005年再生医学教室教授、2010年に循環器内科教授。同大学副医学部長、日本内科学会副理事長、日本循環器学会理事等の要職を歴任。心筋再生医療の社会実装を目指し2015年にHeartseed株式会社を設立し、2017年より代表取締役社長に就任。iPS細胞由来再生心筋細胞を用いた虚血性心疾患に伴う重症心不全に対する心筋再生医療に関する治験を実施。2024年東京証券取引所グロース市場に上場。時価総額世界第2位の製薬会社ノボノルディスク社と技術提携・ライセンス契約(総額900億円強のマイルストン契約)を結び、世界共同治験を実施予定。 |
![]() | 沖山 翔 2010年 東京大学医学部卒業。 |
![]() | 中山 泰秀 1986年大阪大学工学部卒業、1991年大阪大学大学院工学研究科修了(工学博士) |
![]() | 鄭 雄一 平成元年に東京大学医学部医学科を卒業、内科研修医および医員として勤めた後に、東京大学大学院医学系研究科に入学。在学中の平成7年に米国マサチューセッツ総合病院に留学し、ハーバード大学医学部講師、助教授を勤めた後、平成13年に東京大学に戻り、平成19年より東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻教授。平成28年より東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター教授を兼務。平成31年4月より神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーション研究科長を兼任(クロスアポイントメント)。令和3年4月より理事・副学長も兼務。専門は、骨・軟骨の生物学、再生医学、バイマテリアル工学。健康状態を可視化し行動変容を促す産学協創プロジェクトも推進している。神奈川県立保健福祉大学では、未病コンセプトの社会実装のための体系化と学問化に取り組んでいる。 |
![]() | 本田 一文 1998年に東京医科大学で博士(医学)を取得後、PMDAポスドク、厚生労働技官を経て、国立がん研究センター研究所化学療法部室長、ユニット長、早期診断バイオマーカー開発部門長を歴任。2020年より日本医科大学大学院医学研究科教授に就任。 |
![]() | 曽山 明彦 LINK-J 常務理事/東北大学特任教授 |
参加費
無料
定員
会場:100名
オンライン:1000名
主催
主催:内閣府 健康・医療戦略推進事務局
共催:一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)
お問い合わせ先
LINK-J
E-mail: contact@link-j.org