テクノロジーの進歩は医療制度に革命をもたらしていますが、同時に、高齢化とライフスタイルの変化により、慢性疾患を持つ人々や「ケア」を必要とする人々の数が急速に増加しています。再生医療は、慢性疾患を「予防」または「治癒」できる細胞、組織、臓器の損傷を修復することに焦点を当てた新しい治療法です。
オランダでは、「From Care to Cure」をスローガンとして、慢性疾患の対症治療から、予防・治癒を目指すための再生医療ソリューションの創出を目的として、オランダの再生医療トップクラスター(ライデン、ユトレヒト、アインホーフェン、マーストリヒト、ベルギーのルーベン)を結び、RegMed XBという官民ネットワークを2016年にスタートさせました。複数の医療財団、トップクラスの研究者、企業、政府をメンバーとして、再生医療における野心的な課題に積極的に取り組んでおり、再生医療分野のトップクラスの専門家や企業が結集した強力なインフラが構築されています。今回のシンポジウムでは、RegMed XB、そして、そのパートナー機関よりオランダの最先端のプロジェクトについてご紹介いたします。
また、日本からは、世界の再生医療を牽引する著名な先生方にご登壇いただけることとなりました。4月14日(金)は研究紹介、5月19日(金)は社会実装とビジネス展開をテーマに講演、そして、パネルディスカッションでは、ラボから患者様まで、研究から商業化まで、様々な分野において、日蘭のコラボレーションの可能性について語ります。2025 年の大阪・関西万博、そして、その先へ、日蘭の未来を見据えたパートナーシップを実現すべく、本シンポジウムがまさにそのキックオフイベントとなります。
皆様のご参加をお待ちしております。
申込締切
使用言語:日本語・英語(同時通訳あり)
プログラム
時間 | 内容 |
16:30- | ご挨拶① 在大阪オランダ王国総領事館 総領事 マーク・カウパース氏 |
16:35- | ご挨拶② バイオコミュニティ関西(BiocK) 副委員長兼統括コーディネーター 坂田 恒昭 氏 |
16:40- | ご挨拶③ RegMedXB Mr. Bernard Mulder, General Director [オンライン] |
16:45- | ご講演①「重症心不全に対する心筋再生治療の開発」 大阪大学大学院医学系研究科特任教授/大阪警察 病院院長 澤 芳樹 氏 |
17:05- | ご講演② 「iPS細胞を用いたパーキンソン病治療」 京都大学iPS細胞研究所 所長・教授 高橋 淳 氏 [オンライン] |
17:20- | ご講演③「iPSを用いた網膜細胞治療」 株式会社ビジョンケア代表取締役社長 高橋 政代 氏 |
17:35- | ご講演④「RegMed XB: the Dutch-Flemish Translational Platform for Regenerative Medicine」 Mr. Bernard Mulder, General Director, RegMed XB [オンライン] |
17:55- | ご講演⑤「The RegMed XB OsteoArthritis Moonshot」 Prof. Keita Ito, Orthopaedic Biomechanics, Professor, Department of Biomedical Engineering, Eindhoven University of Technology | Professor, Department of Orthopaedics, University Medical Center Utrecht - RegMed XB partner [オンライン] |
18:10- | ご講演⑥「Stem -cell Derived Insulin-producing Cells: a Functional Cure for Type 1 Diabetes?」 Prof. Eelco de Koning, Professor of Diabetology, Leiden University Medical Center- RegMed XB partner [オンライン] |
18:25 - | 閉会の挨拶 大阪大学大学院医学系研究科特任教授/大阪警察病院院長 澤 芳樹 氏 |
18:30 - | 名刺交換会 ※会場参加者のみ |
参加費
無料(事前申し込み制)
定員
会場参加 50 名
主催
在大阪オランダ王国総領事館
共催(予定)
バイオコミュニティ関西(BiocK)、関西医薬品協会、LINK-J
協力
NPO法人 近畿バイオインダストリー振興会議、公益財団法人 都市活力研究所
後援
公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会 (予定)