「分散型臨床試験(DCT)」は近年注目されている臨床試験の新たな手法であり、その活用により被験者の治験参加にともなう通院負担が軽減され、参加者の募集や試験の実施を効率化することが期待されています。
株式会社AKT Healthは、2024年11月より国内におけるDCTネットワーク構築に向けた『DCTs Series』イべントを開始し、医療機関、アカデミア、各企業のDCTに携わる方々と議論を深めてまいりました。
第4弾となる今回は、11月12日(水)18時~東京日本橋にて「デジタルヘルスとRWDの交差点:DCTの未来を形作る」をテーマに開催いたします。
医療データ企業、製薬企業、医療機関、アカデミアの代表者が一堂に会し、臨床試験における「リアルワールドデータ」の活用や課題、DCTの設計や信頼性をどう支えるか等、今後の展望についてお話しいただきます。また、イベント後半は、来場者も含めたディスカッションと、参加者同士のつながりを深めるためのネットワーキングの機会を設けています。
申込締切
※応募者多数の場合、主催者が参加可否を判断する場合がございます。また、1社で複数名お申し込みいただいた際は、調整をお願いする場合がございます。
プログラム
時間 | 内容 |
17:45 | 開場 |
18:00- 18:05 | 開会挨拶 |
18:05- 18:10 | 座長挨拶 長嶋 浩貴 氏(東京センタークリニック 理事長 院長) |
18:10- 18:30 | 基調講演「治験症例集積性向上へRWD活用の期待 ~ドラッグロス解消へ~」 小川 武則 氏(メディカル・データ・ビジョン株式会社 EBM本部 臨床試験事業部 部門長) |
18:30- 19:10 | パネルディスカッション モデレーター: 長嶋 浩貴 氏(東京センタークリニック 理事長 院長) パネリスト: 小川 武則 氏(メディカル・データ・ビジョン株式会社 EBM本部 臨床試験事業部 部門長) |
19:10- 19:30 | Q & A |
19:30- 20:25 | ネットワーキング |
20:25- 20:30 | 閉会挨拶 |
登壇者
プロフィール | |
![]() | 小川 武則 氏 1986年、株式会社社会調査研究所(現・インテージ)に入社し、製薬企業向けITシステム部門において医療データおよび製薬企業内データの利活用システム構築に従事。2005年には同グループのCROである株式会社アスクレップの代表取締役社長に就任し、臨床開発分野に本格的に参画。その後、シミックホールディングスを経て、2020年よりメディカル・データ・ビジョン株式会社にて、治験・臨床試験における医療データ利活用の推進に携わっている。医療データと臨床開発の双方にわたる豊富な経験を活かし、日本CRO協会 参与としても業界活動に積極的に取り組んでいる。 |
![]() | 長嶋 浩貴 氏 東京センタークリニック 理事長 院長 千葉大学医学部卒業。東京女子医科大学循環器内科入局。国立岡崎共同研究機構生理学研究所で基礎研究に従事。ハーバード大学留学から帰国後、東京女子医科大学血管研究室室長、東京ハートセンター副院長、永寿総合病院柳橋分院副院長、新宿リサーチパーククリニック院長を歴任、現在に至る。学会発表、論文発表、受賞多数。300以上の臨床試験で責任医師を務め、2017年には日本初のDecentralized Clinical Trial(DCT)に責任医師として参画。日本で最も多くのDCT実績をもつ。DCT症例経験600以上。 所属学会:日本内科学会、日本循環器学会、日本冠疾患学会、日本臨床薬理学会、日本睡眠学会 等。 |
![]() | 狼 卓 氏 外資系製薬企業のメディカル部門においてメディカルサイエンスリエゾン、メディカルアフェアーズ領域担当を経て、臨床疫学、リアルワールドデータ・エビデンス創出担当のマネジメントに従事。現職のバイエル薬品株式会社には2021年に入社、日本における開発品から市販後の製品に関連するリアルワールドエビデンスの創出、製造販売後調査等及び再審査関連の業務に責任者として従事する。薬剤師、博士(システムエンジニアリング)、製造販売後調査等管理責任者。リアルワールドデータ、人工知能関連の学会・原著論文の発表に取り組む。 |
![]() | 朱 欣 氏 会津大学大学院コンピュータ理工学研究科博士後期課程を修了後、会津大学コンピュータ理工学部にて特別研究員、准教授、上級准教授を歴任し、現職に至る。 |
![]() | 岡田 就将 氏 東京医科歯科大学医学部卒業。同小児科入局、国立成育医療研究センター等で臨床に従事。2005年、厚生労働省入省。がん対策推進官、医療イノベーション企画官、医療技術評価推進室長を歴任。2022年より現職。2023年厚労省中医協保険医療等材料専門組織プログラム医療機器等専門ワーキンググループに参画。現在、医療政策人材の養成を目指す、東京科学大学大学院修士課程医療管理政策学(MMA)コースを主宰。東京都地域医療構想アドバイザー、消費者庁消費者安全調査委員会委員、東京都地方独立行政法人評価委員会委員。 |
対象者
アカデミア、医療機関、製薬企業、スタートアップなど幅広い方々(分散型臨床試験や遠隔患者モニタリングに関連・関心のある方 、ヘルステック領域の研究・事業をされている方 )
参加費
無料(要登録)
定員
現地参加(定員50名)
主催
株式会社AKT Health
お問い合わせ先
DCTs Series 運営事務局