第8回DIA再生医療製品・遺伝子治療用製品シンポジウム　新たな成長ステージに入った再生医療製品・遺伝子治療用製品の開発

本シンポジウムではこれまで、新たなサイエンスや技術を治療方法として確立する“実用化”、確実かつ安定的に患者さんに製品を届ける“産業化”、医療現場での使用に目線を置いた“実装化”などのテーマで、新法制定後における「導入期」の種々の課題について議論を継続してきました。昨年、“新法の策定から10年目”という節目の年には、今後の更なる飛躍へ向けて、関係者の熱い想いと共にこれまでの製品開発の進歩を振り返りました。
「導入期」の様々な経験の中には、開発初期には想像もしなかったことや、実際に取り組んでみて初めて気付いたことも数多くあったのではないでしょうか。また、製品の有効性や安全性をさらに高めたいという想いを強くした関係者も多かっただろうと想像しています。
そこで今年のシンポジウムでは、それらの気付きや想いをこれからの「成長期」に活かすべく、その第一歩にふさわしい企画を盛り込みました。
本年の基調講演としては、経済産業省生物化学産業課下田裕和課長より再生医療Grand Designについて、株式会社VC Cell Therapy 高橋政代先生より臨床医およびビジネスパーソンの両方の立場で再生医療を推進した経験について、それぞれご講演をいただきます。加えて、産業側からも日本の再生医療を牽引してきた方々をパネリストに迎え、再生医療の産業化と次世代のビジネスモデル構築をテーマにスペシャルディスカッションを企画しております。
再生医療等製品・遺伝子治療用製品の開発は、「導入期」から「成長期」へとステージの変わり目を迎えていますが、本シンポジウムはこれまでと同様に、産官学での課題の共有、解決策へ向けた建設的な議論の場でありつづけたいと考えています。
なお、昨年と同様に、本年もハイブリッド開催を予定しており、会場ではドリンクと軽食を用意してネットワーキングの機会を設ける予定です。どうぞご期待ください。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。