臓器モデルの3Dプリントは、動物実験に代わる方法として広く考えられています。しかし、このようなモデルの多くは(他の動物を使わない方法と同様に)、動物由来の成分を含んでいます。これは動物への危害につながるだけでなく、ヒト臓器モデルを用いることで科学の質を向上させようという試みとも矛盾しています。
本ウェビナーでは、最近開発され、毒性研究にも使用されたゼノフリー肝臓モデルについて、ベルリン工科大学のKurreck教授にご紹介いただきます。このモデルは、細胞をウシ胎児血清(FBS)フリー培地に適合させており、細胞培養にもブタ由来トリプシンやFBS含有凍結培地のような動物性原材料は使用せず、またバイオインクもマトリゲルやコラーゲン、ゼラチンのような動物性成分を含んでおりません。
(日本時間午後10時開始、開催言語:英語)
【こんな方におすすめ】
・動物由来成分を一切使用しない細胞培養を考えている方
・肝臓モデルの毒性評価に関心がある方
・マトリゲルの代替品を探している方
【講師ご紹介】
■ Jens Kurreck 教授(ドイツ・ベルリン工科大学)
ベルリン工科大学(TUB)応用生化学正教授。主な研究分野は、バイオプリンティング、RNAテクノロジー、ウイルス学など。
ハーバート・スティラー賞や動物実験代替法開発賞、非動物的手法の指導賞、ベルリン工科大学の優れた教育に贈られる賞など、数々の賞を受賞。
参加費
無料、要事前申込