オフィス需要に応える拠点も開設、「新木場1」もあわせ4施設を整備
三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 植田俊)は、賃貸ラボ&オフィス事業の「都心近接型」として、「三井リンクラボ新木場2」を竣工するとともに、「(仮称)三井リンクラボ新木場3」の開発を決定いたしました。また同時に、新木場駅前の新木場センタービルに、ライフサイエンスプレイヤー向け賃貸オフィスと会議室を有する拠点「ライフサイエンスハブ新木場」も開設いたしました。
2021年7月にオープンした「三井リンクラボ新木場1」含め計4施設を新木場エリアに整備し、研究者をはじめとする様々なライフサイエンスプレイヤーの集積を図ってまいります。また一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(理事長 岡野栄之、以下LINK-J)との協働や、入居企業を支援する三井のラボ&オフィスの新サービス「三井リンクラボ オープンイノベーション支援プログラム」※なども推進することで、ライフサイエンス領域のエコシステム構築を加速させていきます。三井不動産は、街づくりを通して「場」と「コミュニティ」を提供する「プラットフォーマー」として、ライフサイエンス分野をはじめとした産業活性化や新産業創出に貢献してまいります。
※三井のラボ&オフィスの新サービス「三井リンクラボ オープンイノベーション支援プログラム」の詳細は、同日に発表しておりますプレスリリースをご参照ください。
新木場を研究者をはじめとした様々なライフサイエンスプレイヤーが集まる街に
- 「三井のラボ&オフィス」最大規模となる「三井リンクラボ新木場2」が4月28日に竣工。
スタートアップを含む多様な企業のニーズに応じたラボ環境を提供 - 「(仮称)三井リンクラボ新木場3」の開発が決定。2023夏着工・2024秋竣工予定
- ライフサイエンスプレイヤー向け賃貸オフィスと会議室を有する拠点
「ライフサイエンスハブ新木場」を新木場駅至近の新木場センタービルに開設
スタートアップを含む多様な企業のニーズに応じたラボ環境を提供
新木場エリア2棟目として4月28日に竣工した「三井リンクラボ新木場2」は、「新木場」駅徒歩7分の場所に立地。延床面積は18,232㎡とラボ&オフィス最大規模の施設で、フラッグシップ物件となります。
「三井リンクラボ新木場2」外観(南東側) | エントランス |
- 三井リンクラボ新木場1同様、様々な実験シーンに対応可能なラボ設計
- BSL2※1対応、液体や気体等を使った実験が可能なウェットラボ※2仕様
- 各区画ごとに設備バルコニーを設置し、貸室内へ直接給排水・給排気などを配管
- 実験専用の排気ダクト、空調室外機等の増設スペースを用意
- さらに、スタートアップ企業を含む多様な企業のニーズに応じた環境を整備
- コンセント・シンク等を予め用意し、初期費用を抑えて直ぐに入居できる70~100㎡程度の区画を
スタートアップ企業向けに用意 - セルアナライザーやリアルタイムPCR等、高価な汎用機器を共同利用できる共通機器室
- 研究用の消耗品・試薬等を揃えた店舗「MITSUI LINK-Lab LINK-Stock」
- コンセント・シンク等を予め用意し、初期費用を抑えて直ぐに入居できる70~100㎡程度の区画を
スタートアップ向け区画 | 共通機器室 |
- 三井リンクラボシリーズ初ZEB Ready※3など認証の取得や太陽光発電の設置を行う環境対応
- 三井リンクラボシリーズ初のZEB Ready認証とDBJ Green Building認証※4を取得
- 屋上の一部には太陽光発電を設置し、本施設の電力の一部に利用
- 社内外のコミュニケ―ションを活発にする様々な共用部
- コミュニケーションラウンジ
- 交流の場やサードプレイスとして機能し、社内外の活発なコミュニケーションを促進
- 入居テナントとLINK-J会員は無料で利用可能
- 会議室
- 入居テナントとLINK-J会員専用。最大100人程度を収容可能な大会議室のほか、各階にも小会議室を用意
- ミーティングやイベント開催など社内外の活発なコミュニケーションを促進
- カフェ
- 日替わりランチやドリンクなどの豊富なメニューを提供
- 海に面した開放的なロケーションで食事を楽しむことができ、ランチや気分転換などに活用できる
コミュニケーションラウンジ | 大会議室 | カフェ |
※1 BSL(biosafety level)とは、細菌、ウイルスなどの微生物、病原体等を取り扱う実験室、施設の格付け。世界保健機構(WHO)のLaboratory Biosafety Manual(実験室バイオセーフティ指針)に基づき、各国で病原体等の危険性に応じた4段階のリスクグループ毎の取り扱いが定められている。BSL2は、疾患を起こす可能性があるが重大な災害となる可能性のない病原体。
※2 ウェットラボとは、創薬や再生医療等の研究者が液体や気体等を使って実験を行う場所のこと。
※3 ZEB Readyとは、年間の一次エネルギー消費量を省エネで50%以下まで削減した建築物のこと。
※4 DBJ Green Building認証とは、「環境・社会への配慮」がなされた不動産とその不動産を所有・運営する事業者を支援する取り組みとして2011年に創設された認証制度のこと。
2023夏着工・2024秋竣工予定
開発が決定した新木場エリア3棟目となるラボ&オフィス「(仮称)三井リンクラボ新木場3」は、「新木場」駅まで徒歩6分と新木場エリアで展開するラボ&オフィスの中で最も駅近な施設です。千石橋のたもと、水辺を臨む開けた区画に立地しているため周囲からの視認性も高く、すでに竣工した2棟と合わせて、新木場を訪れた人に"研究者の集まる街"と印象付ける物件になります。
「三井リンクラボ新木場3」外観イメージ | 位置図 |
なお、三井リンクラボシリーズは、これら新木場エリアの3棟に加え、すでに稼働している2物件(「三井リンクラボ葛西」「三井リンクラボ柏の葉1」)を合わせ、5棟体制となります。
「ライフサイエンスハブ新木場」を新木場駅至近の新木場センタービルに開設
ライフサイエンス事業における「場の整備」をさらに進めるため、「新木場センタービル」の7階に、新たなライフサイエンス拠点「ライフサイエンスハブ新木場」を整備いたしました。この拠点では、新木場エリアのラボ&オフィステナントをはじめとした様々なライフサイエンスプレイヤーに向けた賃貸オフィス・会議室を用意しております。新木場センタービルのオフィス機能とリンクラボのラボ機能を連携させながら「場の整備」を充実させていくことにより、新木場エリアにおけるライフサイエンス領域のエコシステムを加速させてまいります。
新木場センタービル外観 | ライフサイエンスハブ新木場 |
賃貸オフィス | 共有部 |
【参考】「三井リンクラボ新木場1」の入居状況
2021年7月にオープンした新木場エリア1棟目「三井リンクラボ新木場1」は、オープン時から入居するスタートアップ企業、CRO、異業種からの参入に加え、大学発スタートアップ、製薬企業、医療機器メーカーなどが新たに入居しています。
※参考リリース:「三井のラボ&オフィス」事業 初の新築施設 「三井リンクラボ新木場1」オープン
「三井リンクラボ新木場1」入居企業
「三井リンクラボ新木場2」
所在地:東京都江東区新木場1-17-8
竣工:2023年4月28日
敷地面積:9,002㎡(約2,723坪)
延床面積:18,232㎡(約5,518坪)
総貸付面積:14,588㎡(約4,413坪)
デザイン監修:Quality Innovation United Ltd.
基本計画:株式会社日建設計
設計・監理:株式会社竹中工務店
施工:株式会社竹中工務店
アクセス:東京メトロ有楽町線・東京臨海高速鉄道りんかい線・JR京葉線「新木場」駅 徒歩7分
1階平面図、基準階平面図
「(仮称)三井リンクラボ新木場3」
所在地:東京都江東区新木場二丁目3番72(地番)
着工:2023年夏(予定)
竣工:2024年秋(予定)
敷地面積:6,931㎡(約2,097坪)
アクセス:東京メトロ有楽町線・東京臨海高速鉄道りんかい線・JR京葉線「新木場」駅 徒歩6分
「ライフサイエンスハブ新木場」
所在地:東京都江東区新木場1-18-6新木場センタービル 7階
面積:923.14m²(279.25坪)
アクセス:東京メトロ有楽町線・東京臨海高速鉄道りんかい線・JR京葉線「新木場」駅 徒歩3分