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出場者募集「革新的がん治療に繋がる研究シーズ・技術シーズ ピッチコンテスト」柏の葉ライフサイエンスフロンティアで躍進するイノベーションシリーズ

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優勝者には研究奨励金1000万円・無償ラボベンチ・メンタリング、さらに書類審査通過者にもメンタリング実施


一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(以下 LINK-J)は、アステラス製薬と革新的がん治療に繋がる研究シーズ・技術シーズ ピッチコンテストを共催し、その出場者を募集します。
本コンテストは、がん領域の創薬シーズや技術のアイデアを有し、事業化を見据え自力で創薬にチャレンジしたい研究者、もしくは事業化直後で今後ご自身の創薬プログラムを推進させたい研究者を支援する目的で開催します。
今回のイベントの舞台である柏の葉エリアでは、国立がん研究センター、東京大学柏キャンパスなどから成る、国内屈指のライフサイエンスクラスターが確立されています。柏の葉に程近いつくばの地にて、グローバルファーマとしての創薬機能を有するアステラス製薬は、最近この柏の葉エリアに位置する三井不動産リンクラボ内にがん微小環境研究の拠点を開設しました※1。本コンテストは、この柏の葉-つくばにまたがる創薬エコシステムの構築と、さらなるオープンイノベーションの加速につながる、挑戦的かつ刺激的な企画となっています。

本コンテストでは、書類審査通過者が、豊富な創薬・モダリティ開発経験を有するアステラス製薬の現役専門家や、がんの臨床試験/トランスレーショナル研究をリードするアカデミアの専門家、ベンチャーキャピタルの専門家による事前メンタリングを受けることができるユニークな機会をご用意しています。ピッチイベントにのぞむにあたり出場者が実現したい創薬のビジョンがより明確になることで、ピッチイベントの場にて審査委員との質疑が活発になり、今後の研究の更なる発展につながることを期待しています。

※1 アステラス製薬 最先端の空間バイオロジーを駆使したがん微小環境研究のオープンイノベーション拠点を三井不動産「三井リンクラボ柏の葉1」内に設置
https://www.astellas.com/jp/news/28106

募集要項

応募条件

【研究内容】
がん領域において、革新的な薬剤の創出につながるシーズ・技術(診断薬・医療機器は除く)

【対象者】
日本国内のアカデミア・民間機関に所属し、国内で研究遂行可能な研究者あるいは研究グループであり、日本語でのコミュニケーションが可能な人

【その他条件】
・非機密保持情報としてアイデアの内容を開示可能であること。
・所属アカデミア・機関より本ピッチコンテストへの応募について承諾を得ていること。
・最終選考に至る、すべての選考プロセスに参加可能なこと。
提供される研究奨励金およびすべての優勝賞品を受賞テーマの創薬事業化に活用すること。優勝賞品の研究環境の提供1)、2)、3)については、優勝者が利用することが前提となります。

応募方法および審査プロセス

(1)応募スケジュール

書類応募期間 2023年11月6日~2023年12月20日17時まで
書類審査結果通知(注1) 2024年1月22日
メンタリング期間 2024年2月1日から2024年3月8日まで
ピッチイベント日時・会場(注2) 2024年3月22日13時開始
柏の葉カンファレンスセンター(住所:千葉県柏市若柴178番地4 ホテル&レジデンス棟2階(三井ガーデンホテル柏の葉2階)

(注1) 書類審査結果は、合否にかかわらず電子メールにてお知らせします。
(注2) ピッチイベント当日のスケジュールについては、書類合格者に別途お知らせします。出場者には会場での登壇をお願いする予定ですが、オンライン等に変更になる可能性がございます。

(2) 提出書類
プロジェクト概要(A4縦型で2ページ以内、PDFあるいはwordファイル)および以下の情報を含むアスピレーションシート(10枚以下、PowerPointあるいは類似のプレゼンテーションフォーマット)を提出していただきます。なお、非機密情報下で開示可能なものに限定し、秘密情報を開示された場合、責任は負えませんので予めご了承ください。
1)社名または研究代表者名
2)プロジェクトタイトル
3)ビジョン
4)シーズの強み(競合優位性など)
5)科学的根拠(取得データや参考文献等)
6)対象がん種および妥当性
7)実験計画(スケジュール、Go/No GO判断基準)
8)アステラスおよび臨床専門家からの支援に期待すること

(3) 書類提出方法
応募期間は終了しました。
「応募者氏名(日本語)_プロジェクト概要」、ならびに「応募者氏名(日本語)_アスピレーションシート」の書類名で提出をお願いします。

(4) メンタリング
メンタリング期間中に、アステラス製薬の現役研究員、臨床専門家、ベンチャーキャピタルの投資家から、ピッチイベントにむけたブラッシュアップのためのメンタリングを受けていただきます(各1時間を予定)。

(5) ピッチイベント
1チームあたり、研究アイデアのプレゼンテーション 10分、審査員による質疑応答10分とします。

【審査基準】
以下の審査基準を用いて審査を行います。書類審査で5チーム程度を採択し、ピッチコンテストにて優勝者を決定します。

<創薬事業性>
・アイデア・技術の新規性、科学的根拠のレベル、既存薬・治療法に対する優位性
・(最終審査において)コンセプトの商業応用の実現性・可能性

<人物>
・ピッチスキル、リーダーシップ、創薬やエコシステムの確立に対する情熱

優勝賞品

  1. 研究奨励金(アステラス製薬による提供) : 1000万円 
  2. 研究環境の提供 :
    1)アステラス創薬研究開発専門家およびがん臨床治験・トランスレーショナル研究専門家などによる定期的なメンタリングを実施(2年間)
    2)ラボ無償利用(1年間)※アステラスつくば研究センター内のシェアラボ SakuLab-Tsukubaの1ベンチ、または三井リンクラボ柏の葉内シェアラボの1ベンチ
    3)LINK-J 2024年度 特別会員資格:詳細はこちらをご参照ください。
    4)アステラス柏の葉TME iLabにおける最先端の空間解析機器(CosMx、Visium)の使用(実験に関する費用は優勝者負担)。※使用するか否かは優勝者の任意となります。
    ※ラボ無償利用(1年間)について
    優勝者には、アステラスSakuLab-Tsukubaあるいは三井リンクラボ柏の葉内シェアラボへの入居にあたり、別途契約を締結していただきます。要望があれば、ラボの見学を実施します。契約締結後、速やかに研究を開始していただきます。

    ピッチコンテスト審査員

    Astellas Moriya.jpg アステラス製薬株式会社 イムノオンコロジー部門 部門長
    守屋 隆一 氏

    北海道大学大学院薬学研究科修了後、2000年に万有製薬㈱(現MSD)に入社。研究部門にて創薬研究に従事し、新規創薬標的の探索から開発候補品の創出に携わる。2009年アステラス製薬(株)に入社。つくば研究所にて抗体創薬、米国子会社Agensys社にてAntibody Drug Conjugate研究に従事。2016年から研究戦略部門にて研究組織の設計や創薬研究プロセスの立案に関わった後、2018年から4年間、ターゲティング医薬研究室室長として抗体、遺伝子治療、細胞治療の社内PJに携わるとともに、複数のUS・UKバイオテックとの共同研究をリード。細胞治療の品質、プロセスおよび戦略を担当するPrimary Focus Modality Leadを経て、2023年10月よりイムノオンコロジー部門 部門長。薬学博士。

    _AIY6479.jpg アステラス製薬株式会社 創薬アクセレレーター部門長
    増永 太郎 氏

    入社後、研究員として免疫分野(アレルギー、自己免疫、移植領域)での創薬研究に従事。米国への出向を3度経験、シカゴでは移植領域での研究マネジメント、西海岸ベイエリアでは米国のベンチャー投資・提携探索によるアカデミアやバイオテックとのネットワーク構築、ボストン・ケンブリッジでは新規研究組織の立ち上げを行う。USバイオテックのNew Co立ち上げ、提携、共同研究、買収、PMIに関わることで、ライフサイエンスエコシステムでのAgileな創薬に感銘を受ける。全社戦略部の科学戦略グループリーダー、研究本部の戦略部長を歴任し、2021年10月より現職。研究組織にUSバイオテックの仕組みを導入したベンチャーユニットを組成し、一日も早く患者さんに新たな価値を提供することを目標に活動している。

    名刺用2.jpg 国立がん研究センター 先端医療開発センター センター長
    土井 俊彦 氏

    1989年岡山大学医学部卒業、1994年岡山大学大学院医学研究科第一内科修了。1994年国立病院四国がんセンター内科。2002年国立がんセンター東病院内視鏡部。2004年同院内視鏡部消化器内視鏡室医長/病棟部病棟医長。2009年7月から2014年5月同院治験管理室室長併任。2012年から消化管内科長を経て2013年早期・探索臨床研究センター先端医療科長 / 消化管内科長併任。2014年から2022年まで副院長(研究担当)を兼務。2015年から先端医療科科長、先端医療開発センター新薬臨床開発分野長。2022年4月より先端医療開発センター長兼橋渡し研究推進センター長就任。医学博士。日本内科学会認定医・指導医、日本消化器病学会認定指導医
    【専門領域】 近年では、第Ⅰ相臨床試験を中心に早期新薬開発、再生医療・細胞医療、バイオマーカー探索や画像解析、また、AI・IoT を利用した医療インフラ整備等にもかかわる。

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    株式会社ファストトラックイニシアティブ プリンシパル(FTI)
    木村 紘子 氏

    学位取得後、コンサルティング会社にて、ライフサイエンス・ヘルスケア領域、情報・通信領域等における中期経営計画策定、新規事業戦略立案、新事業領域・海外展開に向けた提携支援、M&Aアドバイザリー業務等に関与。2013年8月より株式会社ファストトラックイニシアティブに参画し、主にバイオ領域(創薬基盤技術、創薬開発、再生医療、医療機器等)における、アカデミア発スタートアップ企業のソーシング、投資評価、設立支援及び経営支援に従事。現在、担当投資先企業に社外取締役として参画。2017年3月まで東京大学大学院薬学系研究科特任助教を兼任。
    東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。博士(医学)。AIPE認定知的財産アナリスト(特許)。監訳書に、「アカデミア創薬の実践ガイド スタンフォード大学SPARKによるトランスレーショナルリサーチ」(東京大学出版会)がある。

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    株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ (UTEC) 取締役・パートナー、LINK-Jサポーター
    宇佐美 篤 氏

    東京大学大学院薬学系研究科生命薬学専攻にて神経科学、薬理学を研究。博士号取得、薬剤師。ライフサイエンス分野を中心とするシード/ アーリーステージ投資を担当。オリシロジェノミクス株式会社(2023年Moderna, Inc.によりM&A)、Repertoire Genesis株式会社(2022年Eurofins Scientific SEによりM&A)の共同創業からの支援に加え、現在、投資先のエディットフォース株式会社、bitBiome株式会社、BUGWORKS RESEARCH, INC.の社外取締役等を兼任。AMED課題評価委員やMEDISOサポーター等を務める。UTEC参画以前には、株式会社三菱総合研究所にて、ライフサイエンス及び他分野製造業メーカに対する新規事業戦略立案、経営計画策定支援等の業務に従事。

    留意事項

    ・複数名で応募する場合は、代表者名のみを募集要項に記入してください。
    ・応募内容に機密情報を含められてしまった場合や、所属アカデミア・機関から応募に関する承諾が適切に得られていなかった場合など、応募条件からの逸脱により生じる賠償、補償、クレーム等の一切の問題については全て応募者の責任において対応し、主催者・共催者・協賛者はいずれも一切の責任を負わないものとします。
    ・応募内容に不備がある場合または虚偽の情報が含まれる場合は、審査対象外とします。
    ・審査内容の問い合わせについては、回答いたしかねます。
    ・奨励金、メンタリング、各種ラボの使用は、受賞した研究テーマに関連する内容に限定されます。賞品提供者であるアステラス製薬の求めに応じて、適宜徴憑等の提出をお願いする場合があります。

    主催

    主催:LINK-J 共催:アステラス製薬株式会社
    協賛:三井不動産(株)、(株)東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)、(株)ファストトラックイニシアティブ(FTI) 他

    問い合わせ先

    LINK-J事務局 担当窓口 : 原、上杉 contact@link-j.org 

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