1月25日(金)、日本橋ライフサイエンスハブにて「再生医療産業化フォーラム2019 in 日本橋」を開催いたしました。(主催:神戸市、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 共催:LINK-J)
本イベントは、東京日本橋において、首都圏の企業・研究機関等を対象に、神戸医療産業都市の再生医療産業化に関する取組み等を発信することを目的に開催されました。「再生医療でつなぐ神戸~日本橋」をテーマとして、産官学より10名が登壇し、講演とネットワーキングが行われました。
※公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 事業開催ページ(外部サイトへリンクします)
神戸医療産業都市20周年記念イベント 再生医療産業化フォーラム2019in日本橋 [再生医療でつなぐ神戸~日本橋]
開会に先立ち、今西 正男氏(神戸市 理事 医療・新産業本部長)より開会の挨拶と、神戸医療産業都市のご紹介を頂きました。
今西 正男氏(神戸市 理事 医療・新産業本部長)
「iPS細胞技術を用いた神経系の再生医療と創薬研究」
岡野 栄之氏(慶應義塾大学 大学院医学研究科 委員長/慶應義塾大学 医学部生理学教室 教授)より、iPS細胞から誘導した神経幹細胞を用いた脊髄損傷の再生医療研究、iPS細胞を用いたALSの創薬研究についてご説明頂きました。
岡野 栄之氏(慶應義塾大学 大学院医学研究科 委員長/慶應義塾大学 医学部生理学教室 教授)
「膝半月板の再生医療:橋渡し研究から治験まで」
関矢 一郎氏(東京医科歯科大学 再生医療研究センター センター長(兼)応用再生医学分野 教授)より、滑膜幹細胞移植による半月板損傷・変形性膝関節症の治療法研究についてご説明頂きました。
関矢 一郎氏(東京医科歯科大学 再生医療研究センター センター長(兼)応用再生医学分野 教授)
「CGT Catapultにおける細胞医療・遺伝子治療の産業化支援」
Michael Bennett氏(Director of Business Development ,Cell and Gene Therapy Catapult,Professor)より、英国CGT Catapultの事業内容をご紹介頂きました。
Michael Bennett氏(Director of Business Development ,Cell and Gene Therapy Catapult,Professor)
「細胞医療における品質管理と次世代細胞製造プロセス」
川真田 伸氏(神戸医療産業都市推進機構 細胞療法研究開発センター センター長)より、細胞療法研究開発センターの取組みをご紹介頂きました。
川真田 伸氏(神戸医療産業都市推進機構 細胞療法研究開発センター センター長)
「再生医療製品の実用化に向けた行政の取組み」
森 和彦氏(厚生労働省 大臣官房 審議官(医薬担当))より、再生医療の実用化を促進する行政の取組みをご紹介頂きました。
森 和彦氏(厚生労働省 大臣官房 審議官(医薬担当))
「ヒトの大脳皮質における発達、進化、疾病の分子メカニズム解析」
Arnold Kriegstein氏(Director, Developmental and Stem Cell Biology Program,University of California San Francisco,Professor)より、ヒトの大脳皮質の発達メカニズムの解析や、脳神経疾患の治療法開発についてご説明頂きました。
Arnold Kriegstein氏(Director, Developmental and Stem Cell Biology Program,University of California San Francisco,Professor)
「再生医療産業化の離陸~ボトルネックと突破口~」
はじめに、パネラーとしてご登壇頂いた、森 敬太氏(サンバイオ株式会社 代表取締役社長)、木村 徹氏(大日本住友製薬株式会社 取締役 執行役員)、戸田 雄三氏(一般社団法人再生医療イノベーションフォーラム 代表理事・会長)より、各社の事業紹介を頂きました。その後、宮田 満氏(株式会社宮田総研 代表取締役/日経BP社 医療メディア局 アドバイザー)をファシリテーターとして、ご講演頂いた岡野氏、川真田氏も交え、パネルディスカッションが行われました。
パネルディスカッション
最後に、宮﨑 尚(LINK-J参事)より、閉会のご挨拶をさせて頂きました。
宮﨑 尚(LINK-J参事)
フォーラム後は、ホワイエにて懇親会が行われました。神戸、日本橋のさらなる連携につながる、ネットワーキングの機会となりました。LINK-Jは、今後も神戸医療産業都市との連携を推進し、日本のライフサイエンス分野における、イノベーション・エコシステムの構築に取組んでまいります。