シリーズ初の大阪開催
「未来志向で再生医療の最新研究を紹介」
LINK-Jでは2024年7月、日本再生医療学会(チームU45)と共同で再生医療の将来を担う研究者にスポットを当てる新しいイベントシリーズを開始しました。
再生医療は損傷した人体の細胞や機能を回復する次世代の治療であり、これまで根治 が難しかった疾患を治療しうる技術として大きな期待を寄せられています。
また、再生医療分野の市場も急速に拡大しており、特に細胞・遺伝子治療の市場に関しては、2030年まで年率30%以上の成長率で拡大することが見込まれています。
本セミナーシリーズでは、成長著しい再生医療分野において将来を担う研究者にスポットを当て、現在の研究内容に加えて、それぞれの研究者の想いや将来への展望等も紹介します。
第3回は大阪中之島とオンラインのハイブリッド開催です。
最先端技術をテーマに、再生医療研究の最前線を牽引する3名の先生方にご登壇を頂き、最新のトピックをご発表頂きます。
リアル会場では次世代の研究者の皆様と交流できるネットワーキングも開催します。
このイベントは新たなシーズや技術に興味がある製薬企業、スタートアップ、アカデミア関係者、VCなど幅広い方々を対象としたイベントとしておりますが、研究者を志す学生の皆様のご参加もお待ちしております!ご興味のある学生様へのご紹介を是非お願いします。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
日時: 2025年8月28日(木)16:00-19:00(18:00-ネットワーキング)
Nakanoshima Qross 2F Qrossover Lounge 夢
住所:大阪府大阪市北区中之島4-3-51
オンライン(ハイブリッド開催)
(外部サイトが開きます)
申込締切
・会場参加申込締切:2025年8月25日(月)9:00まで ※コンビニ / ATM でのお支払いをご希望の場合は、2025年8月26日(火)9:00までにお済ませください。 ※必ず申込締切前にお申込みください。
・オンライン参加は当日までお申込頂けます。
*領収書は、マイページよりダウンロードいただけます。ご入金が確認できてからの発行となりますので、お時間がかかる場合がございます。あらかじめご了承ください。
プログラム
時間 | 内容 |
15:45 | 開場 |
16:00 | 開会挨拶 |
【座長】 林 洋平 氏(公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団) 渡邉 敦士 氏(大阪大学 大学院医学系研究科眼科学教室) | |
16:15 | 講演「再生医療実用化のためのレギュラトリーサイエンス研究」 黒田 拓也 氏(国立医薬品食品衛生研究所 再生・細胞医療製品部 室長) |
16:45 | 講演「ゲノム編集✕iPS細胞✕送達技術で加速する遺伝子細胞治療の未来」 堀田 秋津 氏(京都大学iPS細胞研究所 准教授) |
17:15 | 講演「InventionとInnovation ー翔ぶように発見、這うように証明」 武部 貴則 氏(大阪大学 大学院医学系研究科 教授、 東京科学大学 総合研究院 教授、 横浜市立大学 特別教授/コミュニケーション・デザイン・センター長、 シンシナティ小児病院 准教授/幹細胞・オルガノイド医療研究センター 副センター長) |
17:45 | クロージング |
18:00 | ネットワーキング |
19:00 | 閉会 |
登壇者略歴
プロフィール | |
![]() | 林 洋平 氏(公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団) 2004年 東京大学 教養学部 生命・認知科学科卒 2009年 東京大学大学院総合文化研究科 博士課程 修了 2009年~2015年 Gladstone Institute of Cardiovascular Disease, USA, Postdoctoral Fellow 2015年~2016年 株式会社iPSポータル 主任 2016年~2018年 筑波大学医学医療系 助教 2018年~2024年 理化学研究所 バイオリソース研究センター iPS細胞高次特性解析開発チーム チームリーダー 2019年~2022年 筑波大学医学医療系 准教授(連携大学院) 2022年~2024年 筑波大学医学医療系 教授(連携大学院) 2024年~現在 公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団 研究開発センター ユニット長 |
![]() | 渡邉 敦士 氏(大阪大学大学院医学系研究科眼科学教室) 2016年に大阪大学医学部医学科を卒業後、大阪大学医学部附属病院および淀川キリスト教病院において眼科診療に従事し、豊富な臨床経験を積むとともに多数の眼科手術を執刀した。2023年からは、大阪大学大学院医学系研究科眼科学教室にて西田幸二教授の指導のもと、基礎研究に取り組んでいる。研究テーマは、iPS細胞を用いた網膜疾患の病態解明および人工知能(AI)を活用した次世代医療の開発である。また、世界で初めて実施されたヒトiPS細胞由来の他家角膜上皮細胞シート移植によるFirst-in-Human臨床研究にも参画し、再生医療の臨床応用における先駆的な取り組みに貢献した。現在は研究活動と並行して、大阪大学医学部附属病院にて眼科医として診療に携わっており、日本眼科学会の若手眼科医委員会の委員も務めている。 |
![]() | 黒田 拓也 氏(国立医薬品食品衛生研究所 再生・細胞医療製品部 室長) 九州大学大学院理学府分子科学専攻 博士後期課程修了。博士(理学) 2010年 10月 先端医療振興財団 技術員 2012年4月 先端医療振興財団 研究員 2014年2月 国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子細胞医薬部 研究員 2014年11月 国立医薬品食品衛生研究所 再生・細胞医療製品部 研究員 2017年4月 国立医薬品食品衛生研究所 再生・細胞医療製品部 主任研究官 2023年11月 国立医薬品食品衛生研究所 再生・細胞医療製品部 室長 |
![]() | 堀田 秋津 氏(京都大学iPS細胞研究所 准教授) 名古屋大学で遺伝子工学の博士号を取得。博士研究員としてトロント小児病院に留学し、iPS細胞の分離を助けるEOS多能性レポーターを開発。帰国後、京都大学CiRAで研究室を立ち上げた。CRISPR-Cas9ゲノム編集を用いて、デュシェンヌ型筋ジストロフィーの根本遺伝子変異を患者由来iPS細胞で修復できることを実証。さらに、選択的にHLA遺伝子を破壊することで、免疫拒絶を回避する方法を実証した。現在も遺伝子変異難病に対する細胞・遺伝子治療の実現に向けた研究開発に取り組んでいる。 |
![]() | 武部 貴則 氏(大阪大学 大学院医学系研究科 教授、 東京科学大学 総合研究院 教授、 横浜市立大学 特別教授/コミュニケーション・デザイン・センター長、 シンシナティ小児病院 准教授/幹細胞・オルガノイド医療研究センター 副センター長) 2011年 横浜市立大学 医学部医学科卒業 2011年 横浜市立大学 臓器再生医学 助手 2013年 横浜市立大学 臓器再生医学 准教授 2014年 スタンフォード大学 幹細胞生物学研究所 客員准教授 2015年 シンシナティ小児病院 消化器部門・発生生物学部門 准教授(現職) 2016年 Takeda-CiRA Jointプログラム 研究責任者(現職) 2017年 シンシナティ小児病院 幹細胞・オルガノイド医療研究センター 副センター長(現職) 2018年 横浜市立大学 先端医科学研究センター 教授 2018年 東京医科歯科大学 統合研究機構 教授 2018年 横浜市立大学 コミュニケーション・デザイン・センター センター長(現職) 2019年 横浜市立大学 特別教授(現職) 2023年 大阪大学 大学院医学系研究科 教授(現職) 2024年 東京科学大学 総合研究院 教授(現職) |
対象者
新たなシーズや技術に興味がある製薬企業、スタートアップ、アカデミア関係者、VCなど幅広い方々
研究者を志す学生の皆様
参加費
【会場参加】 LINK-J会員・日本再生医療学会会員:無料 非会員:1000円
【オンライン】 無料
※LINK-Jサポーター・LINK-J会員・プレスの方は割引コードをお伝えしますので、LINK-Jまでご連絡ください。
※日本再生医療学会会員の方は日本再生医療学会まで割引コードをお問い合わせ下さい。
定員
現地:50名、オンライン:1000名 ※ご参加には事前登録が必要です。先着順となりますのでご了承下さい。
主催
共催:LINK-J、日本再生医療学会(チームU45)
協賛:一般財団法人未来医療推進機構
お問い合わせ先
■LINK-J E-mail: contact@link-j.org
■日本再生医療学会 E-mail: generalaffairs@jsrm.jp