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イベントレポート

「会員とサポーターが成功する起業を語る会 vol.1」を開催(9/18)

9月18日(水)、日本橋ライフサイエンスビル10階ラウンジにて「会員とサポーターが成功する起業を語る会 vol.1」を開催いたしました。
本イベントは、会員の皆様と他の会員やサポーターとのディスカッションや懇親のための場として会員限定イベントとして開催いたしました。今回は「成功する起業」をテーマとして、株式会社インディー・メディカル元代表取締役の嶋内明彦氏と元取締役津田真吾氏にご登壇いただき、寛いだ雰囲気の中で起業を成功に繋げるノウハウを赤裸々に語っていただきました。

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司会:柴崎 雅之(LINK-J)
登壇者:
嶋内 明彦(株式会社インディー・メディカル 顧問(創業者・前代表取締役CEO))
津田 真吾(INDEE Japan 代表取締役テクニカルディレクター)

起業の心得~インディー・メディカルの実例を基に~

嶋内氏からは、これからライフサイエンス分野で企業を目指す人は、まず「伊藤レポート2.0〜バイオメディカル産業版〜」を読み込んで、エグジットのイメージとそこに向けた計画を明確に持って欲しいとのアドバイスがありました。その上で、自身が創業から3年2ヶ月でM&Aによるエグジットを果たしたインディー・メディカル社を例に、起業に必要なエッセンスを具体的に説明いただきました。

「ご承知の通り米国ではM&Aが主流で、BVが次々に誕生し好循環が実現しています。日本では相変わらずIPOが主流なので、M&Aによる迅速なエグジット成功例を目指し創業しました。」
「IPOを目指す創薬型BVと、M&Aを目指すBVの経営を経験し、エグジット・モデルで資金調達額方針は大きく異なると思います。前者では、臨床開発費用も期間も計画をオーバーするケースが多く、可能であれば(笑い)余裕を持たせた資金調達をお薦めします。」
「M&Aの場合は、短期間でのエグジットなので必要資金もある程度目途がつけられます。事業売却時の株主への分配金倍率を高くし魅力ある投資案件にするためにも、必要以上の資金調達は避けることが肝要です。」
「しかし計画通りに進まないのが現実。インディー・メディカル社でも1度、契約締結予定前日にディール・ブレイクしたため、エグジットが計画より1年遅れ、追加資金調達に奔走を余儀なくされました。契約は下駄を履くまでわからないというが、下駄を履いてさらに鼻緒が切れていないか(入金を)確認するまで気を抜かないように。相手の組織変更、人事異動なども大きなリスクです。」と、生々しいご経験談をお話いただきました。

この他、学会発表を通じてKOLにリーチできたことが臨床開発計画の効率化に大きく寄与したことや、インディー・メディカル社の創業メンバーが創業の準備段階で取り交わし、会社設立後も事業運営の基本方針となった「紳士協定」についてもご紹介頂きました。

目指すのはM&AかIPOか?~質疑応答~

参加者からは「投資家によってM&AかIPOか振り回されている。どう考えればいい?」「エグジットした場合投資家に何割くらい渡せばいい?」などの質問が飛び交いました。
津田氏からは「自分たちでIPOに持っていく心意気で起業してほしい。エグジットはあくまでも株式が流動化することを指す。臨床試験を経て患者に製品が届くまで見届けたいという気持ちは持ち続けてほしい」と起業を志す参加者にエールを送りました。

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対談の後は懇親会が行われ、起業や資金調達を考えている参加者が嶋内氏や津田氏と真剣に話し込む姿が見られました。参加者からは「嶋内さんから直接的な生々しい話が聞けて参考になりました。今回の企画はとても良いです。第二回目も期待しています」「IPO/M&Aの現場がリアリティをもった内容で語られて非常に面白かった」というお声をいただきました。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
LINK-Jは今後もサポーターと会員の皆様が交流できる機会を提供していきます。

第2回はテーマを変えて、「辛口?甘口?会員とサポーターが創薬ベンチャーの未来を語る会」と題しMitsui & Co. Global Investment, Inc. (MGI) ベンチャーパートナー 渕上 欣司氏とFORESIGHT&LINX株式会社代表取締役社長 能見 貴人氏にご登壇いただき11月26日(火)に開催予定です。ぜひご参加ください。

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