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イベントレポート

H³ 第25回:医療者のためのVR超入門<イベントレポート>

「医療者のためのVR入門」をテーマに第25回目のHealthcare Hackathon Hubを2019年9月19日(木)に開催いたしました。

デジタルヘルスコミュニティHealthcare Hackathon Hub(H3)では、ヘルスケア/デジタル業界のトピックを「浅く」「広く」カバーする超入門講座&ワークショップを通じて、今さら聞きにくい初級者向けの情報、専門家が紹介する効率よい勉強法、気軽に聞ける各業界の知り合いとのコミュニティ作りを支援します。

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今回は、Virtual Reality/Augmented Reality/Mixed Reality (以下「VR/AR/MR」) の基礎から、それを医療・ヘルスケアの現場に応用した事例についてHoloeyes株式会社 代表取締役CEO & CTOの谷口直嗣様を講師にお迎えしてワークショップを行いました。Facebook広告やPeatixを活用し、14名の方にお申し込み頂きました。初めてご参加頂いた方が多い回となりました。

谷口直嗣様には昨年度開催に次いで2回目のご登壇でした。昨年度から新たなVR/ARデバイスの発売(Oculus Quest、HTC VIVE Focus Plus、Magic Leap One)に加えて、今後の5G通信が導入されることで一気に普及が進むのではないかという市場の期待感、さらにVR/ARを統合的に捉えるマイクロソフトが提唱しているMR(複合現実)という概念が一般的になっていることなど、この技術を取り巻く変化の速さについて確認することができました。またMagic LeapのCEOはもともとヘルスケア分野に造詣が深く、創業当初から医療分野でのユースケースを考えていることが紹介され、これら技術が医療用途を強く意識されていることが語られました。谷口様ご自身がHoloeyes社にて活動されているビジョンとして、VRのアプリだけではなく、データに注目していること、クラウドに蓄積されているこれらのデータを元に患者説明やテレカンファレンスなど色んなユースケースを作成していること、医師のためのGithubになり得るプラットフォームや3DのWikipediaを作る構想などが語られました。

また今回は特に会場からの質問は20を越え多く寄せられ、インタラクティブなQ&Aが展開されました。一例ですが、会場からの質疑を多く回答頂いた今回は、以下のようなQ&Aがありました。

Q. VRデバイスの価格が今後どれだけ安くなっていくかの見通しについて教えて頂けないでしょうか?

A. Oculus Questで5万円くらい。スマートフォンと同じくらいのこのくらいの価格を維持して、性能が上がっていくのではと見ている。

Q. 将来的にハードデバイスなくてもVR見られるようになるのでしょうか?コンタクトレンズとかで。

A. わからない。直感的にはかなり難しいと思う。CPU/GPUを目の中に入れるか、エネルギー供給ができるかというと技術的に超えなければならないハードルは高い。

Q. 将来的に遠隔で手術もできるようになるのでしょうか。

A. 相当難しいと思う。もしもの時の想定を全て洗い出し、何が起きても実際の手術と変わらないという状況を担保しなければならない。da Vinciも最初は遠隔手術をするというコンセプトから始まったが、万が一、手元が狂ってしまったり、想定外の緊急処置が必要になった場合をリカバリーするには横に医師がいないと難しい。

Q. オンライン診療でVRを活用されるシーンなどはありますか?

A. 可能性はあると思う。ホログラム的なものを使って、対話感覚が得られるというのはある。

Q. 概念的ですみません、解像度(2Dで言う所のピクセル)が上がると、幾何級数的にデータが重くなるので、5Gでも限界がある程度あるという理解で良いでしょうか?5Gだとそれも関係ないくらいですか?

A. 私は通信キャリアの社員人ではないので具体的には分かりませんが、海外のカンファレンスで見た限りは相当通信スピードは速そう。クラウドでのリッチグラフィックのゲームができている。

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今回は25回目の開催となり、ご後援頂いているLINK-J様には改めて感謝申し上げます。
【告知】11月21日(木)に次回「医療者のためのプロトタイピング超入門」を開催いたします。ぜひご参加ください。

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