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イベントレポート

H³ 第十回:医療/介護経営のリアル<イベントレポート>

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「医療/介護経営のリアル」をテーマに第十回目のHealthcare Hackathon Hubを2018年2/18(日)に開催いたしました。

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Digital Healthのプロダクトやビジネスモデルを構築する際に必要な「現場感」の中で、今回は医療機関や介護施設の経営現場をテーマにワークショップを行いました。医療機関を経営する難しさや醍醐味を、株式会社キャピタルメディカの経営戦略部マネージャーの伊藤建之様のファシリテーションのもと、架空の具体例や演習を交えつつ理解を深めることができました。

今回はリピーターの方とLINK-Jのお知らせから来ていただいた方などを中心に、医療/介護の経営について関心のある参加者に集まって頂きました。ビジネス目線やエンジニア目線で医療/介護の経営を捉えるとどうなるのか?活発な議論が交わされました。

前半では、日本の主な病院グループや業界構造の概観や、いままでの病床数がどのように推移してきたかをふまえて、病院経営の特徴として一般事業会社とはどうんなことが違うのか?についてグループワークをしました。グループワークの後には経営の実際のところを財務的な事例(大型医療機器の仕入れ値と資金回収の実情、病院設立にかかる地価など)を実数字をまじえて非常にわかりやすく、また組織的な特徴(医療者や事務方について)伊藤氏から解説がされました。消費税増税の経営インパクトや病院が有する土地の担保価値などなかなか知られていない情報も盛り沢山で大変勉強になりました。

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後半では、医療法人経営のケーススタディをベースに事業競争力、経営体制、財務基盤の再生をどのように行うのかを通じて病院経営のエッセンスを学びました。一般企業でよくある経営戦略のフレームワークは多くの場合に病院経営の戦略を検討には合いにくく、特有の視点が必要であることが示されました。詳細かつリアルな基礎情報をベースに、各グループで再生プランを検討・発表を行いました。伊藤氏より具体的な再生プランとポイントについて、また実行するために何をどこまでやるべきな、など臨場感あるお話に参加者の理解が一層深まるセッションとなりました。

病院内にどういった人員がいるかをまず徹底的に把握し、チームを築いていくかが王道かつ近道であるという経営改善のお話がとても印象的でした。

5月から開催している本イベントも10回目をむかえ、日本橋を中心にデジタルヘルスのコミュニティが徐々に育ってきたことを感じています。

~ヘルスケアの革新に志ある人むけ! 入門講座&コミュニティの第10回~

非医療者でも医療のエビデンスが確認できるようになるところを目標にした、事例や演習も交えたワークショップです

■協賛:一般社団法人 LINK-J
■日時::2/18(日)14:00-17:00 ※13:30開場
■場所:日本橋ライフサイエンスビル 201会議室 
    東京都中央区日本橋本町2-3-11

■定員:50名
■講師:伊藤建之(いとうたけゆき)氏 株式会社キャピタルメディカ マネージャー
・2005年に財務会計系コンサルティング会社にて法的整理やM&Aを伴った再生支援業務に従事。支援先企業であった事業会社へ転生し、実行部隊として指揮を執り、2年間で黒字化を果たす。
・2009年にキャピタルメディカへ入職。医療機関に対するファイナンススキームの構築及び経営再生実務の実行まで医療機関の再生に関わる業務を幅広く経験しており、多数の実績を挙げている。現在は、マネジメントとして複数の医療機関の再生案件を管掌し、病院機関再生人材の育成や医療機関再生実務の可視化を行っている。

■当日プログラム(予定):
14:00-14:10 アイスブレイク ※当日はグループわけ(4-6名ずつ)にて着席頂きます
14:10-15:30 伊藤氏プレゼン前半
15:30-15:40 休憩
15:40-17:00 伊藤氏プレゼン後半
17:00 閉会 ※次回告知など

※当日は参加者全員でのグループワークを実施します
※有志で、懇親会@飲食店も企画します

(カバーするキーワード)

- 地域医療構想
- 施設基準
- 看護必要度
- 看護師配置基準
- DPC
- ICD-10
- 看取り
- クリティカルパス
- ベッドコントロール
- 地域医療連携
- ソーシャルワーカー
- かかりつけ医
- 医療過誤
- MS法人
- 地域包括支援センター
- ケアプラン
- レセプト
- 混合医療/介護

Q. 誰でも参加していいの...?

A. はい!ヘルスケア領域にてご自身が解決したい課題があれば誰でもご参加可能です。

第一回には、医師、医事、看護師、医学生、エンジニア、弁護士、投資家、ベンチャー起業家、大手企業の事業開発担当など多様なバックグラウンドをもつ参加者が集いました。
また、互いに教え・学び合う全員参加型のコミュニティとなります。
この場を活用いただき、積極的に他参加者と関わって新しい価値を生み出して下さい!

Q. 参加費はかかるの...?

はい!主催者チームが手弁当で運営しているコミュニティのため、会場費・講師料・その他雑費相当額として、お一人当たり3,000円/回をお願いしています。

Q. どのくらいの頻度で開催するの...?

関係者・会場のスケジュール次第ですが、月1回を原則として開催予定です。

Q. どうしても都合がつかない日程があるんだけど...? / 地方在住なんだけど...?

当日資料はSlideshareにて全て公開予定ですので、随時フォローアップ下さい。

Q. ヘルスケアハッカソンハブとは?

他領域の専門家と気軽に話せる・学び合う場として以下の提供を目指しています!
 ・今さら聞きにくい初級者編の情報(医療システムの基礎、Web技術、etc.)
 ・専門家が紹介する効率よい勉強法
 ・気軽に聞ける各業界の知り合い
 ・エビデンス(臨床での実証)の踏まえ方

■企画趣意書: "Healthcare Hackathon Hub"
■第一回目開催資料:第一回イントロダクション
■第二回目開催資料:地域包括ケアシステム
■第三回資料:準備中です。
■第四回目開催資料:準備中です
■第五回目開催資料:準備中です
■第六回目開催資料:準備中です
■第七回目開催資料:準備中です
■第八回目開催資料:準備中です
■第九回目開催資料:準備中です
■第十回目開催資料:準備中です

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