シングルセル解析において、「採取直後の細胞単離や固定などのサンプル処理が現場の負担になっている」という課題を解消する、新しいプロトコールが公開されました。
臨床由来の血液サンプルには、バイオマーカーや病態進行、薬剤作用機序などの解明につながる重要な情報が含まれています。本プロトコールの導入により、採血直後の作業が大幅に軽減され、臨床検体を活用したシングルセル解析がより手軽に実施可能となります。
指定の採血管(PAXgene または Streck cfDNAチューブ)をご使用いただくことで、採血後に室温で最大3日間の保管や輸送が可能となり、後日のサンプル調製や保管がスムーズに行えます。
■ 新プロトコールの特長
- 採血したその場でサンプルを安定化: 採血時の複雑なサンプル処理の必要がなく、処理ブレを抑えて多施設研究でも高品質なデータを確保
- 専門的なラボ環境が不要: 採血現場での特別な技術や専門装置が不要で、場所を選ばず回収可能
- 保管・輸送の柔軟性が大幅向上: 次のステップまでに室温または4℃で最大3日間保管・輸送できるほか、長期の凍結保存にも対応
- マルチオミックス解析への拡張性: 単一細胞の遺伝子発現解析に加え、タンパク質やTCR/BCRプロファイリングにも対応
■ このようなプロジェクトにおすすめです
- 多施設の共同研究プロジェクト(遠方の提携施設からの検体輸送が必要な場合)
- 定期的に採血してシングルセル解析を実施するモニタリングを目的とするフォロー研究
- 過去に指定採血管で保管された検体を活用した研究プロジェクト
■ 臨床採血×シングルセル解析 新プロトコール体験グラントプログラム(公募のご案内)
本プロトコールの有用性を検証し、研究を支援するグラントプログラムを実施しております。血液サンプルを用いたシングルセル解析をご検討中の研究プロジェクトを公募いたします。
募集対象: 本プロトコールおよび解析キットを活用した研究プロジェクト
ご提供枠: 2名様(審査の上、解析キット「GEM-X Flex」を提供)
応募方法: 研究の目的や概要(300字程度の短い要旨・日本語可)の提出
応募締切: 2026年11月25日(水)
※応募要件、詳細な規約、およびプロトコールの技術データ・アプリケーションノートにつきましては、下記案内ページをご確認ください。
関連資料・詳細情報
プロトコールの詳細データや適用条件、グラントプログラムの応募要領につきましては、下記よりご確認ください。


