データ駆動時代のがん研究 ~がん研究における最先端のマルチオミクス解析・データ駆動型アプローチについて~
▶本講座のねらい
ゲノムシーケンス技術の革新により、多くのがんにおけるゲノム異常・遺伝子異常の全体像が明らかになり、治療開発に貢献してきました。また、遺伝子の制御は生命現象の根幹であるが、その基本的なメカニズムの理解も同技術を用いた集約的アプローチによりアップデートが続いています。バイオインフォマティクス・次世代シーケンサー・ゲノム編集・シングルセル解析などの技術躍進は、このような遺伝子制御の高解像度の理解を深めるだけでなく、ゲノム情報・エピゲノム情報・トランスクリプトーム情報など多階層のオミクスデータを連続的に統合し、がんの本質・弱点に迫る新たなデータ駆動型研究の潮流を生み出しています。
本コースでは、このようながん研究における最先端のマルチオミクス解析・データ駆動型アプローチについて学ぶ事が出来ます。皆様のご参加をお待ちしております。
日時: 令和6年8月22日(木)10:30~16:10, 令和6年8月23日(金)10:30~16:10
オンライン開催:Zoom使用
(外部サイトが開きます)
プログラム
◆8月22日(木)
10:30~12:00
「遺伝子制御ネットワークとがん」
名古屋大学大学院医学系研究科附属神経疾患・腫瘍分子医学研究センター教授 鈴木洋 氏
13:00~14:30
「大規模ゲノム・エピゲノム統合解析で解き明かす造血器腫瘍の病態」
京都大学大学院医学研究科腫瘍生物学講座助教 越智陽太郎 氏
14:40~16:10
「生成AIで読み解く多細胞システムの動作原理」
東京医科歯科大学難治疾患研究所計算システム生物学分野教授 島村徹平 氏
◆8月23日(金)
10:30~12:00
「マルチオミクスを利用した悪性リンパ腫の微小環境についての解析」
筑波大学医学医療系血液内科学教授 坂田(柳元)麻実子 氏
13:00~14:30
「難治がんに対するゲノム解析に基づく治療開発」
国立がん研究センター研究所・細胞情報学分野研究員 田中庸介 氏
14:40~16:10
「ゲノム相分離生物学の創出とがん研究への応用」
名古屋大学大学院医学系研究科附属神経疾患・腫瘍分子医学研究センター教授 鈴木洋 氏
参加費
42,000円(税込)
定員
20名(先着順にて承ります)
主催
(地独)神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)
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