製品の開発過程や製造時のトラブル原因の解明などにおいて、機器分析は必要不可欠なツールとなっています。
的確な分析結果を得るためには、各分析機器の原理を正しく理解し、適切な分析方法を選択する必要があります。
また、外部機関に分析を依頼する場合でも、どのような分析を依頼するかの判断や、分析結果の正しい解釈のために、分析機器に関する一連の知識が必要となります。
本セミナーは、企業の若手技術者や機器分析関連業務の経験が浅い方向けに、各種機器分析の原理や用途、データの見方などについて広く学んでいただける内容となっています。
機器分析で重要なことや試料の取り扱いなどの基本的なところから、分離分析や構造解析、表面分析、熱分析など様々な分析機器について学ぶことができます。
申込締切日:令和6年7月24日(水)
プログラム
講師:米森 重明(米森技術士事務所)
8/21(水)<1日目>
1.機器分析の全体について ―機器分析で重要なこと、試料の取り扱いなど
見る・観るための分析 ―形態観察の機器と手法:工学的な手法、電子などを使う手法
2.分ける・決めるための分析Ⅰ ―分離分析法、構造解析法
8/28(水)<2日目>
3.分ける・決めるための分析Ⅱ ―実例で:異物の解析、有機材料の総合的な解析
4.測る・量るための分析 ―無機材料の定量、有機材料の定量
9/4(水)<3日目>
5.その他の分析 ―表面分析、熱分析、非破壊での分析
6.装置の活用法について ―複合化された装置、保有している装置、外部の活用
全体のまとめ ―分析装置の全体観と使い方のまとめ
参加費
30,000円(税込、テキスト代込)