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イベントレポート

H³ 第九回:ヘルスケアビッグデータ入門<イベントレポート>

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「ヘルスケアビッグデータ入門」をテーマに第九回目のHealthcare Hackathon Hubを2018年1/21(日)に開催いたしました。

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医療業界におけるビッグデータと呼べるものは多くの種類がありますが、今回はDPCデータを対象にワークショップを行いました。『医療データは結構便利!』 だけど、『決して万能ではない!!』 ということを、メディカル・データ・ビジョン株式会社の中村正樹様のファシリテーションのもと、架空の具体例や演習を交えつつ理解を深めることができました。

リピーターの方、リピーターからの紹介の方、さらにLINK-Jのお知らせから来ていただいた方などバランスの良い参加者に集まっていただき、日本橋の周りのコミュニティが徐々に育ってきたことが感じられる会となりました。

前半では、病院におけるデータ利活用に関して学びました。収集される医療データの質がそもそもバラバラで、データ活用の前にきちんと内容を確認しなければいけない、というのは、大事な学びでした。サンプル症例をもとに、どう経営改善の打ち手を考えたら良いのかをディスカッションしました。データがあると、臨床医と医療事務がディスカッションできるというのはなるほどと思いました。実際の現場における利活用の苦労話も勉強になりました。

後半では、医療データの病院以外における利用についてお話がありました。製薬会社のニーズとしては、マーケティングのためのデータが欲しい、もしくは有効性に関するデータがほしい、という2種類に大別されるそうです。まずは、データを集めたりする前に、どういう活用方法があって、そのためにどういうデータが必要かを徹底的に考えるべきという点が強調されました。実際のデータの解析事例は、大きなデータベースがあるからこそ見えてくるものも多くとても興味深いものでした。『データが正しいと思いこんでおり、そもそも今使っているデータに問題はないのか』という警鐘も印象的でした。

ビッグデータがあればなんとかなると思わず、きちんと利活用方法を考え、データも結果も鵜呑みにせずに向き合う必要性が感じられました。

~ヘルスケアの革新に志ある人むけ! 入門講座&コミュニティの第9回~

非医療者でも医療のエビデンスが確認できるようになるところを目標にした、事例や演習も交えたワークショップです

■協賛:一般社団法人 LINK-J
■日時:1/21(日)14:00-17:00 ※13:30開場
■場所:日本橋ライフサイエンスビル 201会議室 
    東京都中央区日本橋本町2-3-11

■定員:50名
■講師:中村正樹氏 メディカル・データ・ビジョン株式会社
九州工業大学卒業後、メディカル・データ・ビジョン株式会社に入社。
医療機関に対する経営支援やシステム企画に携わった後、新規事業開発業務に従事。
2014年よりEBM事業部門長に就任し、データを用いたマーケティング支援や臨床研究等の業務を主に担当。専門は医療データ分析。

■当日プログラム(予定):
14:00-14:10 アイスブレイク ※当日はグループわけ(4-6名ずつ)にて着席頂きます
14:10-15:30 中村氏プレゼン前半
15:30-15:40 休憩
15:40-17:00 中村氏プレゼン後半
17:00 閉会 
※アンケート実施、次回告知など
※当日は参加者全員でのグループワークを実施します
※有志で、懇親会@飲食店も企画します

(カバーするキーワード)
- ビッグデータ (Big Data)
- データモデリング(Data Modeling)
- データウェアハウス(Data Warehouse)
- データクレンジング(Data Cleansing)
- メタデータ(Metadata)
- 匿名化(Annonymization)
- アルゴリズム(Algorithm)
- データマイニング(Data Mining)
- 比較分析(Comparative Analysis)
- 相関分析(Correlation Analysis)
- 関係性分析(Relationship Analysis)
- クラスター分析(Cluster Analysis)
- 自然言語処理(Natural Language Processing)
- 感情分析(Sentiment Analysis)
- 記述的分析(Descriptive Analysis)
- 予測分析(Predictive Analysis)
- ビジネス・インテリジェンス(Business Intelligence)

Q. 誰でも参加していいの...?

A. はい!ヘルスケア領域にてご自身が解決したい課題があれば誰でもご参加可能です。

第一回には、医師、医事、看護師、医学生、エンジニア、弁護士、投資家、ベンチャー起業家、大手企業の事業開発担当など多様なバックグラウンドをもつ参加者が集いました。
また、互いに教え・学び合う全員参加型のコミュニティとなります。
この場を活用いただき、積極的に他参加者と関わって新しい価値を生み出して下さい!

Q. 参加費はかかるの...?

はい!主催者チームが手弁当で運営しているコミュニティのため、会場費・講師料・その他雑費相当額として、お一人当たり3,000円/回をお願いしています。

Q. どのくらいの頻度で開催するの...?

関係者・会場のスケジュール次第ですが、月1回を原則として開催予定です。

Q. どうしても都合がつかない日程があるんだけど...? / 地方在住なんだけど...?

当日資料はSlideshareにて全て公開予定ですので、随時フォローアップ下さい。

Q. ヘルスケアハッカソンハブとは?

他領域の専門家と気軽に話せる・学び合う場として以下の提供を目指しています!
 ・今さら聞きにくい初級者編の情報(医療システムの基礎、Web技術、etc.)
 ・専門家が紹介する効率よい勉強法
 ・気軽に聞ける各業界の知り合い
 ・エビデンス(臨床での実証)の踏まえ方

■企画趣意書: "Healthcare Hackathon Hub"
■第一回目開催資料:第一回イントロダクション
■第二回目開催資料:地域包括ケアシステム
■第三回資料:準備中です。

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