柏の葉における再生医療シーズの実用化に向けた取り組み ～ex vivo 遺伝子治療用製品製造の課題解決を中心に～
近年がん領域における革新的なex vivo遺伝子治療が世界的に進められていますが、今後さらに他の疾患領域においてもex vivo遺伝子治療の研究開発が進むと思われます。一方、その実用化には多くの課題があります。そこで、国立がん研究センター、帝人、J-TEC、三井不動産の4者は、千葉県柏市にあるライフサイエンスの新たな拠点「柏の葉スマートシティ」において、「再生医療プラットフォーム」を構築しました。このプラットフォームでは、シーズ保有者のニーズに応えるために、再生医療等製品の研究・開発から事業計画策定、商用生産までの過程をワンストップで提供することで、未解決の疾患への革新的治療法の創出を目指します。
本セミナーでは、再生医療に関連するKOL、医療機関及び企業が登壇し、再生医療等製品実用化にあたっての課題やソリューションについて実例を交えて紹介します。具体的には、ex vivo遺伝子治療製品製造におけるものづくりの視点からみた技術面・規制面における課題や対策、本邦におけるウイルスベクターの供給及び品質管理における新たな選択肢の提案、臨床研究の実施における国立がんセンターの取り組みなどについて紹介します。
※本セミナーは、BioJAPANのスポンサーセミナーとして開催されます。
プログラム
主催者挨拶「柏の葉再生医療プラットフォームについて」
山下 和則 三井不動産株式会社 常務執行役員 柏の葉街づくり推進部長
免疫細胞療法の非臨床から臨床への開発過程における課題
玉田 耕治 山口大学 大学院医学系研究科 免疫学講座 教授
柏の葉におけるCDMOの取り組み ～ex vivo 遺伝子治療をはじめとした革新的医療の開発支援～
田中 泰至 帝人リジェネット株式会社 社長補佐 博士（学術）
Initiating a game-changing campaign for CGT development from research to commercialization in Kashiwa-no-ha
Ta-Tung Yuan TFBS Bioscience, Inc. Chairman and CEO
NCCが推進する再生細胞医療 DevOps in "柏の葉"
土井 俊彦 国立研究開発法人 国立がん研究センター 先端医療開発センター センター長
登壇者によるパネルディスカッション
畠 賢一郎（ファシリテーター）株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング 代表取締役 社長執行役員
