2024年10月、鶴舞に本邦最大規模のインキュベーション施設、オープンイノベーション施設であるSTATIONAiが開業致しました。東海地区のスタートアップ設立を加速化させる支援拠点として本格的に活動を開始したことになります。特に、鶴舞地区においては、名古屋大学医学系研究科、名古屋大学医学部附属病院、名古屋工業大学、名古屋医工連携インキュベーター(NALIC)が集積しており、これにSTATAIONAiが加わることで、メディカル・ヘルスケア分野におけるスタートアップ育成、オープンイノベーション推進の為の一大拠点、所謂「地域連携型エコシステム」として機能することが大いに期待されています。その為には、各ステークホルダーの緊密な連携が必須であります。かかる連携を促進させることを目的に、その第一歩として、今回の「セミナー+ショーケース」を開催します。
参加方法
・本イベントにはZoomウェビナーを使用します。事前に参加登録をお済ませください。
・参加申込後にメールにて視聴URLをお知らせいたします。(専用URLとなりますので、他者との共有はお控えください)
・ウェビナーの操作方法等はご自身で事前にご確認をお願いいたします。
プログラム
時間 | 内容 |
13:30 | 先端医療開発部オープニング演奏会 (ヴァイオリン:尾髙詩音里、ヴィオラ:小泉理子、チェロ:佐藤有沙) |
14:00 | セミナー+スタートアップショーケース開始 主賓挨拶 大村秀章 氏(愛知県知事) 松尾清一 氏(東海国立大学機構 機構長) 杉山直 氏 (東海国立大学機構 名古屋大学 総長) 曽山明彦( 一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)常務理事) 筒井康弘 氏(メディカル・ディバイス産業振興協議会幹事長、(株)東海メディカルプロダクツ社長) |
第1部:医療系スタートアップセミナー 「名古屋鶴舞にてへルスケア系スタートアップを対象とする地域エコシステムをどう発展させるのか」 座長:先端医療開発部 部長 水野正明 病院教授 | |
14:30-15:00 | 【基調講演1】東海地区におけるヘルスケア イノベーション エコシステムについて 鈴木寛 先生(東京大学教授 慶應大学教授 元文部科学副大臣 前文部科学大臣補佐官) |
15:00-15:30 | 【基調講演2】東海地区のヘルスケアスタートアップの優位性 — エコシステム構築と全国展開 加藤浩晃 先生(東京科学大学医学部 臨床教授/アイリス株式会社 共同創業者・副社長CSO) |
15:30-16:30 | 【パネル・ディスカッション】 柴山 政明 氏(愛知県経済産業局 顧問/名古屋大学ディープテックシリアルイノベーションセンター客員教授/名古屋工業大学 客員教授) |
第2部:名大発、東海地区発メディカル・ヘルスケア スタートアップショーケース 座長:メディカルイノベーション室 室長 今釜史郎 教授 | |
16:30-17:15 | 【ショーケース】 ➀ 株式会社 Quastella 代表取締役CEO 竹本悠人 氏 ② Crafton Biotechnology 株式会社 CEO 渡辺勇人 氏 ➂ 「ぽじしょん」 代表 角田健輔 氏 ➃ 株式会社 BeLiebe 代表 志賀遥菜 氏 ➄ 株式会社 mealwell 代表取締役 早崎知代 氏 ➅ 株式会社 SPLYZA 代表取締役 土井寛之氏 コメンテーター 高橋俊一 LINK-J事務局長、加藤浩晃 先生(アイリス副社長)、金澤祐子 氏(機構VC(CJIC: Central Japan Innovation Capital)パートナー) |
17:15 | 講評 (コメンテーター) |
第3部:ネットワーキング STATION Ai 1階 イベントスペース後方 | |
17:30-18:30 | 演奏を聞きながらネットワーキング(軽食・ドリンク) 先端医療開発部ネットワーキング学生演奏会 |
※内容が変更になる場合がございますがご了承ください。
登壇者
登壇者プロフィール | |
![]() | 水野 正明 1992年名古屋大学大学院医学研究科修了。社会保険中京病院、国立長寿医療研究センターを経て、1996年名古屋大学医学部脳神経外科助手、1999年同大学院医学系研究科遺伝子治療学助教授、2010年同医学部附属病院脳卒中医療管理センター長、同大総長補佐。2012同大医学部附属病院先端医療・臨床研究支援センター病院教授。2018年8月1日より、同大医学部附属病院先端医療開発部先端医療・臨床研究支援センター長・病院教授、2022年4月1日より、同大医学部附属病院先端医療開発・部長・病院教授。2023年4月1日より、東海国立大学機構健康医療ライフデザイン統合研究教育拠点・拠点長を兼務。 |
![]() | 鈴木 寛 東京大学教授 慶應大学教授 元文部科学副大臣 前文部科学大臣補佐官 1986年東京大学法学部卒、通商産業省入省、慶應義塾大学SFC助教授を経て、2001年参議院議員に当選。12年間の参議院議員在任中、超党派医療危機打開国会議員連盟を立ち上げ幹事長として、福島県立大野病院事件で逮捕された産科医の一審無罪確定を実現。夜間診療にフォーカスしたコラボクリニック(のちにナビタスクリニック)を立上げ、がん対策基本法制定に尽力。 2014年東大公共政策大学院・慶大SFC教授に就任。医療イノベーション政策の研究・教育を行う傍ら、三井不動産と協働して、ライフサイエンス・イノベーション・エコシステムを創造すべく、LINKJの立ち上げに尽力。神奈川県参与として、同県が推進する「未病プロジェクト」に従事、神奈川県立保健福祉大学においてへルス・イベーション・スクール(大学院)を新設。2014年より、文部科学省参与、文部科学大臣補佐官(4期)を務める。 |
![]() | 加藤 浩晃 医師、医療戦略家、MBA(一橋/Finance)、元厚労省。デジタルヘルス分野の第一人者として、遠隔医療や治療用アプリの日本初の事業開発。2017年アイリス株式会社を共同創業、2022年AI医療機器として日本初の新医療機器の承認・保険適用、2023年スタートアップワールドカップ世界大会優勝。 経済産業省Healthcare Innovation Hubアドバイザー、厚生労働省医療ベンチャー支援(MEDISO)アドバイザー。「医療4.0」概念を提唱し、著書や講演を通じて次世代医療ビジョンを発信。医療ベンチャー支援や政策提言にも尽力。医療現場、制度、ビジネスを横断的に理解し、大企業やベンチャーの新規事業開発支援は100社以上。著書『医療4.0』『デジタルヘルストレンド』『医療×起業』など多数。 |
![]() | 柴山 政明 愛知県庁入庁後、企画政策部門、総務部門に配属。全庁的な政策調整業務等を担う。その後、産業部門に着任。中小企業金融課長であった2018年から愛知県のスタートアップ推進施策を担当しており、2019年9月にスタートアップ推進課の発足と共に同課長に就任。その後、革新事業創造部長、経済産業推進監を歴任し、2024年4月から現職。名古屋大学ディープテックシリアルイノベーションセンター客員教授、名古屋工業大学客員教授。 |
![]() | 田中 由浩 2001年東北大学工学部3年次に中退し大学院に飛び入学、2006年同大学院工学研究科博士課程修了。同年より名古屋工業大学助手,特任助教などを経て,2015 年同准教授,2021年教授,現在に至る.2022年からは学長特別補佐を兼担.2023年,稲盛科学研究機構フェローに採択.これまでには JSTさきがけ研究者,ユトレヒト大学客員助教,藤田保健衛生大学医学部客員准教授などを兼任.NITech Haptics Labを主宰し、触知覚メカニズムの解明と触覚の情報化と活用の研究に従事。日本機械学会賞(論文),計測自動制御学会学会賞(論文賞),日本化粧品技術者会最優秀論⽂賞,CEATEC JAPAN審査員特別賞などを受賞。日本機械学会(フェロー),日本ロボット学会理事,IEEE Transactions on Haptics, Associate Editor等を務める. |
![]() | 秋田 利明 1982年 名古屋大学医学部卒 |
![]() | 今釜 史郎 1997年 名古屋大学医学部医学科 卒業 |
![]() | 竹本 悠人 2023年3月に名古屋大学大学院創薬科学研究科で博士後期課程を修了。博士(創薬科学)。博士後期課程在学中の2022年1月から名古屋大学大学院医学系研究科で特任助教に就任。同年2月、株式会社Quastella取締役CTOに就任し、その後、2023年7月に同社の新体制化に伴い、代表取締役CEOに就任。2024年3月に名古屋大学大学院医学系研究科を退職し、同年4月からQuastellaに専念している。 |
![]() | 渡辺 勇人 大学院修了後、証券会社で製薬企業等のM&Aに関わる。その後、銀行や証券会社の投資部隊で投資業務に携わった後、産業革新機構よりバイオ・創薬ベンチャーとの関わりを持ち、アーリーステージや再生医療分野での投資を担当。その後、フィデリティの自己勘定投資部門であるEight Roads Venturesでも日本のバイオベンチャーの設立・投資等に関わる。米国ボストンに拠点を持つローカスト・ウォークのアジア代表として主にバイオベンチャーを対象にグローバルな事業開発等アドバイザリーを行う。その後、ヘルスケアPEファンドであるCBCグループのマネジングディレクターを経て、同ファンドの日本における投資先であるジェダイトメディスン株式会社でChief Business Officerを歴任し、現職に至る。一橋大学大学院法学研究科修了。CFA協会認定証券アナリスト。 |
![]() | 角田 健輔 愛知県名古屋市出身。名古屋大学工学研究科博士後期課程2年。自動車のモータ制御や電源等に使用される,パワーデバイス用GaN(窒化ガリウム)半導体の実用化に関する研究に取り組んでおり,第56回(2024年春季)応用物理学会講演奨励賞を受賞するなど,国内外から幅広く注目を浴びている。 |
![]() | 志賀 遥菜 東京大学にて医療生命科学の研究に従事。優れた研究や技術が論文止まりになっていることに課題意識を持ち、『研究の社会実装』を実現すべく大好きな研究を離れビジネスを学ぶことを決意。新卒でP&Gに入社し、バイヤーとして製造からマーケティングまで幅広いビジネスに携わると同時に、ジェンダー平等に関わる様々なプロジェクトにも抜擢され、社内外の研修や制度導入等をリードする。女性のライフステージの変化に伴うキャリアアップの実現に大きな課題を感じたことをきっかけに、『研究の社会実装』を通じて生物学的な観点からライフキャリア計画ができるようなサービスを開発し、2021年パラレルキャリアとして株式会社BeLiebeを起業。 |
![]() | 早崎 知代 管理栄養士。 |
![]() | 土井 寛之 元製造業向けのCADソフトウェアエンジニア。社会人になってからウィンドサーフィンに出会い単身オーストラリアへ。現地の中高一貫校で第二言語としての日本語教育に携わる。 |
金澤 祐子 米系戦略コンサルティングファーム、外資系金融機関を経て、独立系VCにキャピタリストとして参画し、ヘルステック系スタートアップへのリード投資を主導。さらにヘルステックスタートアップの事業責任者として事業拡大を推進し、大企業へのM&AによるExitに貢献。投資家目線およびスタートアップ目線の両方を理解するコンサルタントとして、デロイトトーマツベンチャーサポート参画後は、大企業とスタートアップの協業支援やCVCの設立支援、イノベーションエコシステム構築に従事。2024年より、東海国立大学機構傘下のVCであるCentral Japan Innovation Capital(CJIC)設立にパートナーとして参画し、主にライフサイエンスを中心としたディープテックスタートアップへの投資を担当する。東京大学大学院修士課程(生命科学)修了。MBA(IESE)。 | |
![]() | 曽山 明彦 LINK-J常務理事 / 東北大学特任教授 |
![]() | 高橋 俊一 LINK-J事務局長 |
参加費
無料(要事前登録)
定員
リアル会場:200名(先着順)、オンライン:1000名
主催
主催:東海国立大学機構 名古屋大学
共催:一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)
後援:愛知県、名古屋商工会議所、独立行政法人 中小企業基盤整備機構
協力:STATION Ai 、中部経済産業局
お問い合わせ先
LINK-J E-mail:contact@link-j.org