2001年ホワイトハウスで公表されたヒトゲノム解読宣言から17年目を迎える中、生命の仕組みや機能を解き明かす科学は、指数関数的に加速するICT技術変革に同期しながら著しく進歩を始めています。社会を構成する個々の層(レイヤー)の接点が融合を開始し、グローバルに広がり始めており、特にヘルスケアと医療は過去における独立した社会構図に新しい風を巻き起こそうとしています。このような変革の中、「バイオ」の世界では、過去の産業とは違う側面での多面的な事業展開が起こり始めています。また昨今ICTの世界では深層学習やAI(人口知能)がメディアの影響により夢膨らむ希望の言葉として各方面に多く出現していますが、一方で真実を理解されていない状況も多々見受けられます。特に医療・バイオサイエンス・一般社会を結ぶ接点としてのICT技術の間には大きな溝を埋める作業が必要であり、且つ課題を認識して真のエコシステムを構築する必要があります。
そこで今回は、医療・ヘルスケアの接点と融合領域に視点を置き、世界のトップレベルであるフィンランドにおけるICT活用状況とバイオバンク応用に焦点をあて、生命科学から生まれる新しいヘルスケア世界の将来と、日本における課題につき真実性等を紐解き、原点を観なおす講演および討論会を企画し、シンポジウムを開催させていただきます。

日時: 10月11日(木)13時30分~19時(13時開場、17時10分~懇親会)
(株)gumiセミナールーム(住友不動産西新宿ビル5号館4階)
(外部サイトが開きます)
上記のWebから参加申し込みを行ってください。 ※ 申し込みは先着順となります。参加者が多い場合は会場の都合上、お断わりする場合があります。(なお、本セミナーは英語での開催となります。ご了承ください。)
プログラム
日程 | 内容 |
13:00 | 開場(受付開始) |
13:30 | 開会ご挨拶 (司会;フィンランド大使館商務部 上席商務官 木村正裕) フィンランド社会保健省 家族サービス担当大臣 アンニカ・サーリッコ |
13:40 | 医療・ヘルスケアとICTの接点における課題 (モデレーター;ビジネスフィンランド 上席部長 ミンナ・ヘンドリン) |
13:50 | フィンランドバイオバンク活用の実際 ヘルシンキ大学病院 教授 ヴィサ・ホンカネン |
14:20 | 日本のヘルスケアビジネスについて (株)ディー・エヌ・エー ヘルスケア事業部 ビジネスディベロップメントディレクター 佐野毅 |
14:50 | 休憩 |
15:05 | バイオバンクの臨床活用の課題 (モデレーター;岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 准教授 冨田秀太) |
15:15 | 日本におけるバイオバンクの利用とその課題 国立がん研究センター 研究員 中田はる佳 |
15:45 | フィンランド発、世界に向けたバイオバンク利活用ICTプラットフォーム BC Platforms AG CEO テロ・シルヴォラ |
16:15 | パネルディスカッション;フィンランドにおける成功事例と日本における課題 (モデレーター;岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 准教授 冨田秀太) |
17:00 | 閉会 |
17:10 | 懇親会 |
主催
フィンランド大使館商務部
一般社団法人モバイルコンテンツフォーラム
協力
一般社団法人日本分析機器工業会(JAIMA)
協賛
一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーキング・ジャパン(LINK-J)
お問い合わせ先
・一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF) Tel: 03-5468-5091
・一般社団法人日本分析機器工業会(JAIMA)ライフサイエンスイノベーション担当 岩瀬・谷島 Tel:03-3292-0642(代)