現在ゲノム関連解析技術は著しい発展を遂げています。その波及効果は、従来、直接の対象であるバイオ関連分野の枠を超えてより広い分野に及ぶ潜在力を持つことも広く議論されるようになりました。
本シンポジウムは、東京大学の部局横断組織である東京大学統合ゲノム医科学情報連携研究機構(機構長:村上善則)の鈴木先生、松田先生と産業界の方、今後のゲノム解析技術の活用の展望を論じる機会として企画しました。また、最新計測技術から産生されるデータを社会の広い範囲に活用できる人材を育成する場についてもご議論いただきます。
現在、政府のバイオ戦略のもと、東京圏のグローバルバイオコミュニティを形成する活動としてGreater Tokyo Biocommunity(GTB)が認定されました。東京大学統合ゲノム医科学情報連携研究機構の活動は、柏の葉、本郷、白金台のキャンパスが連携して進められており、GTBの枠組みにどのようにゲノム関連のコミュニティーが研究・教育の観点に貢献できるのか、広い視点から意見交換できる場になれば、と考えています。
日時: 2022年12月15日(木)17:00-19:50(受付開始16:45~,リアル会場ネットワーキング19:20~)
日本橋ライフサイエンスビルディング201大会議室、オンライン(Zoom Webinar)
(外部サイトが開きます)
申込締切
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プログラム
時間 | 内容 |
16:45- |
開場 |
17:05-17:15 |
オープニング |
17:15-17:40 |
BioBank Japanにおける研究基盤整備と多層オーミクス解析への取り組み |
17:40-18:05 |
大規模オミクスレポジトリからの知識探索基盤 |
18:05-18:20 |
シングルセル解析の最新技術動向と今後の活用可能性 |
18:20-18:30 |
ナノポアシークエンス 様々なアプリケーションと応用事例 |
18:30-18:55 |
NTTライフサイエンスのWell-being社会実現に向けた取り組み |
18:55-19:20 |
医学研究のDXと人材育成の方法 |
19:20 |
中締め |
19:20-19:50 |
リアル会場でのネットワーキングタイム |
19:50 |
クロージング |
※講演毎に質疑応答に時間がございます。
※内容が変更になる場合がございますがご了承ください。
登壇者
登壇者プロフィール | |
松田 浩一 東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授 現所属:東京大学大学院新領域創成科学研究科、クリニカルシークエンス分野 教授 職歴 平成6年 東京大学医学部医学科卒業、東京大学医学部付属病院整形外科入局 平成15年 東京大学大学院医学系研究科修了、米国、ベイラー医科大学、博士研究員 平成16年 東京大学医科学研究所、ヒトゲノム解析センター、ゲノムシークエンス解析分野、助手 平成21年 東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター、シークエンス技術開発分野 准教授 平成27年 東京大学大学院新領域創成科学研究科、クリニカルシークエンス分野 教授 令和4年 東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター、シークエンス技術開発分野 特任教授(兼任)、バイオバンク・ジャパン 副施設長 |
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白石 友一 国立がん研究センター 研究所 ゲノム解析基盤開発分野 2003年東京大学工学部計数工学科卒業、2008年総合研究大学院大学複合科学研究科統計科学専攻にてPhD取得(統計科学)。同年より理化学研究所 細胞システムモデル化研究チーム 特別研究員、2010年より東京大学医科学研究所 DNA情報解析分野 特任研究員、2012年同特任助教。2014年同助教。2014年シカゴ大学 遺伝学科 客員研究員。2018年国立がん研究センター がんゲノム情報管理センター室長。2020年国立がん研究センター研究所ゲノム解析基盤開発分野分野長。近年は一貫して、大規模がんゲノムシークエンスデータ解析のプラットフォーム開発の解析基盤の開発、統計科学の理論的な背景をもとに新しいがんゲノムデータの情報解析手法の開発に従事している。 |
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Serge Saxonov 10xGenomics 最高経営責任者、共同設立者 ※ビデオ出演予定 | |
Michael Schnall-Levin 10xGenomics 製品、研究開発および戦略統括部長 | |
瀬山 倫子 NTTライフサイエンス 担当部長 1997年 早稲田大学理工学部応用科学科修士卒、同年、日本電信電話株式会社に入社、 環境・ニオイセンシング、マイクロフルイディクスを適用した表面プラズモン共鳴センサとバイオケミカルセンサの研究開発に従事。生体センシングデバイスであるNTT研究所発の心電心拍計測デバイス(hitoe)開発に携わり、NTTバイオメディカル情報科学研究センタにおいて、深部体温センサ、非侵襲グルコースセンサ研究開発のグループリーダを担当。2022年7月、NTTライフサイエンスに入社。1999年 環境化学論文賞、平成29年度 化学とマイクロナノシステム学会・技術賞。応用物理学会、米国科学会会員、日本学術会議連携会員、CREST「情報担体」アドバイザ。 |
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鈴木 貴 大阪大学 数理・データ科学教育研究センター 副センター長 1981年理学博士(東京大学)専攻は数学・数理科学。1995年大阪大学着任。非線形偏微分方程式研究の傍ら、数学と基礎医学の融合領域である「数理腫瘍学」を確立。2017年より数理・データ科学教育研究センター(MMDS)特任教授。カリキュラム・教材開発、教育実践を通して全国的な数理人材育成と研究活性化を推進。2019年一般社団法人数理人材育成協会(HRAM)を設立。 |
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鈴木 穣 東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授 1994年 東京大学理学部化学科卒業 1999年 東京大学大学院学総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了(学術博士) 1999年 理化学研究所ゲノムサイエンスセンター、リサーチアソシエイト 2000年 東京大学医科学研究所ゲノム構造解析分野、助手 2004年 東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授 2013年-現在 東京大学大学大学院新領域創成科学研究科 教授 |
定員
リアル会場100名
*リアル会場は先着100名様となります。
*講演終了後、リアル会場のみ名刺交換会の時間を設けます。
*国からの要請あるいは新型コロナウイルス感染拡大状況等の理由から、リアル会場での開催を中止する場合があります。その場合は、リアル会場にお申し込みの方もウェビナーをご視聴ください。また、状況により一部登壇者がオンラインでの登壇になる可能性がございます。
オンライン会場1000名
参加方法
・リアル会場にお申込みをされた方は当日会場にお越しください。
・オンライン会場はZoomウェビナーを使用します。事前に参加登録をお済ませください。
・参加申込後にメールにて視聴URLをお知らせいたします。(専用URLとなりますので、他者との共有はお控えください)
・ウェビナーの操作方法等はご自身で事前にご確認をお願いいたします。
参加費
無料(要事前登録)
主催
主催:一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)
共催:東京大学統合ゲノム医科学情報連携研究機構
後援:一般社団法人ゲノムテクノロジー研究会