東北大学ではオープンイノベーション事業戦略機構の創設を機に、企業と大学の共創のきっかけを提供する場として、「東北大学Research Showcase」を新設し、本学の研究リソースを紹介しています。
今回は、創薬×放射光技術に着目し、本学キャンパス内に設立された第四世代放射光施設“NanoTerasu”のタンパク質結晶構造解析実験ステーションやAMED/BINDSの取り組みについてご紹介します。創薬研究への構造情報の活用について提案するとともに、企業との連携の可能性についても議論します。
プログラム
第四世代放射光NanoTerasuでは、その光源性能を活かして生命科学研究分野においても利活用が進んでいます。特に、今年度後半よりタンパク質結晶構造解析実験ステーション(MX-ES)の運用開始が予定されています。
今回の発表では、最初にMX-ESでどのような測定が可能か、現在の進捗と共にご紹介します。次にMX-ESの測定支援を行う先端生体高分子構造研究センターについてご紹介します。最後にAMED/BINDSプロジェクトについてご紹介します。
AMED/BINDSでは、放射光施設のX線結晶構造解析を中心にX線自由電子レーザー、クライオ電顕等の多様な構造解析技術を駆使した「相関構造解析」により、創薬研究や生命機能研究に向けた統合的な構造解析支援と各構造解析技術の高度化に取組んでいます。本ウェビナーでは、NanoTerasuの創薬研究への活用の可能性を提案するとともに、企業との連携の可能性についても議論します。
●18:00-18:05 はじめに
武田 全弘 氏
(東北大学 オープンイノベーション事業戦略機構 特任教授)
●18:05-18:20
『創薬研究を加速するNanoTerasuタンパク質結晶構造解析実験ステーション』
山田 悠介 氏
(東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター(SRIS) 准教授)
●18:20-18:35
『先端生体高分子構造研究センターのMX測定支援』
南後 恵理子 氏
(東北大学多元物質科学研究所量子ビーム構造生物化学研究分野/SRIS 教授)
●18:35-18:50
『AMED/BINDSプロジェクトによる構造解析支援』
山本 雅貴 氏
(理化学研究所放射光科学研究センター 部門長
東北大学 研究推進部ナノテラス共創推進課 特任教授(客員))
●18:50-19:10 Discussion
■東北大学ResearchShowcase vol.1~vol.8の映像アーカイブ配信しております。
↓詳しくはコチラ
https://oi.tohoku.ac.jp/movie/rs.html
参加費
無料 ※事前登録が必要です
お問い合わせ先
東北大学オープンイノベーション事業戦略機構 担当:武田、大島
Mail:oi-event@grp.tohoku.ac.jp