ベーカーマッケンジーでは、来る2018年12月13日(木)に、「パテントクリフと法的諸問題・実務上の対応」と題した勉強会を開催する運びとなりました。
言うまでもなく、パテントクリフへの対応は先発医薬品メーカーである製薬会社にとって事業上極めて大きな影響があり、特許の満了を見据えて適切な対応を取ることが必要となります。このようなパテントクリフとそれに対する対応を法的観点からみると、特許法のほか、薬事関連の規制法、競争法等、複数の法律分野にまたがる問題となり、米欧中では日々、法令改正、新判例・実務の進展が見られる分野であります。しかも、いわゆるパテントリンケージに関しましては、主要各国で法制度が異なっており、この点を対応・対策を考察する際に理解しておく必要があります。
そこで、この度、これらの各国での最新情報をお届けするとともに、パテントクリフへの現実的な対応につき議論をさせていただく機会を設けさせていただきました。
本勉強会では、ライフサイクル・マネジメントの基本的な対応のみならず、①パテント・リンケージ、②プロダクト・ホッピング、③オーソライズド・ジェネリック、④リバース・ペイメント、⑤ディスパレジメントといった重要論点について、最新情報を提供させていただきます。
そのため、北米、欧州及びアジア・パシフィック地域からこの分野を専門とする弁護士をスピーカーとして招へいし、パテントクリフとそれに対する対応をめぐる近時の動向、法的課題及び最新の議論を整理した上で、国内外での実務上の対応について議論します。
日時: 2018年12月13日(木)14:00~17:00(受付開始:13:30)
日本橋ライフサイエンスハブ(室町ちばぎん三井ビルディング8階)A会議室
(外部サイトが開きます)
プログラム
時間 | 内容 | |
2:00 pm - 2:10 pm | 開会のご挨拶 | 乘越秀夫(東京) |
2:10 pm - 3:10 pm | セッション 1 日本、北米、EU 及び中国におけるパテントリンケージ及び後発医薬品を対象とする特許紛争の概要 ・後発医薬品の承認手続の概要 ・パテントリンケージの採否とその概要 ・ジェネリック医薬品を対象とする特許紛争の概観 ・特許紛争の中での競争法上の問題点の概要 |
松本慶 (東京) Kamleh Nicola (トロント) Fiona Carlin (ブリュッセル) Isabella Liu (香港) |
3:10 pm - 3:40 pm | コーヒーブレイク | |
3:40 pm - 4:50 pm | セッション 2 パネルディスカッション: パテントクリフに対する先発医薬品メーカーの具体的対応・対策-主要各国の実務を踏まえて- ・ 特許戦略-ライフサイクルマネジメント- ・特許権侵害訴訟の提起と和解、競争法上の問題点 ・プロダクト・ホッピング ・ いわゆる Authorized Generic について ・ Disparagement の現実 ・その他対策等 |
パネリスト: 松本慶 (東京) Kamleh Nicola (トロント) Fiona Carlin (ブリュッセル) Isabella Liu (香港) モデレーター: 西垣建剛 (東京) |
4:50 pm - 5:00 pm | Q&A |
言語
日本語/英語(※同時通訳が入ります)
参加費
無料
主催
ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)
お問い合わせ先
email:seminar.tokyo@bakermckenzie.com