第4次産業革命とされるSociety5.0構想では、常時接合したビッグデータから人工知能(AI)が情報を抽出し、リアルタイム予防健診や最適治療促進などの利益を享受できる社会を目指しています。得られるデータソースは多様化し、ウェアラブル機器はネット(IoT)を介して,バイタルサインや睡眠リズムだけでなく、運動や生活習慣もデータとして統合することが可能になります。すでに様々なプラットフォームが構築段階にあり、「未病」データから疾患の発症・進行を予測することができれば、将来は病気の治療ではなく「病気を予防する価値」が、より重要になるのかもしれません。さらには、デジタルトランスフォーメーションを含めた次世代技術で医師・医療スタッフの負担を削減することができれば、「持続可能な医療体制への貢献」という価値についても議論する必要があるのではないでしょうか。
製薬会社においては現在、HEORが観察研究やリアルワールドデータからエビデンスを創出する研究活動を担っています。また、HEORはHTA(HealthTechnology Assessment)での薬価調整に用いる費用効果分析の管轄であることもあります。さらに、変革するヘルスケア社会では、価値の多様化とデジタル技術の進展に伴って、HEORがより早期段階から臨床開発や創薬研究部門と緊密に連携する役割も期待されるでしょう。
そこで、今回のワークショップでは、変容するヘルスケアの将来像をマクロ/ミクロな視点からとらえ、製薬産業の課題と、HEORのあるべき方向性について考える機会を設定いたしました。医薬品・医療機器企業のHEOR、臨床開発、薬事、薬価担当の方、製薬企業と協働されているアカデミアの方、政府関係者など、一人でも多くの皆様のご参加をお待ちしています。
※半日(午後)・WEB開催になり、どなたにもお申込みいただきやすくなりました!ぜひ、ご参加をご検討ください!!
※10月26日まで早期割引価格あり。奮ってお申し込みください!!
プログラム
※こちらはワークショップの中で行うチャッティングセッションのご案内です!
参加費
※参加申込書をご参照ください。
定員
※80名程度
主催
一般社団法人 ディー・アイ・エー・ジャパン