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イベントレポート

第7回プレコンセプションケア・オープンセミナー "性"と妊娠・出産における光と影-世界のプレコンセプションケアを知る vol.2(2/17)

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2022217日(木)にオンライン配信で第7回プレコンセプションケア・オープンセミナー""と妊娠・出産における光と影-「世界のプレコンセプションケアを知る」vol.2を開催しました。(主催:国立成育医療研究センター、共催:LINK-J、国立研究開発法人日本科学技術振興機構(JST)共創の場形成支援プログラム 『食と健康の達人』拠点 (北大COI)

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ウェビナーアーカイブ視聴はこちらから 

プレコンセプションケアは、世界保健機関により「妊娠前の女性とカップルに医学的・行動学的・社会的な保健介入を行うこと」と定義され、赤ちゃんを授かる以前から対象者の健康状態を改善し、母子健康アウトカムに影響しうる行動や個人的・環境要因を減らすことで、短期的・長期的な母子の健康を改善することが目的です。しかし、日本では様々な要因から、プレコンセプションケアがすすんでいるとは言い難い状況です。そこで、国立成育医療研究センターは、プレコンセプションケア推進を目的とし、2015年に日本で初めてのプレコンセプションケアセンターを設立しました。

今回は、プレコンセプションケア・オープンセミナーの第7回目として、3回シリーズのWebinarを開催し、日本の課題を深堀りし、海外先進事例をご紹介するとともに、今後の方向性を議論して、日本のプレコンセプションケアの底上げを図ります。Vol.2では、世界の好事例としてオランダとアメリカの事例が紹介されました。

最初に国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター母性内科の荒田 尚子先生よりOpening remarksとして「シリーズ第1回総括」をお話頂き、続いてエラスムス大学ペリコンセプション疫学・産科婦人科 教授 Régine PM Steegers-Theunissen先生より「オランダにおけるプレコンセプションケア推進の軌跡とmHealthの役割」、スタンフォード大学医学部Primary Care and Population Health/国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター母性内科 プレコンセプションケアセンター 三戸 麻子先生より「プレコンセプションケア推進における米国のとりくみ」にご講演いただきました。日本の話題として、聖路加国際大学大学院 教授 大田 えりか先生より「日本の現状や取り組みについて」、筑波大学 医学医療系地域総合診療医学講座 助教/笠間市立病院 副院長 稲葉 崇先生より「茨城県笠間市のとりくみ」についてそれぞれご講演頂きました。また各講師のご講演後に、国立成育医療研究センター企画戦略局 広報企画室の村上幸司様と同センター周産期・母性診療センター母性内科の岡崎 有香先生をモデレーターとしてパネルディスカッションが行われ、オランダの取り組みに対する具体的な質問や、日本で展開する際の工夫などが話し合われました。

ご視聴頂いた皆様、誠にありがとうございました。


アーカイブにてイベントの模様を公開しております。ぜひURLリンクよりご覧ください。こちら
LINK-Jでは今後も国立成育医療研究センターと共にシリーズで「第7回プレコンセプションケア・オープンセミナーvol.2-3」を開催していきます。奮ってご参加ください!

  • シリーズ第3回 「世界」を踏まえた日本の未来と取り組み 2022314日(月) こちら

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