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イベントレポート

『東大 藤田誠研 柏の葉で加速させるオープンイノベーションの取組』第25回LINK-Jオンライン・ネットワーキング・トークを開催(4/18)

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2022年2月に「三井リンクラボ柏の葉1」がオープンし、ここに研究拠点FS CREATIONを開設された藤田誠卓越教授から、分子構造解析研究や企業とのコラボレーションに関して、2022年4月18日(月)にオンラインにて情報発信を行いました。当日は、276名の方にご視聴いただき、多数のご質問とご参加、誠にありがとうございました。

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研究拠点FS CREATION内にて撮影

本イベントのアーカイブ動画はこちらからご登録いただくことにより、ご視聴いただけます。(2022年8月10日まで)

オープンイノベーションにおけるコロンブスの卵:「はじめに場所ありき」
藤田誠 氏(東京大学 大学院工学系研究科応用化学専攻 卓越教授)

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藤田教授からは下記の項目に沿って、研究概要からラボ開設に至る経緯についてご紹介頂きました。
(1) 学術基盤:自己組織化
(2) 技術基盤:結晶スポンジ法
(3) 社会連携講座
(4) 東京大学卓越教授(よもやの展開①)
(5) 第Ⅱ期社会連携講座(結合分子構造解析)(よもやの展開②)
(6) リンクラボ(よもやの展開③)
(7) はじめに場所ありき(よもやの展開④)
(8) 島津製作所-日本電子-リガク 合同ラボ(よもやの展開⑤)
(9) 分子科学研究所 東京分室
(10) 研究計画1:フェムトグラム分子構造解析
(11) 研究計画2:空間補捉によるタンパク質構造解析
(12) 将来構想(よもやの展開⑥)

東京大学社会連携講座「統合分子構造解析講座」のとりくみ
佐藤 宗太 氏(東京大学 大学院工学系研究科応用化学専攻 社会連携講座「統合分子構造解析講座」特任教授)

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佐藤先生からは結晶スポンジの法に関してかみ砕いて解説いただき、現在取り組まれている社会連携講座を通した産学連携についてご紹介頂きました。東京大学社会連携講座は、公共性の高い共通の課題について、本学と共同して研究を実施しようとする民間等外部の機関から受け入れる経費等を活用して設置される講座です。2020年からは、20社とともに活動を活発化しており、産業界への技術導出の例などを示されました。
「FS CREATION」ラボ内に、核磁気共鳴装置(NMR)、X線回折装置(XED)、質量分析計(MS)、卓上電子顕微鏡(SEM)など、分子構造解析を行う上で必要な装置やデータ統合のためのシステムを導入した、島津製作所、日本電子、リガクの3社から、共同研究にて目指す所についてお話し頂きました。

社会実装のための統合構造解析プラットフォームの構築
荒川清美 氏(株式会社島津製作所 分析計測事業部 グローバルアプリケーション開発センター センター長)

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液体クロマトグラフと質量分析計の技術をベースに結晶スポンジ法の社会実装を目指す

柏の葉で加速させるオープンイノベーションの取り組み
杉沢寿志 氏(日本電子株式会社 オープンイノベーション推進室長)

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人材育成や、新規ソリューションの実現、ネットワーク構築、イノベーションの創出を目指す

結晶スポンジ法による分子の可視化ソリューションのグローバル展開
神田浩幸 氏(株式会社リガク X線機器事業部 副事業部長兼 SBU ROD(単結晶構造解析) 戦略ビジネスユニットマネージャー )

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単結晶構造解析の重要性と結晶スポンジ法を気軽に扱える分析技術を目指す。

パネルディスカッションでは、上記登壇者に加え、東京大学の理事・副学長であり国際オープンイノベーション機構の機構長でもある大久保達也先生、三井不動産(株)の山下和則氏、LINK-J曽山を加え、産学連携を取り巻く現状と課題について、議論を展開しました。

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