2022年6月9日、米国マサチューセッツ州ボストンにて、BBH x LINK-J Night @Bostonが開催されました。
Boston Biotech Hub（BBH）は、世界のライフサイエンス・エコシステムをリードするボストンにてバイオテックに関わる活動をしている日本人コミュニティであり、製薬企業・スタートアップ・アカデミア・弁護士・コンサルタント等多様なメンバーから構成されています。
今回LINK-Jは、ボストンにおけるライフサイエンス・イノベーションエコシステムの最新状況を把握するとともに、日本とボストンとの人的なネットワークを更に強固にしていくことを目的として、BBHとLINK-Jの交流会を初開催しました。
始めにBBH（寒原裕登氏、加藤愛子氏）およびLINK-J （高橋俊一事務局長、塩谷崇事務局次長）より、挨拶と各組織の紹介が行われた後、各テーブルで参加者による活発な議論が行われました。イベントにはJETRO（日本貿易振興機構）NYの高橋英行次長、LINK-JサポーターでもあるKicker Venturesの清峰正志氏にもご参加いただき、ライフサイエンス・エコシステムの最前線の動向を共有いただきました。
ボストンにおいては、アカデミア・スタートアップ・投資家・行政機関・アドバイザー・中小大手の製薬企業等による成熟したエコシステムが構築され、さらに日々拡大を続けています。イベントは大変活気にあふれ、日本とボストンの間での連携施策案等も含めて、予定していた終了時刻を経過しても議論が熱を帯びる、非常に有意義な交流会となりました。
- BBH幹事 寒原裕登氏（Atlas Venture NewCo, Principal Scientist）
「BBHは2017年から活動を開始し、現在約190名のメンバーが参加する在ボストン日本人コミュニティです。ボストンではいくつかの日本人コミュニティがありますが、BBHはバイオテック産業に興味があれば業種、業態などに縛られず多様なメンバーを受け入れているという特徴があります。主な活動として定期的な交流会を実施しており、今回で29回目となります。コロナ禍において交流会はオンラインで継続していましたが、今年4月に２年ぶりにリアルで開催。今回はリアル交流会再開後２度目のイベントとなります。今回LINK-Jと共催で交流会ができたことを大変うれしく思います。今後も日本とボストンとの懸け橋となるべく、交流できればと思います。」
- LINK-J 高橋事務局長
「今回のイベントでは、ボストンで活躍している皆さんから生の声を聞くことができました。日系企業を含む多くのライフサイエンス関連企業がボストンに注目していることを再確認するとともに、日本とボストンを繋ぐネットワーク構築への大変良い機会になったと思います。今後もLINK-Jは、日本でのエコシステム構築に加えて、世界のライフサイエンスクラスターとのあらゆる階層でのコミュニティ作りに励んでいきたいと考えています。」
