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イベントレポート

「LINK-J×産業技術総合研究所 革新的なものづくり サステナブルな社会を目指して ~バイオものづくりでライフサイエンスの可能性を探る~」を開催(8/26)

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2024年8月26日(月)、 LINK-J は「LINK-J×産業技術総合研究所 革新的なものづくり サステナブルな社会を目指して ~バイオものづくりでライフサイエンスの可能性を探る~」を日本橋ライフサイエンスハブ、オンラインにて開催しました。

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LINK-JのYouTubeチャンネルでアーカイブ動画を公開しています。

登壇者

森田 友岳氏(国研)産業技術総合研究所 機能化学研究部門/総括研究主幹
齊藤 隆夫氏 株式会社iFactory 代表取締役社長
北本 大氏 株式会社AIST Solutions プロデュース事業本部 統括事業プロデューサ
津嶋 辰郎氏 株式会社INDEE Japan 代表取締役マネージングディレクター
三枝 寛 LINK-J 常務理事/三井不動産フェロー イノベーション担当

講演

事業共創バイオものづくり~バイオ製品の普及を目指して~

森田 友岳氏(国研)産業技術総合研究所 機能化学研究部門/総括研究主幹

産業のバイオ化は環境・経済・社会を巻き込んだ世界的な流れとなっています。バイオものづくりは、バイオ資源(原料、遺伝子、酵素など)の特性を活かして様々な素材を「うまくつくり」、構造・機能解析や材料化技術を通じて「うまくつかう」ことで、バイオベース化学品の開発・普及を目指す複合的な技術です。「うまくつくる」と「うまくつかう」の技術開発を両輪で進めるためには、バイオテクノロジーと有機・高分子化学、分析化学、化学工学などの技術融合が不可欠です。産業技術総合研究所機能化学研究部門では、これらの技術を社会実装し、バイオ製品を普及拡大していくため、企業との共創によるバイオものづくり事業の育成・発展を目指しています。本講演では、「事業共創」バイオものづくりの成功例として、バイオサーファクタント(バイオ界面活性剤)の開発にフォーカスし、実際に行った企業連携の事例をもとに社会実装までの取り組みについて紹介いただきました。

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iFactoryが創る医薬品全自動連続生産のリアルと未来構想図 Ⅱ

齊藤 隆夫氏 株式会社iFactory 代表取締役社長

NEDO 事業において、再構成可能なモジュール型医薬品連続製造設備「iFactory®」は、8 時間以上の全自動連続生産実証試験に成功しました。バッチ生産に比べ 8 割以上のエネルギー削減効果が立証され、医薬品のオンデマンド生産に向けて、大きな一歩を踏み出しました。株式会社 iFactory では、「iFactory®」の商用化に向けた開発を進め、分散化、クローン・モジュール化、オンデマンド、遠隔地からの完全リモートによる現地無人運転化、製剤工程との連結(End to End)といった機能追加を目指すほか、技術立国日本の復活を目指し、今後も社会課題の解としての在り方を追求します。本講演では、リアルな現状とこの先の未来構想図IIのお話をしていただきました。

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パネルディスカッション/Q&A

モデレーター:
津嶋 辰郎氏 株式会社INDEE Japan 代表取締役マネージングディレクター
パネリスト:
森田 友岳氏 (国研)産業技術総合研究所 機能化学研究部門/総括研究主幹
齊藤 隆夫氏 株式会社iFactory 代表取締役社長
北本 大氏 株式会社AIST Solutions プロデュース事業本部 統括事業プロデューサ

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開催後は、リアル会場限定で会場参加者の皆様と登壇者のネットワーキングがおこなわれました。

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挨拶:三枝 寛 LINK-J 常務理事/三井不動産フェロー イノベーション担当

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ネットワーキングは、参加者や登壇者同士の交流が活発に行われ非常に盛況な時間となりました。参加者からは「バイオ、ケミカルの製品開発やモノづくりの将来を期待できると改めて感じた」「未知の業界の事業スタイルを知ることができて非常に興味深かった」等のご意見をいただきました。

オンライン、会場を含めて約250人の方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様誠にありがとうございました。

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