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【2019 SCOOP 採択チーム紹介】人と医療の研究室 Student Group 

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人と医療の研究室Student Group

項目 内容
チーム概要     私たちは、医療・健康・人間とはなにか、という根源的な問いを扱う新規研究グループの学生部会として集まりました。今回、私たちが注目したテーマは、医療の重要な要素の一つである「患者-医療者コミュニケーション」です。この観点から、市民に開かれた医療と医療者教育について検討したいと考えています。
本活動で扱う「患者向け医療情報提供パンフレット」とは、口頭の説明のみでは患者さんが理解・記憶することが難しいような医療情報を文書として手渡すもののことです。例えば、「1. 〇〇、2. △△、3. ××の症状があった際には再診して下さい」というような内容を分かりやすくまとめたものなどを指します。
目的     活動の目的は以下の2点です。
1. 患者-医療者間の医療・医学についての理解のギャップ、「情報の非対称性」について学ぶ。それに対するアプローチ方法として本活動の内容を検討し、発表する。
2. 医療者教育における「職業訓練校」および「大学」の二つの側面に注目し、最適解がない、あるいは複数ある、という後者の性質を持つ教育プログラムの一案として本活動を提案する。
実施内容     以下の過程で「患者向け医療情報提供パンフレット」を作成します。
1. 医療系学部学生や研修医などにより、一般市民との医療に関する知識のギャップを強く感じた事例を持ち寄り、議論する。
2. 上の議論の中で、文書化されたパンフレットがあれば患者-医療者コミュニケーションに役立ちそうだと思われる疾患やトピックを選定する。
3. そのテーマについて、イラストや言葉の選び方など、どのような表現方法を用いることがより効果的か検討する。
4. パンフレットを作成し、テーマに応じて専門家にチェックを受ける。
5. 上のすべての過程をまとめ、学びを分析する。
6. 所属長の許可を得た医療施設で実際にパンフレットを配布し、その所感をまとめる。
※配布した際の効果検証については次の段階として活動が進めば検討する。
今後の課題    1. 先行事例の調査が現段階では不十分である点。
2. パンフレットの内容の妥当性を担保する方法を検討中である点。
(専門家によるチェックなどを検討しています。)

本プロジェクトの各チームの進捗について、SCOOP専用Facebookにて報告していきます。今後の活動にご期待ください。

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