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【2021SCOOP 採択チーム紹介】旭川フレイルプロジェクト

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旭川フレイルプロジェクト

項目 内容
チーム概要     旭川フレイルプロジェクトは、旭川医科大学の医学部生で構成され、地域高齢者のフレイル(虚弱)対策のため、カフェイベントの開催、コミュニティラジオでのラジオ放送などに取り組んできました。
今回、このご支援をいただきながら、新たに高齢者向けフリーペーパー「晴れのち旭川」の作成と、継続するための仕組みづくりに取り組んでいこうと考えています。
目的     私たちがこれまでの活動において高齢者の方と関わってきた中で、なにか趣味を持っていることや、その趣味を通して交流のある高齢者は生き生きとしている人が多いと感じました。一方で、私たちの活動する旭川市は外出の機会がほとんどなく、地域包括支援センターで把握することも難しい高齢者もいる、という問題も抱えています。私たちは今回の情報誌で地域の高齢者が新しい趣味や友人を見つけて晴れ晴れとした気持ちで外に出向いてほしいという想いを持っています。また、私たち自身が作成を通して地域の方々と交流を図っていき、フレイルという概念の普及と、旭川市が抱える問題の抽出や解決策の実行を試み、、更なる地域への理解を深めていきたいと考えています。
 今年度予定している「フリーペーパーの発行」は、高齢者の生活により身近な事業であり、手元に残ることで繰り返し読め、フレイル予防に有効な手段であると考えられます。またその作成過程を通して、高齢者の方々の地域での活動実態に迫り、コロナ禍での趣味や団体活動における課題が明らかになることが期待でき、今後の地域でのフレイル予防対策に有効な知見が得られるという意義があると私たちは考えます。
実施内容     地域高齢者の生活不活発解消のため、フリーペーパーの発行・配布を行います。フリーペーパーの主な内容は2つあります。1つ目は「散歩コースの紹介」です。この紹介では、地域の散歩コースの地図とともに歩くことで見られる景色や植物の写真などを掲載します。2つ目は「趣味の紹介」です。この紹介は、実際に地域で活動する団体・個人へのインタビューを行い、実際の写真も交えて紹介することで参加を促します。配布する際はA4表裏カラー印刷で1枚程度のボリュームとし、期間内に3回程度印刷する予定です。
 次に記事内容の作成についてです。感染防止の観点から、直接高齢者の方と対面して話すことが難しい状況を踏まえ、「リモートインタビュー」の実施を検討しています。これは、公民館の会議室等を借用してインターネットに接続したタブレット端末を設置し、離れたところにいるプロジェクトメンバーとの対話を行うものです。感染防止に配慮しつつ、電子機器等の扱いに不慣れな高齢者の方々の参加のハードルを下げるための試みで、雑誌発行のための情報収集のみならず、高齢者の方の外出や楽しみの機会に繋げたいと考えています。
最後に、印刷したフリーペーパーは、地域包括支援センターなど地域の関係者を通じた配布(各所への設置、町内会回覧板)を行い、可能な範囲でフィードバックを集めようと考えています。
今後の課題    「フィードバックの回収方法」と「事業を続けるための仕組みづくり」の2点が課題だと考えます。
 まずフィードバックの回収方法について、事業を"やりっぱなし"にしないため、成果を確認する方法を検討しています。フリーペーパー内に返信用はがきを設けて気軽に返信できるようにすることと、事業への意見・感想を寄せていただいた方への返礼品を設定することを考えています。フィードバックを踏まえて、フリーペーパーの内容を検討していきたいと思います。
 また事業継続には資金が必要であり、今回の助成金が無くとも継続できるようにするため、フリーペーパーへの広告の設定と協賛の依頼を検討していきたいと考えています。
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