| 項目 |
内容 |
| プロジェクトの目的 |
企業での風疹啓発活動とワクチン接種を実行する |
| チーム概要 |
私たちは、風疹をなくしたいと切に願う「総合診療医」、「産婦人科医」、「小児科医」の先生や看護師さんなどの医療従事者と、デザイナーや実際に企業で働いている会社員などの非医療従事者が風疹の流行をとめるために協力してできたプロジェクトチームです。 今回の私たちのミッションは、東京で流行している風疹をとめることです。 |
| チームメンバー |
【代表】西澤俊紀 聖路加国際病院 一般内科 |
| 富田 詩織 聖路加国際病院 一般内科 |
| 小林 遼 国立精神神経医療センター 精神科 |
| 鮫島 舞 昭和大学 小児科 |
| 梅田 智樹 JR東京総合病院 研修医 |
| 橋川 有里 聖カタリナ病院 一般内科 |
| 柴田 綾子 淀川キリスト病院 産婦人科 |
| 瀧口希望 瀧口希望事務所 |
| 当初の計画 |
2019年7月~9月 風疹撲滅に協力的な企業を探す(SNS等でPR、チラシを使った宣伝) 9月~10月 職場や街で風疹啓発活動を行う (東京都以外の場合は、自治体や企業へクラフトタグを郵送) また従業員に風疹ワクチン接種に積極的な企業と協力して、職場で風疹ワクチン接種を行う(巡回診療計画書の提出、MRワクチンを確保)、上記の活動をNHKと協力してテレビで放送予定。 11月 風疹啓発活動のレポート作成 12月 学会発表提出用意 2020年5月 日本プライマリケア学会にて活動報告として発表 6月プロジェクト報告会にてこれまでの活動と風疹対策優良企業を発表
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| 2019年11月までの取組 |
2019年8月、9月渋谷区渋谷川付近にてサラリーマンへ風疹啓発 2019年10月株式会社ロフトワークに集団ワクチン接種を実施 2019年10月中央区福祉まつりに風疹ワゴン出店 2019年11月絵本作成(下絵完成)
メディア記事 企業でのMR(麻しん風しん)ワクチン接種を普及させたい!ストップ風疹ワゴンプロジェクトがクラウドファンディングを開始 (2019.5.15 PR TIMES) 未来の赤ちゃんの先天性風疹症候群を予防する人は、オフィスで働くあなただ! (2019.6.13 100BANCH) 病気の人もそうでない人も「いい人生だった」と思える世界を実現するまで (2019.9.26 100BANCH)
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| 振り返り |
当初より予定していた「街での風疹啓発活動」と「企業でのワクチン接種」を実行することができた。 街での風疹啓発は、合計500名前後のサラリーマンの方に風疹啓発用のクラフトタグを配り、風疹のお話をすることができた。 企業でのワクチン接種に関しては、院外ワクチン接種に行く医療機関とワクチン接種を希望される企業との仲介をすることができた。 西澤の所属している医療機関(聖路加国際病院)では麻疹風疹ワクチンの院外接種が初めての試みであったので、保健所へ巡回診療実施の届け出を始め、ワクチンの確保など、事務や薬剤部に企画の提案を行い、院長の許可を頂き、ワクチンの院外接種を実際に実行することができた。 接種を希望された企業は、中小企業のため常駐する保健師や産業医などがいらっしゃらない環境であったが、一般の担当者に人数やスケジュール、場所の調整をしていただいた。またワクチン接種前にワクチン接種を受けることの重要性を社員に啓蒙した。 初めての試みであったので、院外ワクチン接種を実行するまでのハードルが高かったが、一度実行をすると手順や作業がわかったので、これをパッケージ化して他の地域の医療機関や企業に提供することで、全国にこの活動を普及できると考えられた。
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| 今後の計画 |
・実際に企業でワクチン接種を受けた職員がどのような背景(医療機関受診歴、風疹、先天性風疹症候群の事前知識)があるか、何が企業でワクチン接種を受ける動機となったか、をアンケート形式で調査する。
・企業健診でのクーポン券利用やワクチン接種を行う医療機関の地域の規制が緩和されたので、どの企業でも40歳以上の男性の企業健診に風疹抗体検査を取り入れていただき、抗体が低かった人や接種を希望された方への企業でのワクチン接種までをスムーズな流れに説明できるようにしてパッケージ化したい。
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