日本神経学会は、神経疾患に対する創薬トランスレーショナルリサーチの教育プログラムとして、同学会の将来構想委員会の主催にて、2018 年度より毎年度、産官学からの広い参加者を募って創薬スクールを開催し、また関連するシンポジウムを日本神経学会学術大会においても行ってきました。
これらの教育機会では、創薬の実例紹介に加え、オープンイノベーション、知的財産、利益相反、医療系ベンチャーなどの基礎知識の教育講演、グローバル創薬の方向性についての特別講演、創薬に係るホットな話題についてのトピックス講演、神経疾患に対する創薬に向けた産官学連携のあり方をテーマとしたパネルディスカッション、またアカデミア発のシーズと企業のニーズをマッチングするためのワークショップ(創薬塾)を実施した。2019 年度までは対面にて開催し、参加者全員の自己紹介や名刺交換会、懇親会にて、参加者同士の交流を促進し、また2020 年度以降はオンライン開催として、毎回300 名を超えるご参加をいただいている。さらに、2021 年度以降の創薬スクールでは、同じく日本神経学会将来構想委員会が実施する「研究シーズの企業導出サポート事業」とリンクして、日本神経学会会員の持参するシーズ候補(学術研究の成果)をシーズとして育成する取り組みも実施しています。
第7 回となる今年度は、創薬に限定せず、実用化を目指すイノベーション全般に係る教育プログラムとして産官学の様々な立場からの参加を募り、ブラッシュアップした形で開催する。教育講演、日本神経学会会員のシーズ育成、トピックス講演の三部構成にて、神経疾患領域における日本発イノベーション推進を模索いたします。
プログラム
16:00~16:10
Opening Remarks横田隆徳 先生(東京科学大学 脳神経病態学分野 教授)
【教育講演】座長:勝野雅央 先生(名古屋大学 神経内科学 教授)
16:10~16:40
GNEミオパチーに対する治療薬アセノイラミン酸の開発
青木正志 先生(東北大学 神経内科学分野 教授)
16:40~17:00
米国でのPharmaceutical Physician としてのキャリア
原田陽平 先生(UCB Translational Medicine Director)
【シーズ育成プレゼンテーション】座長:永井義隆 先生(近畿大学 脳神経内科/ライフサイエンス研究所 教授)
17:05~17:50
日本神経学会員の持参するシーズ候補(学術研究の成果)をシーズとして育成する取り組みをご紹介します
【トピックス講演】座長:富田泰輔 先生(東京大学 薬学専攻薬学講座 教授)
17:55~18:15
認知症の治療法開発に向けた体液バイオマーカーの開発
堀江勘太 様(エーザイ株式会社 Discovery Concept Validationファンクション デピュティヘッド兼モレキュラープロファイリング部長)
18:15~18:35
レギュラトリーサイエンスの視点からみるイノベーション推進のポイント
佐久嶋研 先生(北海道大学病院 臨床研究開発センター 特任准教授・臨床研究開発センター長補佐)
18:35~18:55
ベンチャーキャピタルから見たスタートアップ成功の秘訣
宇佐美篤 様(株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)取締役・パートナー)
18:55~19:00
Closing Remarks勝野雅央 先生(名古屋大学 神経内科学 教授)
参加費
無料
主催
主催:日本神経学会
後援:日本医療研究開発機構(AMED)、医療系産学連携ネットワーク協議会(medU-net)、 日本製薬工業協会(JPMA)、 米国研究製薬工業協会(PhRMA)、 欧州製薬団体連合会(EFPIA)、 ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)
お問い合わせ先
株式会社プロコムインターナショナル
〒135-0063 東京都江東区有明3-6-11 TFTビル東館9階
TEL:03-5520-8822
E-mail:soyakuschool@procom-i.jp