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この度imecは、日本の再生医療及び細胞遺伝子治療分野のエコシステムを牽引しているLINK-J・RISE-A・JSRMと共催する形で上記シンポジウムを開催致します。本シンポジウムにおきましては、imecが培って参りましたデータドリブン、且つ自動化された、高精度なワークフローを持つ統合されたシステムを、日本の再生医療を代表される皆さまにご紹介申し上げます。
開催趣旨
再生医療、及び細胞治療分野における研究開発は、例えば生物学的なばらつき、製造拡大の難しさ、複雑化した細胞取扱手順、不完全な品質管理といった等、独自の課題に直面しております。これらの課題解決に向けて、私どもimecは半導体の専門知識を応用し、自動化、高精度化、再現性に優れた、シリコン基盤の技術解決策を研究、開発、製造の現場にグローバルに提供して参りました。
今般、私どもimecのシリコン基盤技術を、共催各位のお力添えを頂く形で、日本の再生医療及び細胞遺伝子治療の分野に従事されている皆さまに是非知って頂きたく存じます。
今回ご紹介するimecの基盤技術ポートフォリオは以下:
・ハイスループット、ラベルフリー、マルチマーカー選別を可能とするマイクロ流体及びフォトニックプラットフォームを用いた細胞分離コンセプト
・精緻な電気穿孔を可能とする高密度MEA
・細胞培養のリアルタイムモニタリングを目的とした統合マルチセンサーシステム
・DNA、RNA、タンパク質などを対象としたオンチップ分析法
・生きた細胞の品質管理のためのラベルフリー高解像度コンピューテショナルイメージング・システム、等
これらのモジュール化されたテクノロジーを、細胞分離・拡大フェーズに始まり、培養モニタリング、品質管理至るまで、再生医療及び細胞治療のワークフロー全体に取り込むことで、プロセスを標準化し、大量培養体制を立上げ、治療供給体制を速やかに確立することが出来ます。
今後imecとしましては業界パートナーと緊密に連携してカスタムソリューションを共同開発することで、私どものシリコン基盤技術がいかに再生医療分野における開発の精度、再現性、拡張性を高めることが出来るかをお示し出来ると考えております。
プログラム
| 時間 | 内容 |
| 14:00 | 受付開始 |
| 14:30-14:35 | 開会のご挨拶 カトリエン マレント, EVP & Chief Marketing and Communications Officer at imec |
| 14:35-15:15 | 開会の辞・主催者及び共催者代表挨拶 パトリック ヴァンデナミーレ,次期CEO of imec |
| 15:15-15:45 | 基調講演:「半導体技術の力をライフサイエンスに」 パルゥデシュパンデ Vice President R&D Life Sciences Technologies at imec |
| 15:45-16:15 | 特別講演:「AIの劇的進化とDNA合成~デザイン(設計)からビルド(合成)へのパワーシフト~」 Synplogen 代表取締役 社長 兼CEO 山本一彦 |
| 16:15-16:45 | 交流休憩 |
| 16:45-17:15 | 特別講演:「新しい治療のスタンダードへ-日本発の再生医療の実践とスケールアップ」 日本再生医療学会・佐賀大学 教授 中山 功一 |
| 17:15-17:45 | 一般講演:「シリコン基盤技術で再生医療を推進する」 オリビエ ヘンリProgram Director Life Sciences at imec |
| 17:45-18:15 | 一般講演:「グローバルテックリーダーの力を基盤にしたディープテック・ベンチャーエコシステムの構築」 オリビエ ルソー imec Venture Development Director |
| 18:15-18:20 | 閉会の辞 |
| 18:20-19:30 | ネットワーキングレセプション |
| 19:30 | 閉会 |
使用言語
英語
※同時通訳あり
今回の見どころ
この度ご用意させて頂いた午後のプログラムとネットワーキングレセプションに参加頂くことで、私どもの半導体基盤技術がどのように再生医療に変革をもたらし得るかを知って頂けるものと思います。ご注目頂きたい点としては以下:
・シリコン基盤技術が、再生医療及び細胞治療の製造ワークフローにおけるボトルネック(細胞分離・遺伝子導入・培養モニタリング・品質保証まで)にどのように対処できるか。
・標準化された再現性の高い製造工程の実現に向けて、概念実証を超えた量産体制に最適なモジュールを共同開発する上で、なぜimecが理想的なパートナーであるかについて。
・ナノエレクトロニクス、センサー統合、マイクロ流体工学、高度モニタリングにおけるimecの専門性がどのように独自の形で再生医療及び細胞治療に関わるイノベーションに貢献しうるかについて。
対象者
再生医療、細胞遺伝子治療、バイオ製造業界の関係者
スタートアップ及びアカデミアの研究開発に従事されている方
ヘルスケア、製薬、バイオテクノロジーの既存企業の研究開発に従事されている方
先進技術ポートフォリオや連携に関心を持つ投資家、VC、金融機関の関係者
バイオ製造自動化やリアルタイムモニタリングに関心を持つ研究開発に従事されている方
参加費
無料
定員
リアル会場:100名
主催
imec
共催
LINK-J、RISE-A、JSRM
お問い合わせ先
LINK-J
Email: contact@link-j.org